みなさん、おはようございます!タカハシ(@ntakahashi0505)です。
こちらの記事は、タカハシが音声メディアVoicyの「スキルアップラジオ」にて放送した内容から、ピックアップしてお届けします!
今回のテーマは、どこで暮らし働くか、東京から糸島に移住して思うことです。
なお、以下で実際にお聴きいただくこともできます!
では、よろしくお願いいたします!
東京から糸島へ
Voicyのハッシュタグ企画 #どこで暮らし働くか というテーマでお話ししていきます。
2022年4月に東京から福岡県糸島市に移住した僕としては、どんぴしゃのテーマです。
移住前~オンラインになって
働くという面でいうと、30代のときはサラリーマンで都内に住んでいて、通勤して都内の会社に勤めていたわけです。
ただ、7年前に起業・独立してから、まず通勤の必要がなくなりました。
仕事内容もIT系ということもあり、対面の仕事が減っていき、というか減らしていったのですが、オンラインがメインになっていったわけです。
一方で、運営している学習コミュニティ「ノンプログラマーのためのスキルアップ研究会(通称ノンプロ研)」は、もともとオフラインがベースで、都内の会議室などを借りて活動していたのですが、コロナ禍で完全にオンラインになったんです。
結果的に、2年前から仕事はインターネット回線と電源があればどこでもできるようになりました。電車にも乗らなくていいし、人混みを味わわなくていいし、暑い中外を出歩かなくていいし、とてもいい感じです。
僕は、ずっと引きこもりで好きな仕事ができるし、それなりに満足の生活はできるなと思っていました。ただ一方で家族はそうではなかったんです。
妻は、いっぱいの自然に囲まれて、地元の人たちと気軽に交流しながら子育てをしたいと思っていたそうなんです。
東京ではなかなかそういうことがしづらいし、コロナ禍に入って、マスクしなきゃいけないとか、屋内の遊び場になかなかいけないとか、より都会の窮屈さを感じてしまったのかもしれません。
じゃあ、移住しようか、となったのが、昨年の夏頃です。
家が持ち家でローンが25年ほどあったので、まずそれをどうにかしなくてはとなったんですが、たまたま立地が良かったということもあり、年明けに無事に売却することができました。
それでこの4月に糸島へ移住してきたというわけです。
糸島に移住して
僕は自然いっぱいのところに住むのははじめてだったのですが、本当にいいなと思っています。
人混みを味わうことは一切ないし、ちょっと仕事が早めにきりがついたなというときは、息子の保育園の迎えがてら海に寄って、裸足でちゃぷちゃぷしたり、なんてこともできます。
糸島は精力的に活動するコミュニティもたくさんあって、保育園とか、街のコミュニティスペースつながりで、結構いろんなところに参加させてもらっています。
心配していた地縁のしがらみみたいなものも特になし。自治会とかであれこれしなくてはいけないというのもあまりなくて、たまにみんなでお掃除する程度です。
東京よりも、みなさん挨拶してくれるので気持ちがいいなと思っています。
どこで暮らし働くかを選択する
どこで暮らし働くか、は自由に選択できたほうが幸せだし豊かだなと思います。
選択できるというのは、前回の#59 価値がある仕事だけを選択するにもつながりますね。
なぜそう思っているかというと、今となっては時代の変化はとても激しいわけです。そもそもライフステージで、家族それぞれが何が望ましいのかは違ってきますね。
僕自身は仕事はどこでもできるんですが、ただ、息子の視点でいうと、今の身体と心がすくすく伸びている中、大自然の中で日々学びを得るというのは、とても望ましいことに思えるし、実際糸島に来てみると本人の成長も著しいなと思います。
妻も自然と戯れながら、いろんな人と出会っておしゃべりして楽しそうなんです。
僕は家で仕事をしているだけなんですけど、家族が満たされていると、やはり良い仕事ができるし、前向きに頑張ろうと思えるんです。
ただ、何年か経つと、どこで暮らし働くのがよいかは変わってくる可能性が高いんじゃないかと思っています。
