AIツール「NotebookLM」は調べ物や学習の世界を変える

AIツール「NotebookLM」は調べ物や学習の世界を変える

みなさん、おはようございます!タカハシ(@ntakahashi0505)です。

こちらの記事は、タカハシが音声メディアVoicyの「スキルアップラジオ」にて放送した内容から、ピックアップしてお届けします!

今回のテーマは、AIツール「NotebookLM」は調べ物や学習の世界を変えるです。

#770 AIツール「NotebookLM」は調べ物や学習の世界を変える | タカハシノリアキ「『働く』の価値を上げるスキルアップラジオ」/ Voicy - 音声プラットフォーム
音声放送チャンネル「タカハシノリアキ」の「#770 AIツール「NotebookLM」は調べ物や学習の世界を変える(2024年7月16日放送)」。Voicy - 音声プラットフォーム

なお、以下で実際にお聴きいただくこともできます!

では、よろしくお願いいたします!

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Googleの新AIツール「NotebookLM」の紹介

さて、今日は、Googleが開発した新しいAIツール「NotebookLM」について紹介をしたいと思います。これは9月に発表され、Xなどではものすごく盛り上がっていました。

「NotebookLM」とは

どういったツールかというと、書籍や論文資料、ウェブサイト、そういったものをソースとして読み込ませた後に、それをベースにしてAIとやり取りをすることができる。そういったツールなんです。

Googleはリサーチとライティングのアシスタントと呼んでまして、複雑な資料を理解して、精査して下書きなどを作成するのに役立つツール。こんなふうに伝えています。

読み込めるソースとAIモデル

NotebookLMはノートという単位で作業を進めるんですが、そのノート単位でアップロードできるソースの数は最大20個になります。

アップロードできるソースの種類としては、Googleドキュメント、Googleスライド、PDFテキストファイル、ウェブサイトのURLとなっています。

PDFファイルで言えば、サイズの上限100メガバイトに設定されています。

AIモデルとしては、Googleが誇る「Gemini 1.5 Pro」。こちらが採用されていますので、精度も高いですし200万トークンという大容量のデータを入力して使うことができるということなんです。

NotebookLMを体験してみよう

試しに僕の方でこのNotebookLMを使ってみましたので、ぜひそのすごさ、一緒に味わっていただければと思います。

NotebookLMの始め方

まず、NotebookLMにアクセスしますと、新しいノートブックというボタンがあるので、そこをクリックして新しいノートブックを作ります。

ノートブックにはソースを読み込ませる必要がありますので、先ほどお伝えしたソースの種類をまず選びます。

そして今回はウェブサイトのURLを選択して、僕が運営しているブログサイト「いつも隣にITのお仕事」。こちらのURLを入力してみました。

このブログなんですが、過去に僕が書いた記事と、あとはこのVoicyの書き起こし記事、合わせて2200記事が上がっているんです。それをソースにしてAIとやり取りをしていくことができるということです。

ノートブックガイドとは

ものの1、2分程度で読み込みが完了して、「ノートブックガイド」と呼ばれるものが作られます。

本来、アップロードしたソースを基にAIとチャットでやり取りをすることができるですが、これはユーザーが使えそうだなという機能について、もうすでにノートブックガイドで用意されているんです。

たとえば、ノートブックガイドには概要というエリアがあって、アップロードしたソースの概要が既にそこに表示されています。

たとえば今回、「いつも隣にITのお仕事」の場合はこのように書いてありました。

いつも隣にITのお仕事は、ITスキルを活用して仕事の効率化やスキルアップを目指す方向けのブログです。Voicyー書き起こしやIT用語解説、書籍紹介など、プログラミング初心者から中級者向けの幅広い情報を提供しています。

もう完璧と言っていい内容でしたね。

ノートブックガイドの「生成」

また、ノートブックガイドの「生成」と書かれているコーナーには5つのボタンがあります。

「よくある質問」「学習ガイド」「目次」「タイムライン」「ブリーフィングドキュメント」。このように書かれていました。

つまり、読み込んだソースに関して、これ生成するよねみたいなやつが、すでに5つ用意されているということなんです。

今回は試しに「よくある質問」をクリックして生成してみました。大体1分程度で生成されるんですが、8つの質問とその答えが生成されました。

たとえば、質問1は「コミュニティノンプロ研とは何ですか?」という質問でした。

答えとしては、

ノンプロ研は、プログラミングやITスキルを学びたい。仕事に生かしたいと考えるノンプログラマーのためのオンラインコミュニティーです。スキルアップを目指す仲間と交流し、モチベーションを高め合いながら、共に成長できる環境を提供しています。

