みなさん、こんにちは!
タカハシ(@ntakahashi0505)です。
「ノンプログラマーのためのスキルアップ研究会」は、ノンプログラマーがプログラミングをはじめとするITスキルを学び合うコミュニティです。
このたび、2021/07/10から07/25までで開催される「技術書典11」にて、以下ノンプロ研初の技術同人誌を2冊販売することができました!
本記事、執筆は販売開始翌日の7/11ですが、いずれの書籍もたくさんの方にご購入いただいており、本当にうれしく思います。
今回は、技術書典11で販売したノンプロ研の技術同人誌2冊の紹介とその経緯についてお伝えしたいと思います。
では、行ってみましょう!
ノンプロ研の技術同人誌を紹介!
4,000円とPCだけで始められるマイコン入門
まずは、Hirocom777 さんによる、「4,000円とPCだけで始められるマイコン入門」について紹介します。
本来、わたしたちの身の回りには、たくさんのマイコンが存在していて、センサー、モニター、ブザーなどさまざまなデバイスを操作しているわけですが、その存在を意識することはあまりありません。
本書は、わずか4000円程度と手軽に購入できて、簡単にプログラミング&操作ができる初心者向けマイコンキット「Grove Beginner Kit For Arduino」を使って、マイコンのしくみとそのプログラミング操作を体験できるというものです。
私も本書を使いながら、LEDを点滅させたり、メロディを奏でたり、傾きを液晶に表示したり…いやぁ、実際にモノが動くというのは、なんとワクワクするものなんでしょうか!?
ぜひ、体験してみてください!
エクセルVBAerのためのOutlook VBA入門
つづいて、くのへ@OutlookVBAer さんによる、「エクセルVBAerのためのOutlook VBA入門」です。
これはもうその名のとおり、OutlookをVBAで操作するための手法を解説するVBAerのための入門書です。
なかなか情報がないんですよ…Outlook VBA。
なければ作ろうということで、執筆いただきました。
本書を使って以下のようなことが実現できます。
- 所定の⽂書の書かれた返信メール作成
- ボタン⼀つで⽇報⾃動作成
- ボタン⼀つで受信メールデータと添付資料を⼀瞬で保存
さっそく活用しちゃいましょう!
なぜノンプロ研で技術同人誌を出すことになったのか
さて、なぜノンプロ研で技術同人誌を出すことになったのか
さかのぼると、2020年10月のノンプロ研の定例会で「やる」と発表していたようです。
背景には、RPA、ノーコード/ローコード、モダンExcelなどノンプログラマー向けの技術がどんどん増える一方で、情報の供給が追いつかないという予測がありました。
そこで以下のように考えました。
Webだと短い記事が分散されているので、やや大きめの学習課題を超えるには、かなりハードルがあります。
一方で商業出版だと、執筆期間が長く、新技術や王道ではない分野は企画が通りづらいという性質があります。
そこで、技術同人誌であれば、そのちょうど間の隙間を埋められるのではないかと考えました。
一定以上のまとまったボリューム感の知識を、素早く・リスク少なくスピーディに提供する方法として、技術同人誌がドンピシャだったというわけです。
これを発端として、「技術ライティング講座」を新設し、その第1期の卒業生であるHirocom777さんと、くのへさんが、見事その期待に応えてくださいました。
本当に感慨深い…。
自分で書く上げるよりも何倍もうれしいものなんですね。
ノンプロ研の技術同人誌プロジェクトについて
ノンプロ研で技術同人誌を書くメリット
ノンプロ研で技術同人誌を書くメリットとしては以下のようなものがあります。
- 企画や執筆のサポートがある
- 編集をしてもらえる
- 印刷や装丁などのコストを負担してもらえる
正直、主宰である自分で言うのもなんですが、いたれりつくせりです。
ただ、本業が他にあり、時間も限られているノンプログラマーにとって、数十ページ以上を書き切るだけでも相当な努力が必要だと思います。
それをなんとかサポートしたいということです。
ノンプロ研で技術同人誌を書くためには
一方で、ノンプロ研で技術同人誌を書く条件として、以下のようなお願いをさせていただいています。
- ライティング講座を卒業すること
- ノンプログラマー向けの書籍であること
- 企画を提出いただきクリアすること
「ライティング講座」は、Twitter・ブログ・書籍といったさまざまな場所で技術的な文章を書くスキルと身につけていただくものです。
ノンプロ研講座史上もっとも過酷(?)といわれるほど、かなり濃ゆい内容になっており、執筆だけでなく、ブランディングや企画、バージョン管理など、お仕事のさまざまな面で役立つものと思います。
現在、第3期の講座について検討をしておりますので、ご興味ある方はぜひ、以下ページの案内にあるフォームから仮申込をいただければと思います。
一定数の希望があれば開講いたします。
どうぞよろしくお願いいたします!
まとめ
以上、技術書典11で販売したノンプロ研の技術同人誌2冊の紹介とその経緯についてお伝えしました。
約10か月におよぶ準備を経て、ようやくかたちにすることができました。
たくさんの皆さんに手をとっていただいています。まだの方はぜひ手にとっていただければうれしいです。
何より、この取り組みを通して、Hirocom777さん、くのへさん、そして私自身も経験と学びを得たことが、大きな収穫だったと思います。
まだ取り組みとしては始まったばかりで、粗も多いのですが、ぜひ継続性のある取り組みにしていきたいと思います。
これからのノンプロ研技術同人誌プロジェクトにも、ぜひ注目くださいね!