なかなか動かない局面をどうやって動かすのか

なかなか動かない局面をどうやって動かすのか

みなさん、おはようございます!タカハシ(@ntakahashi0505)です。

こちらの記事は、タカハシが音声メディアVoicyの「スキルアップラジオ」にて放送した内容から、ピックアップしてお届けします!

今回のテーマは、なかなか動かない局面をどうやって動かすのかです。

#479 なかなか動かない局面をどうやって動かすのか | タカハシノリアキ「『働く』の価値を上げるスキルアップラジオ」/ Voicy - 音声プラットフォーム
音声放送チャンネル「タカハシノリアキ」の「#479 なかなか動かない局面をどうやって動かすのか(2023年9月29日放送)」。Voicy - 音声プラットフォーム

なお、以下で実際にお聴きいただくこともできます!

では、よろしくお願いいたします!

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刺さる話し

デジタルリスキリング入門全国ツアーのおそらくラストを飾るイベントが、北九州市小倉で開催されました。
今回のタイトルは「医療従事者のリスキリングあなたはいつ始めるのか」となっていまして、主に医療業界の皆さん向けになっています。

僕はスライドを作ったんですが、 イムス富士見総合病院さんっていう埼玉の病院の4年間の事例をぎゅっとまとめていまして、振り返ると、もう本当に目覚ましいDXを実現されているんです。

内容的には、医療関係者問わずいろんな業界の皆さんにも刺さる内容になっていたと思います。

それで、今ちょうど刺さるというキーワードを使ったんですが、このようなイベントでいかにして刺さる話をするのか。

今日は、あるエピソードから、刺さる提案をどうやってやっていくかみたいなことを考えてみたいと思っています。

NPO法人フリースペースたまり場の理事長 西野博之さんの講演

先日、とある方の講演を聞く機会がありました。

NPO法人フリースペースたまり場の理事長を務めていらっしゃいます、西野博之さんという方になります。

どういったことをされていたかというと、「川崎市子供の権利に関する条例」の策定に尽力されて、さらにそれを元に、公設民営で運営する川崎市子ども夢パークを立ち上げ、15年間所長を務めあげられた方なんです。

時々、NHKなどでも紹介されたりご出演されているので、ご存じの方もいらっしゃるかなと思います。

今僕が住んでいます福岡県糸島市も子供の権利に関する条例策定の動きがありまして、西野さんをお呼びして講演会が行われたんです。

川崎市子ども夢パーク、通称「ゆめパ」なんて言っていますが、そのドキュメンタリー映画「ゆめパのじかん」の上映会の後、西野さんの講演会が開催されました。

そのあと、なんとありがたいことに、西野さんを囲む懇親会まで参加することができたんです。

子供の権利や居場所に関する課題

僕はこの分野についてはあまり詳しくはなかったんですが、僕にも小1の息子がいまして、地元の私立の小学校ではなくてオルタナティブスクールに通っているっていうところもあって、子供の居場所とか学ぶ場などについて関心はあったんです。

今回参加させていただいて、子供の権利について、また日本における子供の居場所に関する課題、今どういった取り組みが行われてるかなどについて深く知る機会になって、ものすごく良かったなって思います。

そして糸島でも、そういった子供の権利を守るとか、子供の居場所を作ろうとか、そんな動きをされている方がたくさんいらっしゃるっていうことを知って本当に嬉しくなりました。

子供の居場所を作る

さてここで、川崎市子供の権利に関する条例の第27条、子供の居場所というのをちょっと紹介したいなと思います。

ちょっと読み上げますと、

子どもには、ありのままの自分でいること、休息して自分を取り戻すこと、自由に遊び、若しくは活動すること又は安心して人間関係をつくり合うことができる場所が大切であることを考慮し、市は、居場所についての考え方の普及並びに居場所の確保及びその存続に努めるものとする。

こういった内容になっているんです。

学校にいけない子供たち

こちらの条文を聞かれたリスナーの皆さんは、どのように感じられましたでしょうか。

そんなの当たり前じゃんって思われたかもしれないんですが、今、子供たちの中には学校に行けない子供たちがたくさんいて、その原因としていじめっていうのは確かにあるわけですが、そのいじめの件数は2021年で言うと61万件、うち50万件が小学生だそうです。

ただ、学校に行けない子たちの中にはその理由が本人たちもわからないっていうケースもあるそうなんです。

ただどんな理由があったとしても、まだ日本社会としては、学校に行くべき、それが正解みたいなプレッシャーが根強く残っているんです。

なので、学校に行けないのは子供のせいなんだ、自分がダメだからいけないんだ、そういう自分を責めてしまうみたいなこともあるんです。

子供がありのままの自分でいる権利

ですから子供にとっては、ありのままの自分でいるとか、自由に遊んだりとか、安心して人間関係を作り合うとか、そういった居場所が必要だというのがこの条文の趣旨になるわけです。

