ノンプログラマーがVBA・GAS・Pythonなどのプログラミングスキルを身に着けるためのコミュニティ「ノンプログラマーのためのスキルアップ研究会」。
通称「ノンプロ研」は東京を中心に開催中ですが、2018/9/15大阪第一弾となる「ノンプログラマーのためのスキルアップ研究会&もくもく会 in 大阪」を開催しました!
主宰のタカハシノリアキさん(@ntakahashi0505)がほぼ運営してくださったのですが、ノンプロ研大阪の初期メンバーとして私テラド(@terashin1226)もお手伝いいたしました。
ご参加してくださったみなさん素敵な方ばかりで、とてもハートフルな会になりました。
運営の裏側含め、初開催されたノンプロ研大阪の様子をレポートいたします!
タカハシさんがToggeterもまとめてくださっていますので、こちらもぜひご覧ください。
それではいってみましょう!
ノンプロ研が大阪に初上陸した経緯
私テラドは当ブログで執筆はしていましたが、実はノンプロ研には参加していませんでした。
8月下旬、テラドが「ノンプロ研、楽しそう…」とボソっとツイートしたことからノンプロ研大阪の企画がスタートします。
タカハシさん「なるほど!ノンプロ研大阪やりません?」
こんなTwitter上のやり取りで、ぬるっとノンプロ研大阪の企画がスタート。
タカハシさんが「ChatWork Café大阪Vol.1」で来阪されるため、翌9/15にもくもく会からお試しではじめましょう!と決定、すぐイベントページを開設!と企画がどんどん進んでいき、あっという間に当日を迎えました。
いきなりのトラブル発生!?
会場は古いビルの1室。
Wi-Fiを確認したいが案内が見当たらない…会場のページを検索すると「osaka free Wi-Fi」と表記。
「あれ…?会場自体のWi-Fiじゃないんだ…」とじんわり嫌な予感が…。
そこにタカハシさんからチャットワークの通知。
「あれテラドさんいないっすね。さきに準備はじめちゃいますねー」
!?
はい、まさかの会場を間違えました。同じビルに2つ貸し会議室が入っていて、違うほうに入ってました…。
「いきなりやっちまった…仕切り直して頑張ろう!」と思っていた矢先
「プロジェクターの電源コードがない…!!!!!」
タカハシさんが電話すると担当者の方は「買っていきます!」とのこと。間にあうのか…。
「ん…?そういえば間違えて入った会議室にプロジェクターありました…!」
すぐにそのプロジェクターを使用することに(そのためだけに会議室を予約していただきました)。
バタバタしましたが、ノンプロ研大阪なんとかスタートしました…!
プログラム内容
ノンプログラマーがプログラミングを学ぶべき理由とハードル
なんと7名もの方がご参加してくださいました!
ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました!
タカハシさんによる「ノンプログラマーがプログラミングを学ぶべき理由とハードル」の講座スタートです!
孤独な人たちの集まり、それがノンプロ研。
プログラミングで仕事を効率化するのは良いことに思えますが、いざ職場でプログラミングを推進しようとすると変化を望まない人が現れ、効率化できない、そして学習意欲がそがれてしまう…。
そんな状況で学習習慣を保つのは大変、それがノンプログラマーのハードルです。
孤独なノンプログラマーが学習を続け、価値ある人材になるためにのコミュニティ、それがノンプロ研です。
ノンプログラマーこそ最強!
落合陽一さんと堀江貴文さんの共著「10年後の仕事図鑑」の中でプログラマーも消えていく仕事として紹介されているとタカハシさん。
あれ?
ノンプロ研が学ぼうとしているのはプログラミング…え!?その価値がなくなるってこと?
