みなさん、おはようございます!タカハシ(@ntakahashi0505)です。
こちらの記事は、タカハシが音声メディアVoicyの「スキルアップラジオ」にて放送した内容から、ピックアップしてお届けします!
今回のテーマは、挫折した英会話、話せたらどうなっていたのかです。
なお、以下で実際にお聴きいただくこともできます!
では、よろしくお願いいたします!
英会話の挫折の記録
今日は、僕の英会話の挫折の記録を先にお話ししたいなと思っています。僕は2019年の12月から2021年の12月まで2年間、オンライン英会話サービスを使って、英会話の学習をしていました。
レアジョブというオンラインの英会話サービスがあるのですが、それをほぼ毎日受講していまして、外国人の先生と30分のおしゃべりや、その前後に予習や復習をしたりという活動をしていました。
よく英会話の学習でいうと、2000時間ぐらいやりましょうと言われているんですが、僕はこの2年間で1085時間学習をしました。
レッスンは635回ということで、結構な回数のレッスンを受けて、時間もかなり投資しました。
2年間の学習の振り返り
2021年の12月に2年間学習したということで、この累計学習時間やレッスン回数を棚卸しをして、どれぐらいできるようになったのかというような振り返りをしました。
その時の自分の自己評価をどんなふうに考えていたかというと、
- レッスンに関しては予習がなくても大概、成立する
- 自分の得意な話、たとえば自分がこんなビジネスをしていますという話やライティングの話に関しては、ある程度ストーリーで話すことができる
- 言葉が出てこないという時は、翻訳ツールを頼りにする
- 日常会話は、このフレーズを英語でいうとなんだっけと出てこない時は、いっぱいある
- 動画視聴は、ほとんどの動画に関しては字幕なしで通常スピードだとついていけないという感じ
たとえば、得意なプログラミングの話題などで、0.75倍速で字幕とスライドがあれば、なんとか理解ができるという感じでした。
2年間やってみて仕事で使えるかというと、難しいかなというのが当時の評価でした。
これはまだまだリソースかかるなと思う一方で、そのリソースを他にかけたいなと思ってしまったんです。なので、英会話の学習をぴたっとストップしてしまったという経緯なんです。
実践の機会がなかったのが敗因
後で振り返ると、この敗因は結構はっきりしているなと思っているのですが、つまりは実践の機会がなかったということなんです。
僕はノンプログラマーの皆さんに、プログラミングやデジタルスキルを教えるという仕事もさせていただいているのですが、実務で使うスキルを学びなさいと、口酸っぱく言ってたんです。
なのに、僕自身は、実務で使う機会のなかった英会話を一生懸命学習していたという、自分で何をやっていたんだという話なんです。
なぜ実務で使うのが必要なのか
これは、実務で使うのはなぜ必要かというと、その理由は2点あります。
学習時間の確保
1つは、学習時間の確保です。
実務で使えるスキルを学んでいるのであれば、実務の時間内にそれを使う機会があります。その時間もそのスキルについての学びの時間になるという話なんです。
一方で、もし実務の中で使えないといったスキルを学んでいるとすると、そのスキルを身につける時間を実務の時間外に取らないといけないということになりますよね。なので、時間リソース的にはだいぶ不利になってしまうということになります。
自分事化しづらい
もう1つの理由としては、自分事化しづらいということです。
これは何かというと、その学ぼうとしている対象が、自分の生活や仕事や興味といったことに関連性が高ければ高いほど、学習効果は高くなります。
一方で、自分の生活や仕事とかに関係性が感じられないといったものに関しては、学習効果ががくんと落ちてしまいます。
よく子供たちが数学って何の役に立つのと言ってたりします。それと同じようなことが起きてしまいます。
一方で、子供たちがたとえばマインクラフトが好きだったら、勝手にYouTubeとかガンガン見て、自分で立派な建物の作り方や素材の活用の仕方といったことをどんどん学んでいくわけです。
やはり、興味があることや自分に関連性の強いものに関しては、学習効果はもちろん高いですし、意欲も持続するという話になります。
英会話はどこかのタイミングで急に「できる」わけではない
英語に関していうと、実践の機会ってめちゃめちゃ大事だなと思います。
