「経済合理性の外」の活動をどうやって維持拡大していくか


経済合理性の外の活動をどうやって維持拡大していくか

みなさん、おはようございます!タカハシ(@ntakahashi0505)です。

こちらの記事は、タカハシが音声メディアVoicyの「スキルアップラジオ」にて放送した内容から、ピックアップしてお届けします!

今回のテーマは、「経済合理性の外」の活動をどうやって維持拡大していくかです。

#7 「経済合理性の外」の活動をどうやって維持拡大していくか | タカハシノリアキ | プランノーツ&ノンプロ協会「『働く』の価値を上げるスキルアップラジオ」/ Voicy - 音声プラットフォーム
音声放送チャンネル「タカハシノリアキ | プランノーツ&ノンプロ協会」の「#7 「経済合理性の外」の活動をどうやって維持拡大していくか(2022年6月14日放送)」。Voicy - 音声プラットフォーム

なお、以下で実際にお聴きいただくこともできます!

では、よろしくお願いいたします!

ソーシャルグッドを語ろう

今日はハッシュタグ企画に初めて乗ってみました。そのハッシュタグとは、「ソーシャルグッドを語ろう」です。

ソーシャルグッド(Social Good)とは、「社会に対して良いインパクトを与える」という意味です。

例えば、僕が代表を務める一般社団法人ノンプログラマー協会は、「IT学習を継続するノンプログラマーが当たり前に活躍する社会を実装する」をテーマにしています。

これはソーシャルグッドといえるテーマかなと思っています。

僕個人としても「日本の『働く』の価値を上げる」を掲げて活動しているので、これもソーシャルグッドと言っていいかなと思っています。

ソーシャルグッドについて語ろうとした場合、7年前の独立・起業したときのことを思い出します。

会社経営と経済合理性

2015年6月に株式会社プランノーツをつくって独立起業しました。

会社をつくった当初、まわりからは、社員はどれだけ増やすの?とか、どれくらいの規模を目指すの?資金調達は?とかみたいなことを尋ねられることもよくありました。

自分としても、会社というものは経済的に成長しなくてはいけないというふうに考えていた部分もありましたので、社員を雇わなきゃなぁとか売上を伸ばさなくちゃなぁと考えていた時期もありました。

ただ、急成長して、売上伸ばして、社員増やして…とこれまでのビジネスの社会システムや風潮に合わせて会社経営をしようとすると、自分がやりたいことに対して何か大事なことを犠牲にすることを求められるようになっちゃうんじゃないかとずっとモヤモヤしてました。

例えば業務改善のツールを開発してクライアントに提供することでいいます。

僕が本質的にいいと思っているのは、クライアントもITに詳しくなって、自社で開発する能力を身に着けてもらって自走するのが最も価値が高いと思っています。ただ、それをすると、ITを教えている間はお金をもらえるけど、一定のところでクライアントは自走するので、僕はそこでお役御免となるわけです。

だから、経済合理性を考えると、クライアントにはITは難しいから専門家にお任せということにして、素人・無知のままでいてもらって、保守から何から一切合切発注してもらったほうが経済合理性が高かったりします。

さらに僕の場合は、ITやプログラミングの教え方も教えちゃってます。例えばノンプロ研ではインストラクション講座を開催して教え方を教えています。そのほうが、知識やスキルがねずみ算的に拡散していって、「日本の『働く』の価値を上げる」には近道だと考えているからなんです。

でも一方で、世の中からはお金儲けを求められる。そのジレンマがずっとありました。

もう経済成長を目指すべきではない時代である

このモヤモヤの原因をきっちり言語化してくれてたのが、山口周さんの本ビジネスの未来 エコノミーにヒューマニティを取り戻すでした。

そもそも、本書は「もう経済成長を目指すべきではない時代(高原社会という)である」という前提からスタートします。

例えば、「雨に濡れずに移動したい」「食べ物を腐らせずに保存したい」とか普遍性の高い問題をテクノロジーなどで解決することで、社会は経済的に急成長してきました。

だけど、その経済合理性と普遍性が両方ともおいしい領域は概ねやり尽くされちゃってるよねということなんです。

そうなると、経済合理性がそれほど高くない領域、普遍性の高くない領域に挑む必要があるんです。

ただ、それにも限界があり、その外に解決されない問題というのが放置されてしまうんです。

その境界線を本書では「経済合理性限界曲線」といってます。

この経済合理性限界曲線の外にある問題に立ち向かうことが、「ソーシャルグッド」なんじゃないかなという認識です。

経済合理性限界曲線の外に社会的意義がある

僕の場合、ノンプログラマーがITやプログラミングを身につけ、さらにその身につけたことを書いたり、教えたりして伝搬して、その輪を拡大していって、皆さんが活躍していく、そういう仕組みをつくっていうというのは、大いに社会的意義がある話だと思っています。

僕がやっている領域は、おそらく経済合理性限界曲線の外にあります。

そうでなければ、その問題は、すでに解決されているはずですし、わざわざ私がやらなくてもよくて、誰かがやっていてライバルも多く参入してくるはず。なので経済合理性としては美味しくないんだろうなと思っています。

経済合理性の外にある活動を維持拡大するポイント

お金も十分に得られなくて経済合理性の外にあるけど、その活動を維持拡大するかということですが、どうして成り立っているかというと、7年間やってきて、ポイントは2つかなと思っています。

お金以外のモチベーション

一つは、お金以外のモチベーションを用いるということです。たとえばコミュニティ「ノンプロ研」では、「教えることは2度学ぶこと」とお伝えしています。

教えるという行為をお金だけで維持しようとするとけっこう高くついちゃいます。ただし、教えるという行為に、自らの学びもあると考えれば、場合によっては金銭のやり取りがなくても、教える場が成立したりするわけです。

加えて、教えることにより感謝されたり、信頼を獲得したり、人の成長を見られたり、そういったものがモチベーションとして機能する。

短期的視点ではなく長期的視点にシフトする

もう一つは、短期視点ではなくて長期な視点にシフトすることが大事かなと思っています。

企業活動は1年とかクォーターとか短期的に結果を求められてしまう問題があると思っています。

たとえば、プログラミング学習は、数百時間の学習が必要で、そこがスタート地点なので、短期的な成果を考えた場合、どうしても採用しづらい問題があります。

ただ、半年で頑張ってマスターした後、どんどんスキルが上がって、それが3年とかいうレベルになると、その働き方は別人のようになるということは実際にある話なんです。

長期視点でコツコツ積み重ねることで、今まで解決できなかった問題にリーチすることができることもあると思います。

企業は短期的評価ですが、一方で働いている我々にとって、人生100年時代で長い期間働き続けることを考える必要があります。

ぜひ、みなさんの「働く」について、一度お金以外のモチベーションと向き合って、長期的な視点で見てみてもらえると、何か発見があるのではないかと思います。

まとめ

ということで、今日はVoicy「スキルアップラジオ」の放送から「「経済合理性の外」の活動をどうやって維持拡大していくか」をお届けしました。

タカハシのVoicyの放送はこちらからお聴きいただけます。

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では、また。

タカハシノリアキ | プランノーツ&ノンプロ協会「『働く』の価値を上げるスキルアップラジオ」/ Voicy - 音声プラットフォーム
「ITで日本の『働く』の価値を上げる」をテーマに活動しているタカハシノリアキが、プログラミング、コミュニティ、DX、学習など、みなさんの『働く』の価値を上げるヒントをお届けするチャンネルです。 #スキルアップラジオ ■プロフィール 株式会社プランノーツ代表取締役。一般社団法人ノンプログラマー協会代表理事。1976年...

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