書評「OODAループ思考入門ー日本人のための世界最速思考マニュアル」

書評「OODAループ思考入門ー日本人のための世界最速思考マニュアル」

みなさん、おはようございます!タカハシ(@ntakahashi0505)です。

こちらの記事は、タカハシが音声メディアVoicyの「スキルアップラジオ」にて放送した内容から、ピックアップしてお届けします!

今回のテーマは、書評「OODAループ思考入門ー日本人のための世界最速思考マニュアル」です。

#218 書評「OODAループ思考入門ー日本人のための世界最速思考マニュアル」 | タカハシノリアキ「『働く』の価値を上げるスキルアップラジオ」/ Voicy - 音声プラットフォーム
音声放送チャンネル「タカハシノリアキ」の「#218 書評「OODAループ思考入門ー日本人のための世界最速思考マニュアル」(2023年1月11日放送)」。Voicy - 音声プラットフォーム

なお、以下で実際にお聴きいただくこともできます!

では、よろしくお願いいたします!

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「OODAループ思考[入門]」という書籍を紹介します

今日は、
OODAループ思考[入門]――日本人のための世界最速思考マニュアルという書籍を紹介します。

OODA(ウーダ)ループという思考法について紹介している書籍になります。

ウーダループとは何かというと、アメリカの戦闘機操縦士であり航空戦術家でもあるジョン・ボイド氏が発明した意思決定方法になります。

今の時代はVUCA(ブーカ)時代などとも呼ばれていて、不確定で変動しやすく、複雑で曖昧模糊としています。先々が読めない状況が次から次へとやってきます。

迅速かつ柔軟な意思決定をしていく必要があるので、そこで注目されているのが、スピード重視で意思決定するのOODAという言葉になります。

OODAループとは

O・O・D・Aというのは4つの言葉の頭文字を並べたものです。

Observe(みる)、Orient(わかる)、Decide(きめる)、Act(うごく)の4つのステップの頭文字で構成されています。

以前からOODAループについてはざっくりとは知っていて、僕のビジネスとかコミュニティとかの運営はOODAループをイメージして行っていたんです。

最近、学習のプロセスにOODAループを当てはめるとどうなるのかな?というのが気になっていて、しっかり学びなおそうとうということで書籍を探していました。

組織向けに書かれている書籍が多い中で、個人の思考をベースに書かれていましたので、こちらの書籍をチョイスしました。

この書籍を書かれているのは入江仁之(いりえひろゆき)さんという方で、もともと外資系戦略コンサルティングファームの日本・アジア代表を歴任され、OODAループを、日本で最初に大手企業に提案し導入された方だそうです。

今は経営コンサルとして、日本企業が再興するために企業の変革をお手伝いされていて、その鍵となるのが思考を変えるOODAループとなります。

書籍の内容について紹介します

前半パート~序章から第2章

書籍としては全5章の構成になります。

  • 序 章 OODAループ思考が最速である6つの理由
  • 第1章 最速思考のアウトライン
  • 第2章 OODAループをショートカットで使う

ここまでが前半という感じで、OODAループの概要についてや各プロセスの役割とループの回し方について理解することができます。

第2章でショートカットという概念が出てくるんですが、OODAループを早く回すためにはこのショートカットがかなり重要な役割をはたすんですね。個人的にはそこを知れたのはかなり良かったなあと思います。

後半パート~第3章から第5章

第3章以降が後半という感じですが、

  • 第3章 世界観をつくるフレームワーク
  • 第4章 さらに思考を加速させるために必要なこと
  • 第5章 「相手のOODAループに入る」使い方

となっています。

後半のパートでは「世界観」という考え方が出てきました。個人としてOODAループを回すときににどうすればOODAループの速度を上げられるかというと世界観が重要で、また、世界観を理解すればうまく他者に影響を及ぼせます、という内容でした。

OODAループ学習の入り口によさそうです

全体でいうと、189ページなのでかなりサクっと読めます。それでOODAループの概要とか使い方を理解することができます。

よくWebなどの解説では、OODAのステップについて、「観察する」、「方向づける」とか、わりと固めで範囲の狭い単語を使っているのに対して、この書籍では「みる」とか「わかる」とか柔らかくて広範囲のイメージをもつ単語を使っていました。

OODAループのイメージを掴むという観点で言うとわかりやすかったなと思います。

OODAループについての他の書籍が、組織向けでわりとゴツめな書籍が多いなという印象なのですが、こちらは個人の思考法をベースとしているので、興味がある方はこの書籍を入口にするのがよいかなと思いました。

あと、コラムで宮本武蔵「五輪書」をかなり参照しているので、武蔵ファンはプラスアルファで楽しめると思っています。

1点補足すると、「世界観」という概念がこの書籍ではかなり中核に置かれているんですが、他のOODAループの解説書では用いられていないようなんです。他のOODAループの書籍では、このあたりについてどう説明されているのかは、個人的にかなり気になっています。

今後調べていきたいなと思います。

まとめ

ということで、今日はVoicy「スキルアップラジオ」の放送から「書評「OODAループ思考入門ー日本人のための世界最速思考マニュアル」」をお届けしました。

タカハシのVoicyの放送はこちらからお聴きいただけます。

チャンネルのフォロー、コメント、SNSでのシェアなどなど、楽しみにお待ちしております。

では、また。

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