例えば妻が何か大切なやりがいを見つけてチャレンジするときとか、息子が独り立ちして妻と二人になったときとか、そういうときに何がベストかを考えて、どこで暮らし働くのかを選択ができたほうがいいと思うんです。
物理的な制約
どこで暮らし働くかを自由に選択するためには、いくつかクリアしなきゃいけないことがあります。まずは物理的な制約を取り除く必要がありますね。
僕の場合でいうと家がそうだったわけです。
家を売却したときものすごく感じたんですが、肩の荷が下りて気がラクになったんです。
家があって、ローンが25年残っているということは、すごく重荷に感じていたと思うんです。なので今後個人的には、家を買うというのはもういいかなと思っていますし、もし買ったとしても、すぐに手放せるようにしておいたほうがいいなと考えています。
あと、よくあるのは会社ですね。
たとえばオフィスに勤務しなければいけないので、通勤が可能な距離に住むということはみなさんよくやっていることだと思います。
ただ、テクノロジーの発展によって、自由に移り住める、どこでも働けるというのはとても後押しされています。コロナ過もあって多くの仕事がリモートでできるようになりました。
テクノロジーのうとさを理由に社員を通勤圏内に縛り付けて、どこで暮らし働くか、その選択肢を奪っているのだとすると、それは結構大変なことです。優秀なIT人材などはまず来てくれないですね。
個人的には、転勤命令なんて、今のご時世もってのほかだなと思います。
企業は、そのあたりをよく考えて取り組んでいくべきだなと思っています。
心理的制約
どこで暮らし働くかを自由に選択するためには、もうひとつ、心理的な制約も取り除く必要があります。
たとえば、都会に住んでいるとか、立派な家に住んでいるとか、六本木で働いているとか、会社の看板とか。自分のアイデンティティが持ち運べない何かに依存していると、何かのタイミングでしたほうがいい豊かな選択を選び逃してしまうと思うんです。
なので、自分のアイデンティティを、持ち運びができるポータブルなものに乗せ換えておくのがよいと思います。
僕なんかはもともと、埼玉のベッドタウンで生まれ、40代なかばまでずっと東京なので、住むところに対するアイデンティティはなかったんですね。
仕事もミュージシャンからサラリーマンになって、転々と転職しました。
音楽も諦めサラリーマンになったときは、会社で頑張ることが大事、それがアイデンティティだと思おうとしていたのだけど、それが仇となって離脱したわけです。
独立前後は、自分って何者なのかを問い直す良い機会になりました。
独立後「ITで日本の働くの価値を上げる」を掲げて活動を開始してから、そこにビシっと旗が立ってきて、自分のアイデンティティができあがってきたように思います。
苦労はしたけれども、世の中に飛び込んで自分の目で見たり、感じたり、揺さぶられたり、そういう経験を重ねられたからだと思っています。
もし、アイデンティティが持ち運びできない何かに縛られているような感じがあるのなら、そこから離れたときのこととか、生涯のライフステージのいくつかをイメージしていただくとよいかなと思います。
そこで、アイデンティティの引き剥がしが必要だと感じたら、その引き剥がしには、僕が今まさに注目している「越境」が有効です。
いつもの場所ではない、アウェイに身を置いた活動もしてみるということですね。
たとえば、少しずつで良いので、興味のあるコミュニティとかサークルに参加してみるとか、地域活動に参加してみるとかです。
そこで、自分のアイデンティティを異なる環境から見つめたり、経験を経ることで、価値観の引き剥がしが期待できると思います。
まとめ
ということで、今日はVoicy「スキルアップラジオ」の放送から「ノどこで暮らし働くか、東京から糸島に移住して思うこと」をお届けしました。
タカハシのVoicyの放送はこちらからお聴きいただけます。
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では、また。