みなさん、おはようございます!タカハシ(@ntakahashi0505)です。
こちらの記事は、タカハシが音声メディアVoicyの「スキルアップラジオ」にて放送した内容から、ピックアップしてお届けします!
今回のテーマは、人に頼ってもいいことは思ったよりたくさんあるです。
なお、以下で実際にお聴きいただくこともできます!
では、よろしくお願いいたします!
仕事は1人で抱え込みがち
今日は、ハッシュタグ企画「抱え込まないスキル」について話をしたいなと思っています。
お仕事の中でどうしても1人で抱え込んで悩んでしまうこともあるんじゃないかと思うんですが、そんな時のヒントになれば嬉しいです。
忙しくていっぱいいっぱいなのに、自分の仕事なので自分でなんとかせねばと抱え込んでしまったり、新しい仕事に全く自信が持てないのに、それは自分の能力がないからなんだと思ってしまったり。
もしくは、きっと誰も助けてくれないんじゃないか、そんな感じで1人で孤立してしまったり、こんなケースもあったりするのかなと思います。
ストレッチゾーンかパニックゾーンか
そんなふうに自分で抱え込んでしまっている状態が、自分の力だけでちょっと頑張ればなんとかなる範囲内にあれば、それはむしろ学びと成長の良い機会になったりします。
このようなちょうどいいゾーンのことを、ストレッチゾーンやラーニングゾーンと呼んだりします。
ただ、ちょっと背伸びしただけでは全く届かないような、自分の能力を遥かに超えたゾーンをパニックゾーンなんて言うんですが、そこにずっと居続けるのであれば、自己効力感を失う、つまり、自信を失ってしまったりとか、モチベーションの継続に悪い影響を与えたりします。
また、ストレスをずっと抱えているような状態になってしまうので、健康的にも良くないわけです。
人に頼る技術「ヘルプシーキング」
そんな時に、ビジネススキルとしてあるスキルを持っておいた方が良いと言われています。
そのスキルは、ヘルプシーキングと言うんですが、「人に頼る技術」になります。
1人で抱え込まずに周りに助けを求めるビジネススキルが必要だよねということで、今注目されているんです。
むしろ我々はこれまで、自分の力でなんとかしなさい、人に迷惑をかけてはいけませんと言われて育ってきているので、人に頼るのが良くないことだと思ってしまいます。
人に頼ることで自分もチームも良くなるというのとは十分に考えられますので、必要に応じて人に頼ることをした方がいいわけです。
さらにそれがスキルとされていますので、きちんと訓練によって身につけられる技術になるわけです。
メタ的に物事をとらえる
とはいえ、人に頼ろうと思っても、どうしても悪いな、迷惑をかけちゃうな、といった心の状態が、その1歩を踏み出しづらくしてしまうこともあるんじゃないかと思います。
そのような時にちょっと便利な物事の捉え方がありますので、それについてお話をしておきたいと思います。
それは何かというと、メタ的に物事を捉えるということです。
別の表現で言うと、「一回り大きな共同体の声を聞く」という捉え方になります。
状況を俯瞰で見る
例えば、自分1人はどう考えても厳しい状況にあるとします。
これは、自分からの視点で言うと、自分に与えられた仕事なんだから自分が責任を持って遂行しなければならないと思ってしまいますし、誰かに頼るということを考えたとしても、他のメンバーに迷惑をかけてしまうんじゃないかとか、断られたらどうしようとか、そういった不安もよぎるわけです。
いつもの自分からの視点だとこういう風に考えてしまうのですが、例えば、自分の意識をふわっと上空10メートル上から見ているような、そういった視点に変えてみようということなんです。
そうすると自分も見えますし、チームが仕事している様子も見えますね。
今の状況をこの視点から、自分はもちろんのこと、チーム全体が見えるような視点で客観的に見ていくわけなんです。
そうすると自分の姿がどうやって見えるかというと、誰も頼りにできずに1人で抱え込んでるメンバーがいます。そのメンバーは、体力と精神力がだいぶすり減っていますよと。
今抱えている仕事はどう見ても能力的、時間的に無理をしないとこなせない状況なので、期限までに終わらないリスクもありますし、実際パフォーマンスも良くないように見える。こんな風に見えるわけです。
この状況が、チーム全体を見た時に好ましい状況なのかといった観点で見るのであれば、どう考えても好ましい状況ではないわけです。
チーム全体として解決した方が良い状況であることは明らかなわけです。
このような視点で捉えるのであれば、誰かに頼るというのは決して悪いことではないという風に思えるんじゃないかなと思います。
書き出して客観的に見る
