エクセルVBAで印刷時のヘッダー・フッターの設定をする方法と書式コード・VBAコード一覧

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みなさん、こんにちは!
タカハシ(@ntakahashi0505)です。

引き続き、エクセルVBAでPDF出力や印刷をする際のテクニックについてお伝えしています。

前回の記事はこちら。

エクセルVBAで印刷範囲の設定をする方法とクリアをする方法
エクセルVBAでPDF出力や印刷をする際の様々なテクニックをお伝えしています。今回はPageSetupオブジェクトで印刷範囲の設定する方法と印刷範囲のクリアをする方法です。範囲は文字列で指定しますよ。

印刷範囲の設定とクリアをする方法についてお伝えしました。

これまで印刷またはPDF出力に関しては

  • ページ中央配置にする
  • 上下左右のマージンをとる
  • 縦横1ページに収める
  • 倍率を決める
  • 印刷範囲を決める

などなど、様々な設定をシートに対するPageSetupオブジェクトで設定してきました。

今回はそれに加えてエクセルVBAで印刷時のヘッダー・フッターの設定の方法についてお伝えしたいと思います。

では、行ってみましょう!

前回までのおさらい

前回終了時点のプログラムはこちらです。

PageSetupオブジェクトの各プロパティの設定についてはコメントでおわかりだと思いますが、結構いろいろ設定できますよね。

それでとある請求書を印刷した結果がこちらです。

エクセルで印刷範囲を設定してプレビュー

だいぶ出来上がっていますが、今回はこれにヘッダー・フッターを追加していきましょう。

エクセルVBAでヘッダー・フッターの設定をする

ちなみにヘッダー・フッターは皆さん使われていますか?

エクセルはセルの行列の幅を自在に変更できるので、ページの見出しやページ番号などをシートに直接書き込んでいる場合も多いかもしれませんが、使いこなすと便利です。

特に以下二つのメリットは作業効率という意味ではかなり大きいです。

  • ヘッダー・フッターの領域にはセルの幅に依存せずに配置できる
  • テーブルに無駄な行列を入れる必要がなく数式やマクロに強いシートが作れる

ヘッダー・フッターを活用しましょう!

ヘッダー・フッターを設定するPageSetupオブジェクトのプロパティ

ということで、エクセルVBAでヘッダー・フッターを設定する方法です。

これもおなじみのPageSetupオブジェクトのプロパティで以下をそれぞれ使います。

WorkSheetオブジェクト.PageSetup.LeftHeader = 設定内容
WorkSheetオブジェクト.PageSetup.CenterHeader = 設定内容
WorkSheetオブジェクト.PageSetup.RightHeader = 設定内容
WorkSheetオブジェクト.PageSetup.LeftFooter = 設定内容
WorkSheetオブジェクト.PageSetup.CenterFooter = 設定内容
WorkSheetオブジェクト.PageSetup.RightFooter = 設定内容

設定内容は基本的に文字列を指定していくのですが、書式コードまたはVBAコードを利用することでヘッダー・フッター特有の設定をすることができます。

書式コード・VBAコードを使った設定内容の表記の仕方

ヘッダー・フッターの設定で利用可能な書式コード・VBAコードは以下のようなものがあります。

コード 説明
&L 左詰めに配置
&C 中央揃えに配置
&R 右詰めに配置
&E 二重下線付き
&X 上付き文字
&Y 下付き文字
&B 太字
&I 斜体
&U 下線付き
&”フォント名” フォント指定(※ダブルクォーテーションで囲む)
&nn フォントサイズ指定(※nnには2桁の数値を指定)
&D 現在の日付
&T 現在の時刻
&F ファイル名
&A シート名
&P ページ番号
&P+<数値> ページ番号に<数値>を加えた値
&P-<数値> ページ番号から<数値>を引いた値
&& アンパサンド (&)
&N 総ページ数
&Z ファイルパス

書式コード・VBAコードを使う際のルールはこちらです。

  • 文字列に装飾をするものは、装飾したい文字列の前に上記コードを付加します。
  • 装飾を打ち消したいときは、打ち消したい文字列の前に再度同じコードを付加します。
  • フォントの指定はフォントの名称をダブルクォーテーションで囲います。
  • フォントサイズの指定は二ケタの数字で指定をします。

ヘッダー・フッターを指定する例

では一つ試してみましょう。

出力するシートはこちらです。

印刷するエクセルシート

前回まで上部に「請求書」とシート内に記載していたのですが、中央ヘッダーで配置をしたいので削除しました。

例としてのプログラムはこちらです。

ヘッダー・フッターの指定をしている箇所は以下の通りです。

  • 15行目:左側ヘッダー→なし
  • 16行目:中央ヘッダー→フォントをサイズ28のメイリオにして「請求書」と出力
  • 17行目:右側ヘッダー→今日の日付に半角スペース空けて今の時間
  • 18行目:左側フッター→なし
  • 19行目:中央フッター→フォントをサイズ8のVerdanaにして「Confidencial」と出力
  • 20行目:右側フッター→現在のページ数/総ページ数

フォントの指定はダブルクォーテーションで囲むのですが、VBAで記述する場合はエスケープのため2つ連続で書く必要があります。

ちなみに、左側のヘッダー・フッターはあえて「””」で指定していますが、シートに前の設定が保存されている可能性があるので、空欄にするときも念のため設定をしておいたほうが良いと思います。

出力結果

実行してプレビューを見ますと、ヘッダーは

プレビュー出力のヘッダー

フッターは

プレビュー出力のフッター

と出力されます。

まとめ

エクセルVBAでPDF出力または印刷時のヘッダー・フッターの指定をする方法についてお伝えしました。

使える書式コード・VBAコードがたくさんありましたね…覚えなくても良いので、本ページをブックマークして都度参照頂ければと思います。

次回はワークブックの全てのシートをまとめてPDF出力する方法についてお伝えしたいと思います。

エクセルVBAで全てのシートを一つのPDFにまとめて出力する方法
エクセルVBAでPDF出力や印刷をする際のテクニックについて引き続きお伝えしていきますが、今回はエクセルVBAで全てのシートをまとめてプレビューまたはPDF出力をする方法についてお伝えします。

どうぞお楽しみに!

連載目次:エクセルVBAでPDF出力と色々な印刷設定

エクセルで見積書や請求書などの帳票を作成する場合、印刷やPDF出力したいときがありますよね。このシリーズでは印刷やPDF出力をする方法、またその際の様々な設定やテクニックについてお伝えします。
  1. 初心者でも簡単!エクセルVBAでPDFを出力する最もシンプルなプログラム
  2. エクセルVBAで印刷時のページ中央配置と余白を設定する
  3. エクセルVBAで印刷範囲の設定をする方法とクリアをする方法
  4. エクセルVBAで印刷時のヘッダー・フッターの設定をする方法と書式コード・VBAコード一覧
  5. エクセルVBAで全てのシートを一つのPDFにまとめて出力する方法
  6. エクセルVBAで一部のワークシートのみ選択してPDFで出力する方法