そして、この川崎市の子供の権利条例の施行によって、市は居場所を支援することを役割の1つとして持つことになったっていうことなんです。

日本初の子供の権利条例

そしてこの条例は日本初の条例だったということなので、非常に大きな功績だったんじゃないかなと思います。

この条例なんですが、2000年に川崎市議会において可決成立したんですが、条例作りからそこまでにどれだけどんな苦労があったのか、皆さん想像できますでしょうか。

2年間で200回以上の会議や集会

西野さんのお話によると、2年間で200回以上の会議と集会を開催したという風におっしゃられていたんです。

2年間で200回というと、3日か4日に1回は会議や集会があるいうことですよね。

もちろん、そのための準備もその間に必要になりますし、その活動自体から何かしらかの資金が出るわけではありません。

さらに、その会話をする皆さんの中には、おそらく意見が食い違っている方とか、固定観念がなかなかゆるがないとか、そういった方々も多く含まれてたんじゃないかなっていう風に予想されるわけです。

意見の違いを乗り越える

例えば日本では、子供はそもそも未熟者であるといった発想が根強いわけです。

なので、そんな子供に権利なんか与えたら、わがままになっちゃうじゃない、悪さするじゃないかとそういった意見があったそうです。

ただ、子供の権利の立場で言うと、子供はすでに人間ですと、なので、大人も子供も人間として対等なんですよと、そういったことを根気よく話をしていくっていう必要があるわけです。

学びに関して言うと、学校に行かない間の学びはどうするのだ、最終的には学校復帰を目指すべきだといった根強い意見もあるわけです。

それに関しては、学校以外での学ぶ権利を保証することが必要だよといったことを根気強くお話をしていくことになるわけです。

どのように対話していったか

こういった1つ1つの意見の食い違いに関しては、ひたすら対話を重ねることで理解を求めていったそうなんです。

こちらの権利条例の制定の取り組みに関するレポートの中には、こんな風に書かれていました。

200回を超える会議を開くなど大変な作業だった。市民や子供たち、研究者、職員等が子供の権利について真剣に語り合い、得るところの大きい取り組みであった。

このように書かれているんです。

エネルギーあふれる講演

西野さんの講演も丸々2時間あったんですが、全然足りなくて、質疑応答も時間延長、その後懇親会もあって、西野さんずっと長いこと話をされていたんです。

質疑応答では、1つ質問を受けて5分、10分も当たり前で、そしてその言葉1つ1つに熱意とかエネルギー、子供たちへの愛情もすごい込められていて、もうずきゅってくるわけです。

話によると、過去どうしても救えなかった子供たちが何人もいて、なんとかしたいという思いで活動されているということなんです。

この西野さんのお話とこれまでの人生を伺って、大変に身が引き締まる思いでした。

熱意をもって伝えていきます

僕も今、日本の働くの価値を上げるっていうのを掲げて活動しています。

本来学ぶこともすごく楽しいことだし、学びを活用してそれを働くに生かし、そして社会に貢献していくって、すごく魅力的な活動だと思っています。

ただ、何本ブログを書こうとも、何本Voicyで話そうとも、何百時間かけて書籍書いても、100万円はたいて全国ツアー回っても、全然届いていないんじゃないか、全然響いてないな、そんな不安が常にあったりするわけです。

でも、この西野さんの人生とお話から、僕なんか全然辛抱が足りないなっていう風に思ったんです。

ずっと辛抱して、対話をして、ノックし続けるしかないんだなって思いました。

そしてその都度、熱意を持ってエネルギーを乗せて話すんだと、それを持ってしても伝わらないこともあるが、それでもそれを続けるんだということなんですよね。

僕はどうしても割と淡々と話してしまう傾向があるっていう自覚もあります。

ただ幸い、こうやってVoicyというプラットフォームを使って、熱意とかエネルギーをのせて話す、そういった機会を得ていますので、きちんと、思いをのせて、諦めずに伝え続けないといけないなという風に思いました。

伝え続けるべきことを伝え続ける

西野博之さんのお話を元に、川崎市の子供権利条例、これがどうやって成立したのかっていう話をさせていただきました。

刺さる提案でいうと、その人のニーズをきっちり引き出して、そこにマッチするサービスを提供する、そしてそれをしっかり伝えるってことなのかなって思います。

ただ、西野さんの例もそうですし、僕がやっている活動もおそらくそうなんだと思うんですが、そもそもニーズがないんですよね。

リスキリングなんて余計なお世話みたいに思う方もいらっしゃるとは思うんですが、みんながそうやってリスキリングをして良い仕事をし、経済に良い影響を与えられるのであれば、それはみんなにとって良いことですし、これまでずっと停滞して、どちらかというと若い人や弱い人にそのしわ寄せを押し付けてきた、そういった状況を変えられるかもしれない。

なので、本人たちにニーズがなかったとしても、やはりそれは伝え続けないといけないし、残し続けないといけないなっていう風に思うんです。

これからも、あの手この手で頑張っていきたいという風に思います。

まとめ

ということで、今日はVoicy「スキルアップラジオ」の放送から「なかなか動かない局面をどうやって動かすのか」をお届けしました。

タカハシのVoicyの放送はこちらからお聴きいただけます。

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では、また。

タカハシノリアキ「『働く』の価値を上げるスキルアップラジオ」/ Voicy - 音声プラットフォーム
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