みなさん、おはようございます!タカハシ(@ntakahashi0505)です。
こちらの記事は、タカハシが音声メディアVoicyの「スキルアップラジオ」にて放送した内容から、ピックアップしてお届けします!
今回のテーマは、2024年にじっくりと読破したい名著3冊です。
なお、以下で実際にお聴きいただくこともできます!
では、よろしくお願いいたします!
年末年始のお供に名著を3冊おすすめします
12月27日水曜日、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
一応タカハシ個人としてはこの12月27日が今年の仕事納めになるかなという風に思ってます。
ただ、打ち合わせとかイベントはないんですけれども、このVoicyの収録とか、あとはテキストベースのちょこちょこしたやつは年末年始でも発生するかなという風に思ってますので、完全に何もしないというわけではないんですけどね。
年末年始といえば、時間がありますので、例えば積読これを解消するのにとても良いタイミングなんじゃないかなと思います。
今日は、僕が改めて読みたいなと思っているごつめの名著を3つ紹介しますので、ぜひ皆さんも年末年始のお供にしてみてはいかがでしょうか。
LISTEN――知性豊かで創造力がある人になれる
まず最初に紹介するのは「LISTEN――知性豊かで創造力がある人になれる」こちらの書籍になります。
著者はKate Murphy(ケイト・マーフィ)さん、ヒューストンを拠点に活動するジャーナリストだそうです。
そして監訳に篠田 真貴子さん(エール株式会社取締役)そして翻訳がフリーランス翻訳者ライターの松丸さとみさんとなっています。
出版社は日経BPで2021年8月5日発売ですね。
ページ数は412ページとなっています。
そしてAmazonレビューを見ると1031個の評価が付いていて、その評価は4.4です。
すごいですね。
本当に優秀な人は聞く能力が非常に高い
概要をざっと読んでいますと、本当に優秀な人は聞く能力が異様に高い、このように書いてあります。
他人の話は面倒で、退屈なもの。
どうでもいい話をする人や、たくさんしゃべる人考えただけでも面倒だ、その点スマホとかSNSで得られる情報はどれだけ時間をかけるか自分で決められますし、面白くないものや嫌なものは無視や削除ができる、それなのになぜこの書籍では話を聞くということをお勧めしているのか、という話です。
その答えとして、自分では考えつかない新しい知識を連れてきてくれる、また他人の考え方や見方をまるごと定着させもする、話をじっくり聞ける人はもちろん信頼されて友情や愛情など特別な関係を育む。
自分の話をしっかり聞いてくれたら、自分の中での思いもよらなかった考えが出てくるかもしれない、この様に人との会話というのは様々な価値を運んできてくれるわけですね。
ただしそこには技術が必要です。
この書籍によって、その技術に関して身につけて、それで人生を驚くほど実り豊かにしようと、そういった趣旨の書籍だということです。
全部で18章の構成
それで章の構成は全部で18章の構成になっています。
たくさんありますけれども、その中で目についた章について見ていくと、例えば、1章で言うと話を聞かれないと孤独になる。
孤独を感じるのは、良いことが起こったのに誰にも注意払ってもらえないこと、そのあたりは孤独というのがキーワードになっていそうですね。
また第5章6章を見ていくと、空気が読めないとはそもそも何が起こっているのかですね。
嫌なやつでも聞こうとすれば、不快感は少し減るとかです。
この辺はコミュニケーションがなんかうまくいってない時、どんなことが起きているかというのを知ることができそうな感じします。
それから8章以降見ていくと、聞き上手は「なぜ」という質問を使わない、優れた聞き手になるには自分の弱さを理解する、話に素直に耳を傾けるのは冒険心がいる、アドバイスを知らせる人はきちんと相手の話を聞いてない。
この辺りは聞くということに関しての心構えとか気をつけなくてはいけないこと、こういったことが書かれてそうな感じがします。
本当の理由を探るには聞くことが一番
さて、そんな書籍LISTENなんですけども、それを選んだ理由について最後をお伝えしておきます。
僕自身、今年1年間あまりスキリングのテーマで活動してきたわけなんですけれども、いろんな調査を見る限り、皆さんやった方がいいというのは認識してるんですけれども、なかなかその一歩を踏み出せない、こういった事実が明らかになってきてるわけです。
ではなぜその一歩を踏み出せないのか、調査を見る限りで言うと、お金がないとか時間がないとかそういったことがどうしても挙げられているわけなんですけれども、本当の理由はそこじゃないんじゃないかって僕は感じてるわけです。