そうではありません。
2020年にプログラミング学習が必修化されることが話題ですが、誰もがプログラミングを学ぶようになるとプログラミング自体は普遍的な技術として価値が下がってしまうのです。
しかしあるノウハウを持った人がさらにプログラミングを覚えれば、希少価値のある人材になれます。
ノンプログラマーがプログラミングを学ぶ、そのこと自体に大きな価値があるんです。
ノンプロ研のモットー:教えることは二度学ぶこと
アウトプットすることで学習効率が高まることは脳科学的にも明らかになっています。
オンラインでノンプロ研の仲間とつながり課題に一緒に取り組んだり、LT・もくもく会を通じてアウトプットしたり、得た知識をコミュニティにギブすることで学習を継続し自身の価値を高めていく、それがノンプロ研のモットーです。
LT大会
さっそくアウトプットの場、LT大会に移ります。必ずアウトプットの場とセットになっているのもノンプロ研の大きな特徴です!
テラドによるド緊張LT
AIが仕事をすることに「やったー!仕事しなくていいんだラッキー!」とはならず、なぜ人は「仕事を奪われる!」と表現するのか。少し前から悶々と考えていましたが、ノンプロ研に関わって見えてきた答えについてお話ししました。
その答えとは人は他者に価値を与えることで社会に認められたいという根源的な承認欲求を持っているからということ。
しかし日本の社会では会社に所属することが目的化し内に秘めた承認欲求が達成できていない、だからこそギブを主体としたノンプロ研に参加し、そして神経伝達物質のニューロンのように、1つのコミュニティだけではなく、いろんな会社やコミュニティを行き来して価値をギブしましょう!そんなお話しをしました。
LT自体は緊張&グダグダ…でしたが、みなさん暖かく見守ってくださりよい経験になりました。
スライドもシェアしておきます。
JAMSTORE松本裕美さんによるLT
広告制作会社JAMSTOREの松本裕美さんがLTしてくださいました!
JAMSTOREの素敵なホームページはこちらです。
元々ロングワーカーだった松本さん。ご出産されたことを機に働き方の変革を求められたそうです。
松本さんと同じように子育てなどで長時間働けないだけで力を発揮できずにいる人がたくさんいる。
そんな状況を打破するためJAMSTOREではRemottoというバックオフィス業務をリモートワークで請け負うサービスを開始。スタッフの9割が子育て中の主婦さんだそうです!
リモートワークは多くのITサービスを使って運営されていますが、経営者視点から見たときに既存のITツールの組み合わせだけでは効率化の限界が見えてきたとのこと。これ以上は過去の資産だけではやっていけない。
「まず経営陣がプログラミングを学ぶべき」
そんな思いから、ノンプロ研にご参加くださったとお話しくださいました。
もくもく会
LTが終わり、もくもく会の開始です!
各自が持ってきた課題を発表し、1時間ほど集中して作業に取り組み、結果を発表するという流れです。
Python、GASとチャットワークの連携、PowerShell、競技プログラミングの問題に挑戦とそれぞれ課題に取り組みました。
キーボードをたたく音だけ聞こえてくる…そんな集中したもくもく会でした。
またタカハシさんへの質問も多くあり、1つ1つ丁寧に、学習レベルにあったアドバイスをしてくださいました。
ノンプロ研大阪から学んだこと
ノンプロ研大阪で学んだこと、まずは会場選びには絶対下見が必要ということです!(笑)
タカハシさんが遠方のため会場選びはテラドがしたのですが、Web上に載っている情報が正しいとは限らず実物を目にしてはじめてわかる問題点もあります。
こうやって運営に携わることもアウトプットの1つであり、今回機会を与えてくださったタカハシさんには感謝しかありません。
また社内システム担当、学校教師、Web制作、広告制作と様々な職種の方がご参加してくださいましたが、みなさんプログラミングを学びたいけれど、ノンプログラマーが学べる場がなかったとお話してくださいました。また地方では学びあえるようなコミュニティもあまりないとのこと。
ノンプロ研を各地に広めていくことで、プログラミングで自分の価値を高めたい!という思いを持った方々の孤独を解消し、価値を高めあっていくことが可能だ!、そんな確信が得られた会になりました。
今後もノンプロ研大阪の活動にご期待ください!
ノンプロ研の詳しい活動はタカハシさんの記事に詳しく書かれていますので、ぜひご覧ください。
皆様のノンプロ研へのご参加をお待ちしております!
最後までお読みいただきありがとうございました!