みなさん、こんにちは!
タカハシ(@ntakahashi0505)です。
こんな記事を読みました。
残業についてのアンケートについてのレポートなのですが
Q. 残業代を稼ぐため、やることがないのに残業していることってありますか?
Yes……18.4%
とのこと。
約5人に1人が「やることがないのに」残業をしているんだそうです。
衝撃的ですよね。
残業代稼ぎの問題はどうすれば解決できるのでしょうか?
会社側のアプローチ、従業員側のアプローチを合わせて4つほど、アイデアを出してみました。
残業代稼ぎのデメリット
アンケートのフリーコメントでもありましたが
「そもそも、会社に利益を出すのが社員の仕事なので、仕事以外で、残業代を請求するのは、詐欺・横領と同等の行為だと思う。」
というのがしごく正論。
会社としては、成果が出ていない(というか出すつもりがない)残業に対して無駄なコストを払っているという直接的なダメージがもちろんあります。
私も経営者の端くれとしてよくわかります。
だって、例えば何の仕事をしていない取引先になぜかお金を支払っているのと一緒じゃないですか。
そして、その残業代の分を他の従業員が余計に稼ぐか、会社のがなくてはなりません。
また、本来は報酬を上げるために生産性やスキルを上げるといった人材としての価値を高めようというポジティブな機会が、「残業すればいいや」という短絡的な発想にとって代わられてしまっているというダメージがあります。
ここはけっこう大きいダメージだと思いまして、この従業員の3年後とか5年後を考えたときにどうでしょう?
その従業員が企業の成長ドライバーになっていることはなさそうですし、おそらく給料も上がっていないでしょう。
場合によっては、その従業員が5年歳をとっている、という部分だけの可能性も…
怖いですね。
また、その働きっぷりを見ている周囲のメンバーなどの影響も考えると損ばかりです。
残業代稼ぎ、もうやめよう
一方で、なぜ残業をしなければならないのかということですが、コメントでは
「残業代が欲しいです。やってけない」
というように、切羽詰まっている状況が多いようですね。
だからといって、このままではうまくいかないので、いくつか解決策を考えてみたいと思います。
稼ぎたいのですが、もっと仕事をしていいですか?
「もっと稼ぎたいのですが、もっと仕事をしていいですか?」
というのが基本ですよね。
残業をしてもその分以上の成果を上げれば良いわけですから、会社にとって必要とされる仕事をすれば良いだけだと思います。
これは、従業員からだけではなくて、上司からも提案できることだと思います。
副業をする
企業で許可されている必要がありますが、もし許可されていれば副業はオススメです。
ビジネスの最初から最後までを経験することができますし、会社での仕事で得られる以外のスキルや知見が得られます。
逆にそれらの経験や知見、スキルを会社の仕事に活用することができるようになるかも知れません。
残業を認可制する
残業を認可制にするというのは、会社側からのアプローチとして比較的シンプルな方法だと思います。
マネージャーの許可がないと残業ができない、というわけです。
ただし、これは残業のたびに申請と承認が必要になってくるので、毎日のように残業が発生するのであば管理コストが半端なくなります。
一方で、残業をなくす方向で本気で進めたい場合にはむしろ効果的かも知れません。
賃金制度の見直し
賃金制度の見直しは当然会社からのアプローチになりますが、裁量労働制の導入やみなし残業制などを代表するように、賃金体系に直撃をしますので、ある程度時間をかけて進める必要があります。
しかしながら、一方で会社・管理職・従業員のそれぞれの意識を本来あるべき従業員の生産性やスキルを踏まえて正当に評価すべきというルールに変えつつ、その方向に意識を統一していくという根本的な効果が期待できます。
ここに関しては社労士などの専門家の力を借りて、じっくり進めていく必要があるでしょう。
まとめ
残業代稼ぎは企業にとっても大きな損失ですぐに対応すべき課題です。
例えば、日本の労働人口が6,000万人だとすると、アンケートの数字を使わせて頂くと、18.4%約1,100万人が仕事をせずに残業代を稼いでいるということになります。
実際にどれくらいの金額になるか試しに計算をしてみて下さい。月間で何千億円というものすごい金額になります。例えばですけどね。
これを企業が払わない、またはちゃんと生産に変える、それだけでかなりの効果がありますよね。
この問題について、ITという側面でガッツリ支援をしていきたいと思います。
コメント
日本の9割以上の会社が労働基準法にしっかりのっとって運営すると会社が潰れるそうです。
サービス残業なんて言葉もありますよね。
空残業とサービス残業はどちらが多いのでしょうね。
そうなんですか!?
それは凄いですね…。
サービス残業も多いように見えますが、望ましい姿ではないですよね。