今のように、メタ的に物事を見るとか、一回り大きな共同体で考えるというのが、頭の中だけではどうしても描ききれないこともあるんじゃないかと思います。
そんな時は、書き出してみるという手ががあります。
紙に書いてもいいですし、パソコンを使ってテキストファイルに書き込んでもいいです。イラストもふまえて書くみたいなのもいいかもしれません。
その時に重要なのは、メタ的に、つまり俯瞰的に物事を見た状態を書いていくということなんです。
これをすることによって、自分の頭の中のことを外部に出し、それを客観的に見ることができるようになります。
このように、一旦考えていることを外にアウトプットすることは、自分の思考を助けたり物事を客観的に見たりすることにすごく助けになりますので、ぜひ活用してみていただければと思います。
実際に頼る行動をする
今の状況では人に頼るというのは決して悪いことではないという納得が自分自身できたとしたら、いよいよ人に頼る行動をするわけです。
多くの場合は、自分の上司だったりとか、そのタスクの依頼者に相談していくことになります。
この時にちょっと心配になってしまうのは、そんなこと自分で考えなさい、自分でなんとかしなさいと跳ね返されてしまう懸念もあるわけです。
その時に、自分の心にまたダメージを負ってしまうんじゃないか、そんな風に心配してしまうことがあるんじゃないかと思います。
そんな時に便利な心構えがもう1つありますので、これも紹介しておきたいなと思います。
自分がコントロールできるかどうかで課題を切り分ける
何かと言うと、課題の切り分けです。
どう切り分けるかという話なんですが、自分がコントロールできるかどうかで切り分けていくわけです。
ちょっと理解のために具体例を出してみます。
今の状況を把握しました、そして、今の状況が良くないと判断して上司だったりとか被害者に助けを求める、ここまでは自分のコントロールできる範囲の話なわけですね。
そこから先その提案を受け入れるのか断るのか、それは自分のコントロールの範囲外の話なので、自分の力ではなんともならないわけです。
なので、その結果についてくよくよしても仕方がない、そんなふうに割り切ってしまった方がいいという話なんです。
それでは結果的に状況変わらないんじゃないかと思われるかもしれないんですが、次に自分にできることは何があるんだろうかということにフォーカスして、先ほどお話ししたメタ的な視点でアイデアを考えてみて実行してみる、これを繰り返していたらいいんじゃないかなと思います。
サードプレイスの重要性
人によっては、やはり、人に頼ろうとして断られてしまったところでどうしてもダメージを負ってしまう、そういう風に考えてしまう人もいるかもしれません。
そんな方には、サードプレイスを持っておくことをおすすめしたいなと思っています。
仕事上の関係だとどうしても利害関係とか上下関係がありますので、お互い本音で腹を割って話すみたいなことはもしかしたらやりづらい環境にあるかもしれません。
そんな利害関係とか上下関係がないようなフラットな関係で、気兼ねなく話をすることができる環境があるのであれば、そこは自分の気持ち的に安全基地のような役割を果たしてくれるんです。
たとえ、会社でちょっとうまくいかないことがあったとか、断られてしまったようなことがあって少しへこんだとしても、サードプレイスの方で、自分はここにいていんだ、気兼ねなく話せる仲間がいるんだと思えていると、そのダメージを薄めることができるわけです。
よく、日本のビジネスパーソンが、職場と家庭の2つのコミュニティを行ったり来たりするだけの方が多いと言われるんですが、そこにもう1つ、フラットな関係で皆さんと会話ができるような仲間がいるサードプレイスを持っておくと、気持ち的にだいぶ楽になると思いますのでぜひおすすめしたいなと思っています。
趣味のサークルでもいいですし、読書会のような集まりでもいいですし、もしくは、僕が運営しているような学習コミュニティとかそういったところに顔を出していただくのもいいんじゃないかなと思います。
「人に頼ること」おすすめします!
今日は、抱え込まないスキルということで、人に頼る技術、ヘルプシーキングについて紹介をさせていただきました。
我々日本人は特に人に頼るのが苦手なんていう風に言われていますが、全体のことを考えたら、人に頼って助けてもらった方がいいということはたくさんありますので、その際は、あまりおくせず人を頼るようにしていきましょう。
まとめ
ということで、今日はVoicy「スキルアップラジオ」の放送から「人に頼ってもいいことは思ったよりたくさんある」をお届けしました。
タカハシのVoicyの放送はこちらからお聴きいただけます。
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では、また。