なぜなら、お金がなくても時間がなくても、できることは結構たくさんあるからなんです。
では本当の理由ってどこなのかな、どこにどういう課題を感じてるのか、その人の活力はどこをどうくすぐれば生き生きとしてくるのか、こういうことを知るには聞くのが一番なんじゃないかなっていう風に感じたんです。
同じようにビジネスをやっている人であれば、顧客がどこに課題を感じていて、何を欲しているのか、経営者であれば従業員の皆さんがどう思っていて、どこをくすぐれば生き生きと働き始めるのか、そういったことを知るには聞くという手段がとてもいいんじゃないかなっていう風に思います。
イシューからはじめよ――知的生産の「シンプルな本質」
次に紹介しますのは、「イシューからはじめよ――知的生産の「シンプルな本質」」こちらの書籍になります。
著者は皆さんご存知の安宅和人さんです。
マッキンゼー・アンド・カンパニーに入社してからイェール大学・脳神経科学プログラムに入学して、その後ヤフー株式会社に移り、慶應義塾大学の環境情報学部の教授でもいらっしゃいます。
出版社は英治出版で2010年11月に発売されています。
ページ数は273ページです。
Amazonレビューで言うと5610個評価がついてまして、4.3となっています。
すごいですね。
究極の問題設定と解決法を提供
この書籍が提供するのは究極の問題設定と解決法と伝えられています。
このイシューっていうのは何かっていう話なんですけども、あなたが問題だと思っていることのほとんどが、今この局面でケリをつけるべき問題ではないと、今この局面でケリをつけるべき問題つまりイシューとは、2つ以上の集団の間に決着のついてない問題であり、根本に関わるもしくは白黒がはっきりしていない問題、この両方の条件を満たすものだそうです。
この解説の一節はこの一文を読んだだけだと、ちょっと分かりづらいっていうのは確かにあるんですけども、このイシューを見極められることで何ができるのか、それで言うと本当に価値のある仕事ができる、本当に世の中に変化を起こすことができる、そのためには、このイシューを見極めるっていうのが最初のステップになると、このように伝えられています。
さらにこの書籍を書いたきっかけです。
これを見てみると、圧倒的に生産性の高い人に共通していることがあると、それが何かというと、1つのことをやるスピードが10倍20倍と速いわけではなく、ある知的生産の共通の手法をしていたんだということです。
それがこのイシューから始めようで書かれている問題設定と解決法であるという風に述べられています。
書籍の構成
書籍の構成としては、
- 序章 この本の考え方―脱「犬の道」
- 第1章 イシュードリブン―「解く」前に「見極める」
- 第2章 仮説ドリブン(1)──イシューを分解し、ストーリーラインを組み立てる
- 第3章 仮説ドリブン(2)──ストーリーを絵コンテにする
- 第4章 アウトプットドリブン──実際の分析を進める
- 第5章 メッセージドリブン──「伝えるもの」をまとめる
このような構成に向かってます。
本を読もうと思ったきっかけはVoicyフェス2023
この書籍、以前、僕は読み始めて途中で止まってしまったんじゃないかなという記憶があります。
しかしこの本を読もうと思ったのは、10月に開催されましたVoicyフェス2023です。
こちらで安宅さんとVoicy社長の緒方さんとの対談がありまして、これが本当に素晴らしい内容だったんです。
今年に関して言うと、僕はリスキリングに関してかなりのリソースを使って活動してきたんですけども、そのリソースの効率で言うと、あまり良くなかったなっていうのはありまして、反省点としてあったんです。
そこで思い出すのが、このイシューからはじめよという書籍です、個人的にはこの書籍を読むことを通してこの2023年の痛いところをもう一回えぐるみたいなそういった活動になってしまうかもしれないんですけども、ここはちょっと僕としては避けて通れないかなというふうに思いますので、ぜひ読んでみたいなというふうに思った次第です。
完訳 7つの習慣 人格主義の回復
そして最後に紹介します3冊目が「完訳 7つの習慣 人格主義の回復」です。
この書籍はとても有名なので、皆さんご存知かなというふうに思うんですけども、著者はスティーブン・R・コヴィー 博士です。
リーダーシップ論の権威、家族問題のエキスパート、教育者、組織コンサルタントとして活躍されて、この7つの習慣は全世界で販売部数なんと3000万部を記録したそうです。
チャプターで紹介している書籍なんですけども、こちらは完訳版ということで2013年7月にキングベアー出版から出てます。
