みなさん、おはようございます!タカハシ(@ntakahashi0505)です。
こちらの記事は、タカハシが音声メディアVoicyの「スキルアップラジオ」にて放送した内容から、ピックアップしてお届けします!
今回のテーマは、成長機会のある仕事かどうかどうやって見極める?です。
なお、以下で実際にお聴きいただくこともできます!
では、よろしくお願いいたします!
成長機会のある仕事かどうかどうやって見極める?
ここ何回か変幻自在のキャリア、プロティアンキャリアについてお話しをしていまして、その中のひとつの放送でご質問を頂いてましたので、回答していきたいなと思っています。
どの回かというと、78回ですね。
こちらの回でえばたさんからご質問を頂いています。
こんな質問です。
仕事の負荷をストレッチととらえる考え方は、ポジティブでいいなと思いました。ただ一方で、ただしんどいだけの負荷もありますよね。ストレッチになる負荷とならない負荷では、どのように見分けられますか?
こんな質問なんですね。ありがとうございます。
3つの仕事の負荷水準
まず、前提として仕事についての負荷について、1回整理をしていきたいと思います。
仕事の負荷の水準は3つのゾーンで語られることが多いんですね。
1つは、安全領域のコンフォートゾーン。
2つ目が、ちょうどよい領域である背伸び領域ですね。これをストレッチゾーンと言います。
そして、それを超えちゃうと混乱領域パニックゾーンになるよという話なんですね。
これまでの話で言うと、ビジネス資本、つまり自分のスキルとか良い仕事をする能力を、日々の仕事の中で磨いていって蓄積していきましょうねという話なんですね。
そのためには、自分にとってやや背伸びをしないといけないくらいの負荷がかかるストレッチゾーンにある仕事で仕事時間を埋め尽くすようにしていきましょうという話をしてきたんですね。
慣れきったいつものルーチン、つまりコンフォートゾーンでは、その成長はわずかしか期待できないからです。
一方でパニックゾーンはストレスが強すぎて、自己効力感が下がったり、挫折して逆に成長機会にならなかったりするので、なのでストレッチゾーンにある仕事を優先的に引き受けていきましょうという、そういう話なんですね。
人によっては感じ方は少し違うとは思いますが、ある仕事が発生したときに、その仕事がどのゾーンなのかというのを想定してみようという事なんですね。
たとえばその仕事がコンフォートゾーンにあるならば、背伸び要素がある仕事に工夫して変換することができるかもしれません。
ルーチン作業であるならば、プログラミングやIT技術を使って、自動化することにチャレンジしたりすれば、コンフォートゾーンの仕事をストレッチゾーンの仕事に変換することができるかもしれません。
一方で、パニックゾーンの仕事なら、難易度を下げたり、周囲に助けを求めたり、そういった形で何らかの手を打ってから、ストレッチゾーンに下げて、着手するようにするそういう方法ができるんじゃないかなと思います。
実際にやってみて、実際に感じた負荷と、事前にどこのゾーンを想定していたかというのを答え合わせをすることで、自分のストレッチゾーンの見極め力みたいなのを上げていくことができるかなと思います。
ただですね、えばたさんの質問なんですけど、これだけの話で済まないなという所があるんですね。
ご質問頂いて気づきがあったのですが、「しんどさ」というのは仕事の難易度、軸以外にもあるんじゃないかなと気づいた訳ですね。
たとえばこんなパターンがあるんじゃないかなと思います。
やる意義を感じなくてしんどい
まずですね。やる意義を感じなくてしんどいというケースもある訳ですね。
たとえば、心を込めて請求書は全部手書きをしてください・郵送してくださいみたいな仕事があった時に、技術的には全然余裕なんですけど、気持ち的にめちゃくちゃ苦痛を感じますね。
後、別の仕事として、取引先に理由もなく値下げ交渉をしてこいというのもありますね。できないことはないですけども、苦痛を感じてしまう。
このようにですね。自分の価値観とかアイデンティティとマッチしていなくて苦痛を感じる。こういったしんどさを感じる仕事も1つあるんじゃないかなと思うんですよね。
精神的な負荷が高くてしんどい
また、別のパターンとしては、技術的にはカンタンなんだけれど、精神的な負荷が高くてしんどいというケースもありますよね。
たとえば、目標だけがムダに高く設定されているとか、上司が自分の進め方をまったく信用してくれなくてイチイチ口出しされるとか、そういう時は精神的負荷がむやみに高い状態になりますよね。
たとえば、ブラック企業によくあるパターンなのかなと思います。
他にも「しんどさ」の理由は、技術的な難易度以外にも色々あるかなと思うんですよね。
ただ、いづれにしてもしんどさを感じているのであれば、幸福感も低下するし、おそらく難易度にかぎらず成長機会としても期待しづらくなるんじゃないかなと思うわけなんですね。
ストレッチになる負荷とならない負荷の見分け方
ビジネス資本の積み重ねについては、ストレッチゾーンにある難易度が背伸び要素があって丁度いいだけでなくて、自分の価値観とか、アイデンティティにマッチした仕事で仕事時間を埋め尽くすという事が必要なんじゃないかなということに、今回気づかせて頂いた訳なんですね。
仕事が発生したときに、負荷として3つのゾーンのどれにあるのかとともに、自分の価値観・アイデンティティとマッチしているかも考えたり、感じてみたりとか、そういった事が必要になるんじゃないかなと思うんですよね。
その際に、「しんどさ」を感じるのであれば、なぜしんどいのか深掘りしてみる。
その上で、事前に仕事の難易度や内容を工夫したり、周囲に助けを求めたり、場合によってはお断りしたりといった選択をするという事が必要になってくるんじゃないかなと思うんですね。
ストレッチゾーンであるかどうか、成長機会があるかどうかは、この問いを繰り返して磨いていくしかないんじゃないかなと思うんですよね。
それを繰り返す事によって、仕事の難易度や自分の価値観と合致しているかを見定める力が身についていくと共に、自分自身のアイデンティティや価値観への理解も深まっていくんじゃないかなと思うんですよね。
なので、今回のえばたさんの質問で言うと、直接的に上手に答えられているかどうかという事はあるんですけれども、そういった事を仕事をするうえで、事前に意識して、終わった後に答え合わせをしていこう。
そういった事を繰り返すことによって、成長機会があり、かつ自分の価値観とかアイデンティティにマッチしているかどうかみたいな所を判断する。
そういった能力が、身についていくんじゃないかなと思うんですよね。
ということで、こんな感じなんですけど、是非ご参考になればと思います。
ありがとうございました。
まとめ
ということで、今日はVoicy「スキルアップラジオ」の放送から「成長機会のある仕事かどうかどうやって見極める?」をお届けしました。
タカハシのVoicyの放送はこちらからお聴きいただけます。
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では、また。