今さら聞いてもいいIT用語 #25: 「Markdown」

みなさん、おはようございます!タカハシ(@ntakahashi0505)です。

こちらの記事は、タカハシが音声メディアVoicyの「スキルアップラジオ」にて放送した内容から、ピックアップしてお届けします!

今回のテーマは、今さら聞いてもいいIT用語 #25: 「Markdown」です。

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今さら聞いてもいいIT用語「Markdown」

今日は、今さら聞いてもいいIT用語シリーズ第25回をお送りしていきます。

さて、今日お伝えするIT用語は「Markdown」なんですが、その前に、前回第24回のHTML、このおさらいをさらっとしておきたいと思います。

HTMLとは、みなさんがブラウザで見るウェブページを作るための書き方、そのルールのことなんです。

何の略かというと、Hyper Text Markup Languageになっていまして、テキストとテキストがリンクで繋がっているハイパーテキスト、これを書くためのマークアップ言語ということなんです。

簡単に言うと、ウェブページを書くための言語ということになります。

文書の構造や要素の役割を表す「マークアップ言語」

そのマークアップ言語の「マークアップ」というのは何かというと、タグという目印、これを使って文書の構造とかその要素の役割を表す、そういったタイプの言語のことを「マークアップ言語」と言います。

具体的には、タグという目印を使ってテキストを挟みます。

タイトルタグというタグで挟むことによって、ここはタイトルですよ、そのように指示をする。

大きな見出しであれば、h1というタグで囲んで、ここは大きな見出しですよってことを表現するわけです。

その他、段落とか引用とか協調とか、そういったものを指示するには、それぞれのタグが用意されていて、対象の場所をそれで挟むと、そういったことをするわけです。

ただ、このタグなんですが、書くのちょっとめんどくさい問題というのがあります。

たとえば、大きい見出しだったらh1というタグを使うんですが、<h1>その次に実際の見出しを記述し、そしてその後に閉じタグで</h1>という風に書く必要があります。

同様に、強調したい場所に関してはストロングタグというのを使います。

<strong>その後に強調したい文字列入れて、でまた終了タグ</strong>こんな感じで書いておくわけです。

この対象の両サイドに挟むように記述しなければいけないタグ、これ書くのはめんどくさい。

タグを挟まず決められた記号をつける「Markdown」

ということで、もっとサクサク書く方法ないかなと編み出されたのがMarkdownという書式になります。

このタグで挟むという書き方の代わりに、決められた記号をルール通りにつけるだけで、文書の構造を指示することができるということになります。

たとえば、大きい見出し。

これを表現したい時には、半角の#を1つ、そして半角スペース、その後に見出しを書く。

これで大きい見出しを表現することができます。

h1タグで囲むよりも圧倒的に簡単ですよね。

また、強調であれば、強調したい文字列の前後に半角の*記号2つずつ入れるという話です。

ストロングタグで挟むよりもだいぶ楽チンに書くことができます。

同じように、リンク画像の挿入リスト、つまり箇条書きです。

それから番号付きリスト、引用ソースコードを入力するためのコードブロックなどです。

そういった表現を、同じように決められた記号を決められたルールでつけるだけで、それぞれの文書の構造指示することができるということなんです。

つまり、MarkdownというのはHTMLの別の簡易的な表記の仕方のことを言うわけです。

おそらくマークアップ言語に対してMarkdownという名前が付けられたんじゃないかなと言われています。

Markdownで書けるサービス

さて、じゃあこのMarkdownどこで使えるの。という話なんですが、今Markdownで書けるサービス増えているんです。

ブログだけでなくビジネスチャットでも使える

たとえばnoteとかQiitaといったブログサービスではマークダウン記法で記事を書けるサービスが増えていますね。

また、独自でブログサイトとか会社のホームページとかを作るときによく使われるWordpressこれもマークダウン記法が採用されています。

いやいや、自分はウェブページを作るなんて機会はないから、HTMLはもちろんMarkdown使う機会ないんじゃないですか。

そんな風に思う方もいるかもしれません。

しかし、そのウェブ記事を作る以外の場所でも、あまりにも書き方として便利なので、このMarkdown使えるようになってきているんです。

たとえば、身近なところで言うと、ビジネスチャットサービスSlackです。

メッセージを書くときにこのマークダウン記法使うことができます。

あとは、最近とても流行っています多機能ノートサービスNotionです。

Googleドキュメントでも使える

さらに、みなさんあまり気づいてないかもしれないんですが、Googleが提供する文書作成アプリケーションGoogleドキュメントでもこのMarkdownで文章を書くことができます。

いやいや、そんなの使えないよという方、是非設定を確認していただきたいんです。

Googleドキュメントのメニューにツールというのがありますので、それを開いて、その中から設定を選びます。

すると、ウィンドウを開くんですが、その中のマークダウンを自動的に検出という項目があるので、それをオンにしていただければと思います。

すると、たとえば#、記号、スペース、何か入力すると、それは1番大きい見出しとして検出されるようになります。

Googleドキュメントでは、その各種大きさの見出し、協調リスト、番号付きリスト、あとチェックボックリンク、この辺り使えるようになりますので、ぜひちょっと調べながらやってみてください。

せいぜいよく使うのは本当に5、6パターンぐらいなので、すぐに使えるようになると思います。

そして、おそらく、これからどんどん使えるサービスも増えてくるんじゃないかなと思いますので、プログラマー、非ITの方だったとしても、マスターしておいて損はないかなと思います。

このマークダウン記法を使うと、ウェブページはもちろんなんですが、そういった文書、ドキュメントなども爆速で作れるようになりますので、ぜひご活用いただければと思います。

まとめ

ということで、今日は、今更聞いてもいいIT用語「Markdown」について紹介をさせていただきました。

いやしかし、プログラミングとかいろんなノーコード・ローコードとか技術がどんどんやってくるんですが、Markdownは本当にノンプログラマー向けでも使えるドキュメントの基本ですかね。

しかしながら、ぬるっとなんか世の中に浸透している感じがして、面白い存在だなと思って話をしていました。

あと、実は文章の構造を意識しながら書くことができるというのも1つMarkdownを使うメリットの1つだなと思います。

単純にここはどれぐらいの大きさの見出しなんだと意識するだけでも、文章の構造が良くなったりしますので、ぜひMarkdown練習しながらも、そんなことも意識してみていただくといいんじゃないかなと思いました。

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では、また。

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