みなさん、おはようございます!タカハシ(@ntakahashi0505)です。
こちらの記事は、タカハシが音声メディアVoicyの「スキルアップラジオ」にて放送した内容から、ピックアップしてお届けします!
今回のテーマは、コミュニティのビジネスモデルはAmazonプライムのようだったです。
なお、以下で実際にお聴きいただくこともできます!
では、よろしくお願いいたします!
グーグル収益モデルが個人ビジネスでも理想ではないか
先日、佐々木俊尚さんのチャンネルでこんな放送がされていたんですね。
すごく興味深い話だったのでぜひ皆さんにも聞いていただきたいなと思うんです。
かいつまんで、どんな話だったかお伝えします。
無料サービスを提供しているGoogleはどうやって収益を得ているか
Googleという会社がどうやって稼いでいるかというと広告がほとんどの収益源になってるわけですね。
皆さんがGoogleで検索をすると、その検索キーワードにマッチした広告が上位に表示されるようになっていて、そこをクリックすると、その広告主からお金が入る仕組みになってるんです。
この検索広告の売上比率ですが、Googleの親会社のアルファベットって名前の会社ですけれども、その売り上げの比率の58%を占めてるという風に言われています。
加えて別の広告事業で言うと、YouTube広告とGoogleネットワークっていうのがありまして、これ全部合わせると81%を占めています。
この広告事業の規模はどれだけかって話なんですけども、2023年の第3四半期7月から9月の決算によると、広告事業だけで594億4700万ドルだそうです。
数字が多すぎてなかなかピンと来ませんけれども、まあめちゃめちゃ稼いでるって話です。
一方で、僕らエンドユーザーからすると、Googleのありとあらゆるサービスが無料で提供されてるように見えるわけです。
例えば検索もそうですし、Gmailスプレッドシート、フォーム、カレンダー、この辺りはGmailのアカウントさえ無料で取ってしまえば自由に使うことができます。
さらに、もうなくてはならない存在のようになってますけれども、Googleマップなんかは無料で毎日のように使っています。
また、広告が入るにせよ、YouTubeも無料でたくさんのコンテンツを見ることができます。
佐々木さん自身も収益の柱がありつつ知識を無料提供している
佐々木さんはこのようなビジネスモデルが個人ビジネスの理想なんじゃないかとおっしゃられていたんです。
どういったことかというと、佐々木さんご自身はスタートアップの支援とか企業向けの仕事で収益の多くを稼いでいらっしゃいます。
一方で、毎日Voicyで話をされたりとか、旧Twitter、Xでいろんな記事のキュレーションをされて、佐々木さんのフォロワーに対して非常に充実した情報知識そういったものを無料でしかも大量に提供されています。
つまり、どこかの主力事業できちんとクライアントに価値提供して、そこでメインの収益をいただいて、一方で自分の活動としては広くあまねく自分が持ちうる価値を無料で提供していく、こういったスタンスが佐々木さんとしてはとても心地がいいという風におっしゃられてます。
僕の場合はAmazonプライムだった
この話を聞いて、僕の場合はAmazonプライムだなっていう風に思っていたってことを思い出したんですね。
どういうことかというと僕の場合収益の多くはコミュニティによるものが多いんですね。
僕が主宰をしている「ノンプログラマーのためのスキルアップ研究会」こちらのコミュニティでは、皆さん月々5500円をお支払いして参加いただいてるわけなんですけども、これがメインの収益になってます。
このコミュニティのビジネスモデルでいうと、Amazonプライムをすごくイメージしていた時期があったんです。
Amazonプライムは皆さんご存じかと思いますが、年間5900円または月々600円でプライム配送をしてもらえるってことです。
このプライムに登録さえしていれば、Amazonで買ったアイテムを基本翌日にそして無料で配送してもらえるということですのでAmazonでよく買い物する人からすると登録していくと非常にお得という仕組みになっています。
ただ、プライムはその配送特典からスタートしているんですが、どんどん新たなサービスを追加で得られるようになっていたんです。
皆さんご存じのプライムビデオとか、Amazonミュージックプライムとか、あとはAmazonフォトですねAmazonのストレージに写真を保存できるサービスです。
あとは服とか靴を事前に購入する前に試着できるプライムTry Before You Buyこんな仕組みもあったりします。
