転職や離職で社会関係資本は減るのでは?

転職や離職で社会関係資本は減るのでは?

みなさん、おはようございます!タカハシ(@ntakahashi0505)です。

こちらの記事は、タカハシが音声メディアVoicyの「スキルアップラジオ」にて放送した内容から、ピックアップしてお届けします!

今回のテーマは、転職や離職で社会関係資本は減るのでは?です。

#85 Q. 転職や離職で社会関係資本は減るのでは? | タカハシノリアキ「『働く』の価値を上げるスキルアップラジオ」/ Voicy - 音声プラットフォーム
音声放送チャンネル「タカハシノリアキ」の「#85 Q. 転職や離職で社会関係資本は減るのでは?(2022年8月31日放送)」。Voicy - 音声プラットフォーム

なお、以下で実際にお聴きいただくこともできます!

では、よろしくお願いいたします!

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転職や離職でキャリア資本は減るのでは?

ここ最近、変幻自在のキャリア、プロティアンキャリアについて何回かお話しています。
たくさん質問をいただいていますので、お答えします。

#78 変幻自在なキャリアのためにキャリア資本を蓄えよう

えばた「キャリア資本は転職や離職では減らない」とのお話でしたが、社会資本のうち職場のネットワークに関しては、さすがに資本が減るように思えるのですが、いかがでしょうか。減らさないでいられるとしたら、減らさないために、どんなことができるでしょうか。

復習しますと、3つのキャリア資本を蓄積するような日々を過ごしていきましょうね、というお話で、その中で、職場、友人、地域などのネットワーク=社会関係資本です。

社外持ち運びができる関係性が社会関係資本

僕の解釈ですが、転職・離職で失われるような関係性であれば、それはその組織限定のつながりであり、社外持ち運びができないので、社会関係資本とはいえないという認識なんですね。

これでいうと、会社の上司、仲間。職務の関係以上に、お互いの個性とかキャリアを尊重して、信頼性のある関係が常日頃から構築できているなら、それは、職場を離れたとしても、何らかのつながりを維持して刺激をし合うこともできるし、タイミングがあれば仕事に関する相談とか、ビジネス上のやり取りも発生するものと思います。

なので、そういった転職・離職で失われない価値のあるつながりを、会社で働きながらつくっておきましょうね、ということなのだと思います。

個人でできることとしては、他者の個性・キャリアを尊重して、信頼できる良い仕事をしておくということがまず前提としてあります。

職場を離れたら連絡先がわからないというのはよくある話なので、SNSなどでつながっておくとよいと思います。

会社の文化によってつながりの作りやすさが違う

ただ、個人個人の努力は大切なんですが、会社で良いつながりが作りやすいかどうかは、会社の文化にもよると思います。

仕事以外の学びや趣味について、会社の人とは話しづらいとか、SNSをやっていることを会社の誰かに知られたくないとか、退職する=裏切り者みたいな風潮がある、みたいな場合は社会関係資本をつくりづらい環境といえるんですね。

僕の例でいうと、30代で4社経験しましたが、今でも良い社会関係資本ができているな~という例は残念ながら少ないですね。

これは、僕がポンコツだったというのも存分にあると思いますが、うち1社はほぼリストラされたようなものですし、うち2社はブラック企業でしたし、なかなか上司や仲間と良い関係性のまま退職というのは難しかったです。

一方で、最近では、イケてる企業に関しては、退職した人たちのネットワークをうまく構築しておこうという動きがあります。ビジネスに活かしたり、もしくはタイミングさえ合えば、退職した人に再度戻ってきて社員にしてもらう再雇用を積極的に受け入れるという事例もあります。

そういう制度を設けている会社は、普段からお互いのキャリアを尊重して、信頼を構築できるような文化ができているものと思います。

冷静に自社で働くメリット・デメリットを観察しよう

どこで働くかというのは、ビジネス資本はもちろんなんですが、社会関係資本の蓄積がしやすいかどうかにも影響を与えるので、単に今の状況を受け入れたり、状況に自分を合わせにいくだけでなく、冷静に自社で働くことのメリット・デメリットを観察する必要があると思います。

もしデメリットが多そうなら、中長期的に良い選択ができるように、したたかにキャリア資本を積み重ねるような行動をしておいて、良きタイミングがきたらピボットできるような態勢を整えておくとよいと思います。

前の放送でお伝えしている、副業やゆるい転職活動はそういう観点では有効です。

#83 蓄積したキャリア資本を稼ぎに変えるには をご参考いただければと思います。

ということでまとめますと、退職・離職して切れるようなつながりは社会関係資本とはいえないというのが僕の意見です。

職場でよいつながりをつくれるよう、お互いを尊重して信頼できる仕事をする、SNSなどでつながっていくというのがいいかなと思います。

社会関係資本の蓄積しやすさは組織文化による部分もあるので冷静に判断していきましょう。

転職活動に有効なネットワークとは?

今日はもう一つ質問にお答えします。

#83 蓄積したキャリア資本を稼ぎに変えるには?

えばた「転職活動は一人でこっそりやると思っていましたが、転職活動に有効なネットワークという言葉に衝撃を受けました。日本の転職事情も大きく変わったということでしょうか。具体的にはどんなネットワークが考えられるか、詳しくお聞きしたいです。」

ゆるい転職活動とはいえ、自社に転職活動をしていると伝わるのは気まずいと思いますが、当然そこはオープンにせず、ゆるい転職活動をしていくということになります。

例えばビジネスSNSとか転職サイトにまずプロフィール登録をしておきましょう。そこがゆるい転職活動の第一歩です。

エージェントさんから連絡があったりしますので、そこでライトにエージェントさんに会うというのはありです。そこでエージェントさんとのネットワークができるわけです。

企業によっては特にIT系でいうと、カジュアル面談をしてくれる会社もありますので、本気の面談ではなく、そこで相手の会社さんとつながりを持つというのもあるかと思います。

そこまでガチ転職というネットワークじゃなくても、同じ業界の知り合いとかコミュニティで自分の会社にはオープンにしなくても、転職事情について話をしておくのはありかなと思います。

ノンプロ研について言えば、転職活動について情報をシェアするようなイベントを開催したりとか、Slack上で情報交換をしています。

そこで今の転職事情とかを情報収集をしたりとか、場合によってはコミュニティのメンバーの会社の求人にエントリーしたりするケースがあります。

広くネットワークを持っておくことで、いざ転職というときに役に立ちますので、広い視野でネットワーク作りをしておくといいと思います。

まとめ

ということで、今日はVoicy「スキルアップラジオ」の放送から「転職や離職で社会関係資本は減るのでは?」をお届けしました。

タカハシのVoicyの放送はこちらからお聴きいただけます。

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では、また。

タカハシノリアキ「『働く』の価値を上げるスキルアップラジオ」/ Voicy - 音声プラットフォーム
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