なんとページ数は560ページということで、なかなかのごっちさんになってます。
個性主義から人格主義のパラダイムへ
そこの書籍を通してコビー博士が最も言いたかったことは何かという話なんですけれども、個性主義ではなくて、人格主義のパラダイムを持つことだそうです。
個性主義というのは、スキルとかテクニックとか社交的なイメージを作り方とか、そういった表面的な部分で成功しようとする考え方です。
しかし言行一致という誠実さの人として成熟すること、欠乏ではなく、豊かさマインドを兼ね備えること、そういった人格の上にスキルとかテクニックとか、そういったものを載せないと真の成功は得られない、このように説いていらっしゃるわけです。
そして、その人格を磨くための具体的な習慣、思考や行動の指針、これを詰め込んだものがこの7つの習慣ということになります。
章の構成
章の構成としては、第1部がパラダイムと原則ということで、インサイドアウトとは何か、7つの習慣とは何か、これについて論じています。
第2部は知的成功ということで3つ目の習慣までです。
- 第1の習慣 主体的である
- 第2の習慣 終わりを思い描くことから始める
- 第3の習慣 最優先事項を優先する
この3つを紹介するパートとなっています。
そして第3部が公的成功というタイトル付けされてまして、
- 第4の習慣 Win-Winを考える
- 第5の習慣 まず理解に徹し、そして理解される
- 第6の習慣 シナジーを作り出す
この3つの習慣を紹介するパートです。
そして最後、第4部が再新再生ということで
第7の習慣である「刃を研ぐ」というところを紹介してます。
過去に1回読んだことがあった
この書籍もですね、過去に1回僕は読んだことがあるわけなんですけれども、ただ、だいぶ忘れてるなという印象はあるんです。
僕の書籍「デジタルリスキリング入門」の中に、この7つの習慣の中の関係の輪、影響の輪、これについて取り上げさせていただいているわけなんですけども、もう1回、7つの習慣について一気通貫で理解する、そのタイミングがそろそろあってもいいかなという風に思った次第です。
学習コミュニティ「ノンプロ研」輪読会へのお誘い
3つの名著を紹介させていただいたんですけれども、人によってはこの外国の方が書いた書籍の翻訳本って、ちょっと読みづらいんだよなぁとか、そういうふうに感じる方もいらっしゃるかもしれませんし、そもそも今回紹介した書籍はいずれもそこそこごつさがあったりします。
1人で読むのしんどいなっていう方のために、そのみんなで読書をするという読書会を活用することで、そういった壁を乗り越えるっていう方法があるんです。
僕が主宰をしてます学習コミュニティ「ノンプロ研」では輪読会と呼ばれる読書会のスタイルがありまして、それを使って、こういったちょっとごつめの書籍をみんなでクリアしていこうとそういった取り組みがなされています。
輪読会はだいたい毎週1回か学習で1回こういったペースで開催されるんですけれども、次の回までに、これこれだけ読んでおきましょうねと、さらにその部分を例えば章単位で分けて各章について、1人ずつプレゼンをしていく、そんな感じで進めていく読書会になります。
今回紹介した3つの書籍のうち、もし希望者がいればそのノンプロ研内の輪読会ということで、開催をしたいなというふうに思っていますので、もしノンプロ研の方で興味ある方いらっしゃいましたらぜひ挙手をいただければなというふうに思います。
またはノンプロ研に入ってない方も、これを機に入会いただいて、一緒にこの輪読会から参加していただくというのも一つありかなというふうに思います。
ぜひ興味ある方は放送へのコメントいただくか、タカハシのSNSなどでご連絡いただければと思います。
みんなで書籍を読むことで、本当に理解が深まりますし、楽に進めることができますのですごくおすすめしたいなというふうに思ってます。
皆さんのご参加をお待ちしております。
まとめ
ということで、今日はVoicy「スキルアップラジオ」の放送から「2024年にじっくりと読破したい名著3冊」をお届けしました。
一人でがんばってもいいんですけど、ちょっとごついなとか、ちょっと重いなとか、そんな時はみんなと一緒に読むっていうのはモチベーションも上がりますし、学びの質も上がりますし、そして楽に進めることができる、とても良いことばかりだなという風に思います。
まさに、遠くに行きたければみんなで行け、まあそういった話なのかなという風に思います。
そして、これらの書籍を一緒に輪読会をやってみたいなって方は是非ご連絡をお待ちしております。
タカハシのVoicyの放送はこちらからお聴きいただけます。
チャンネルのフォロー、コメント、SNSでのシェアなどなど、楽しみにお待ちしております。
では、また。