と書かれていました。これも完璧ですよね。

また、2つ目の質問は「どうすればプログラミングスキルを調達させることができますか?」でした。

その答えとしては、

プログラミング調達には継続的な学習が不可欠です。目標設定、学習計画の作成、アウトプットの習慣化など、具体的なステップを踏むことで効果的にスキルアップできます。ブログ記事「プログラミング調達のための8つの約束2024年版」も参考にしてみてください。

ということです。ちなみに、参考としたソースに関してはリンクも貼られていますので、リンクをクリックしてそれを見に行くこともできます。

チャットでAIに問い合わせする

ということで、まずは、このソースをアップロードするだけで、そのソースの概要だったりとか目次だったりとか、そういったものをあっという間に見ることができるということなんです。そして、それらを活用して外観とか全体像を掴んだ後に、個別に質問をしていくみたいな使い方ができるということです。

では、ソースを選択して、チャットで色々と問い合わせてみたいと思います。

「質問の候補」から質問する

まず、質問の候補として用意されていたこの質問についてチャットで投げてみました。

「これらの情報源で繰り返し登場する重要なIT関連のキーワードは何ですか?」

これに関連して、ChatGPTやVoicyやプログラミングこういった単語を挙げて、その単語の解説を大体2行ぐらいずつ回答してくれました。

たとえば、「Excel VBA」というキーワードについては、

マイクロソフトExcelの機能を拡張するためのプログラミング言語です。情報源では、Excel VBAをChatGPTを用いて効率的に学習する方法や、実務での活用方法を紹介した書籍、学習コースの情報提供があります。

このように書いてありました。詳細記事のリンクもありますので、実際クリックして飛んで読みに行くこともできます。

ソースを追加して質問する

続いて、別の質問をしてみました。「ノンプログラマーがノンプロ研を活用するメリットは何ですか?」こちらの回答なんですが、

提供された情報源にはノンプロ研を活用するメリットに関する情報は記載されていません。しかし、ソースからノンプロ研では読書イベントなどのイベントが開催されていることがわかります。

とありました。もしかしたら、2200記事もありますので、サイト全体は読み込まれていないのかもしれない。そういうふうに思ったので、ちょっと別のURLをソースとして読み込ませてみたんです。

どのURLにしたかというと、「いつも隣にITのお仕事」で「ノンプロ研」というキーワードで検索した結果のURL、これをソースとして読み込ませてみました。そして、そのソースを選択して同じ質問をしてみたところ、このように回答が返ってきたんです。

ノンプログラマーがノンプロ研を活用するメリットは、大きく分けて以下の3つが挙げられます。

  • プログラミングやITスキルを習得できる
  • 目標達成を支援する環境がある
  • コミュニティーへの参加を通じて成長できる。

そして、それぞれ3つについて解説も詳しくされていまして、こちらもほぼ完璧な内容でしたね。

NotebookLMを使った資料の効果的な活用法

さて、ここまで使ってみた感じ、お伝えしたんですが、イメージ湧きますでしょうか。

とにかく新しい資料とか文献とかwebページ、そういったものを読んでから何か仕事をするみたいなことは、NotebookLMにソースとしてアップロードするわけです。

それで、AIの力を借りて全体や要点を掴んだ上で、さらに詳細に関してはAIとチャットをしながら理解を深めていくことができるやり方になっていくわけです。

論文とか、ややこしいwebページとか、大量のドキュメントとか、そういったものを読まなきゃいけない時は、もう一から自分で読むみたいなのはもうやりたくないという感じになっちゃいますよね。

あと、やはり書籍に関して言うと、PDFがどうしても欲しいなと思ってしまいます。

このようなAIの使い方が当たり前になってきたとするのであれば、ソースとしてアップロードする前提の形式での販売みたいなのも出てくるんでしょうか。

まとめ

ということで、今日は、Googleが提供した新しいAIツール「NotebookLM」について紹介をさせていただきました。ぜひ一度皆さん体験してみていただければと思います。

タカハシのVoicyの放送はこちらからお聴きいただけます。

チャンネルのフォロー、コメント、SNSでのシェアなどなど、楽しみにお待ちしております。

では、また。

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