このようにサブスクに、どんどんどんどん新しいサービスが追加されていって、ユーザーとしては同じ金額なのに、どんどんサービスが良くなってる、こういった体験を味わえています。
ノンプロ研が発足してから意識していたこと
コミュニティノンプロ研が始まってから、このAmazonプライムを意識していまして、最初、ノンプロ研は月1回のセミナー、定例会と呼ばれるセミナーと、月1回のもくもく会、オンラインでのやり取り当初はFacebookグループだったんですけれども、それしかなかったんです。
活動を続けていくにあたって、規模も大きくなってきて、どんどんいろんなイベントを楽しめるようにしていきました。
動画のアーカイブも全部見られるようにしたりとか、ツールとしてはFacebookグループからSlackに移して、さらにDiscordを使うことにして、皆さんがいつでも学び合えるようなそんな環境を整えていったわけです。
さら、に今では皆さん自身がオンラインでもオフラインでもイベントを立てて、学びたいテーマ、楽しみたいテーマで学ぶ場を自分の力で作ることができるようになった仕組みも整えています。
これはまさに、月々同じ金額しか頂いてはいないんですけども、どんどんやれることが増えている、これはまさにAmazonプライムのような体験を味わっていただきたいということで進めてきたっていうところもあるんです。
ノンプロ研の状況がだいぶ変わってきた
ただ、今年に入ったあたりから、この状況がだいぶ変わってきたんですね。
これは昨日の放送コミュニティ3.0にも関連してくるんですけれども、皆さんがあまりにも自由に活動できるようになってきてしまったので、僕が何かを提供しないといけない、こんな感じではなくなってきたっていうのがここ最近の話なんです。
なのでサブスクに追加するものとして、それなりのリソースをかけて、こんなのどうですかと提示したところで、皆さんの興味とか関心とか活動の仕方が分散しているので僕が用意したものが一部の人にしか響かないことも結構出てきたわけなんです。
それでいうとAmazonプライムっぽくなくなってきたと思っていて、じゃあどんなビジネスモデルなのかなっていうのを考えたんです。
自治体みたいになってきた
ちょっと思いついたんですけれど、最近のノンプロ研でいうと自治体みたいになってきたんじゃないかなっていう風に思うわけですね。
月々頂いてる5500円は自治体でいうと税金のようなものになるのかなと。
そのいただいたお金を使って皆さんが安心安全に楽しく学べる場を運用していきますよと。
さらにこの場所を豊かに育てていきますよといったものの原資として毎月のお金をいただいてるという感覚だと思って来ています。
なので、自治体で言うと、市民の皆さんの声をちゃんと聞いて出てきた課題とか要望、これらについてどうやって答えていくかを考えて、そしてそれを1つ1つ実現していく、こういったことをしているわけです。
ノンプロ研も皆さんのコミュニティへの期待とか、ニーズとか、そういったものは多様になってきていますので、そういったものを一つ一つ聞いて課題とか要望にどう応えていくか、それを考えていくのがこれからの僕の役割なのかなっていう風に感じています。
こう考えると本当に面白い仕事をできてるなって、本当に参加してくださってる皆さんに感謝だなって思います。
試行錯誤ではありますけれども、皆さんがより豊かに楽しく学べる場として、ノンプロ研を提供していきたいなと思っていますので、引き続きよろしくお願いいたします。
まとめ
ということで、今日はVoicy「スキルアップラジオ」の放送から「コミュニティのビジネスモデルはAmazonプライムのようだった」をお届けしました。
今日はノンプロ研のビジネスモデルがAmazonプライムから自治体みたいになってきたよっていう話をさせていただきました。
僕の収益でいうと、ノンプロ研が収益のほとんどなんですけれど、どこに価値提供してるかと言うと、このVoicyみたいにノンプロ研の外にもアプローチしてるって言うところはあったりするんです。
それで言うと佐々木さんと近いところもあったりするのかななんて、話し終わってみて感じたところであります。
ご自身でビジネスをやられてる方はもちろんなんですけれども、それ以外の方も仮説として自分でビジネスやるとしたら、こんなお金と価値の流れになるんじゃないかな、みたいなことを考えてみると、面白いんじゃないかなっていう風に思います。
ぜひやってみてください。
タカハシのVoicyの放送はこちらからお聴きいただけます。
チャンネルのフォロー、コメント、SNSでのシェアなどなど、楽しみにお待ちしております。
では、また。