というのも、後で振り返るとそうだなって思ったんですが、英会話というのは、どこかのタイミングでできないからできる。急にステップアップするわけではないんです。
そういった階段式で急にできるようになるものではなくて、徐々にスロープを登っていくように上手になっていくものなわけです。
たとえば、最初は文法もめちゃくちゃだし、使えるワード数も少ないので、なかなか伝わらないみたいなことも多いです。
訓練を重ねることによって、徐々に伝わる確率が上がったり、より豊かに伝えられるようになったりといった緩やかな変化が、継続的に起きているということなんだなと思うんです。
挫折した後の話なんですが、町のバーに飲みに行った時に、ちょうど外国の方がいらっしゃったんです。
その方は日本語が喋れなかったので、なぜか僕が一生懸命対応することになったのですが、全然会話が成立しない時間帯も多かったんですが、成立するタイミングもあって、これはこれですごく楽しい体験だったんです。
たとえば、そのバーに毎日通って、その方と毎日話すことに加えて、オンライン英会話サービスでの学習が習慣付けられているのであれば、もしかしたら、僕はまだ英会話の学習を継続できていたかもしれませんし、もっともっと上達してたんじゃないかなとも思ったりします。
またいつかチャンスがあって、学習しようと思う時が来るかもしれないので、その時までこの学びについては、あたためておきたいなと思っています。
英会話を学習しようと思ったエピソード
ちなみにこの2019年以前の話なんですが、なぜ英会話を学習しようと思ったのか、このエピソードがちょっと面白いので、お伝えしておきます。
G社からアンバサダーの依頼
ある時、ビジネスSNS「LinkedIn」というのがあるのですが、あるメッセージが来たんです。
これは、とあるビッグテックGという会社さんからのメッセージでして、そのG社さんが提供しているとあるサービスのアンバサダー的な役割をお願いできないかといったオファーだったんです。
僕にとっては、ものすごい名誉なことでした。というのも、その役割はおそらく当時日本では、4、5人ぐらいしかいなかったと思うのですごく喜びました。
なぜ声をかけてもらえたかというと、その会社の本社はアメリカなんですが、そこの担当の方が、日本で「うちのサービスに関して、アホみたいにブログ書いているやつがいるぞ」といったことで、話題になったらしいんです。
それで、その日本でのアンバサダーを依頼してみてはどうかという話になったそうです。
英語ができないとアンバサダーはやれない
ただ、そこで英語できますかという話になったんです。
嘘をつくわけにもいきませんので、今のところはできませんと回答したところ、その話は残念ながらおじゃんになってしまったということなんです。
当時、その会社さんは、今もそうなんですが、AIの研究に関しては世界トップクラスの会社さんだったわけです。
AIを使った翻訳サービスも、ジェネラルスタンダードみたいなポジションを取ってらっしゃったわけです。
ただ、その会社さんが一緒に仕事をするのであれば、翻訳機能を使わずに直接英語でコミュニケーションを取れないとダメだというふうに言ってきたということは、結構深いなと思ったんです。
ゆくゆくは、翻訳技術が十分に機能するようになってくるということは考えられます。
ただ、やはり当時の時点でいうと、直接同じ言語でコミュニケーションが取れないと、仕事の質が担保できないというのを、そのトップクラスの会社さんが、はっきりと認識していたということなんです。
翻訳でどこまでコミュニケーションがとれるか
翻訳技術が十分に使えるようになるまでの間、まだしばらく時間はかかりそうなのであれば、英会話にチャレンジしてもいいんじゃないかと思ったという次第なんです。
今は本当にAIの技術革新が激しくて、翻訳に関して言っても、どんどん精度が上がって、実用の機会が増えていくのかなと思います。
ただその時に、僕がバーで外国の方とお喋りした時、稚拙ながらもすごく楽しいコミュニケーションだったなという印象はあります。
それが、翻訳を通して、同じような豊かな気持ちを持てるようなコミュニケーションが取れるのかというのが実現できるのかどうか、それはすごく気になるところだなと思います。
まとめ
ということで、今日はVoicy「スキルアップラジオ」の放送から「挫折した英会話、話せたらどうなっていたのか」をお届けしました。
タカハシのVoicyの放送はこちらからお聴きいただけます。
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では、また。