みなさん、おはようございます!タカハシ(@ntakahashi0505)です。
こちらの記事は、タカハシが音声メディアVoicyの「スキルアップラジオ」にて放送した内容から、ピックアップしてお届けします!
今回のテーマは、僕の学びは直線的すぎやしないか?です。
なお、以下で実際にお聴きいただくこともできます!
では、よろしくお願いいたします!
お悩み相談室
本来であればお悩み相談室をやろうかなあと思っていたのですが、今週はリスナーさんからのお悩みの投稿がなかったので、ちょっと別の話をします。
お悩みがないというのは、みなさんがおだやかに生活できているということなので、すごくいいことだなあと思います。
ただ、何かちょっとでもお悩みがある方がいらっしゃったら、まだ募集していますのでコメントいただければと思います。
で、今日は何を話すかというと、せっかくなので僕自身の悩みの話をしたいと思います。
ここしばらくちょっと悩んでいたことがありまして、その悩みがちょっと解消されそうなので、その話をします。
直線的すぎる僕の学び
前提として、今月から読書コミュニティflier book laboに入会したわけです。
Voicyのbook cafeでもおなじみの荒木博行さんの講座「自分だけの学びデザイン実践講座」にも申し込みをしていて、今月末からスタートするんです。
事前課題として、荒木さんの著書「独学の地図」を読んでいるところで、もうすぐ読み終わります。
こちらの書籍なんですが、はじめにの部分ですでにちょっと重ための問いがやってきます。「なぜ学ぶのか、Whyの問いは最初に意識しないほうがいい」と荒木さんはおっしゃっています。
というのも僕自身の学びが、特にここ5年くらいは圧倒的に理由ドリブンでやっていて、「僕のやっている学びは直線的すぎやしないか?」というのが今ちょっと悩んでるところなんです。
僕の今までの学び
脳科学や教育心理学、インストラクショナルデザイン
僕は、「日本の『働く』の価値を上げる」をテーマに活動しています。
僕の学びは、これをどうやったら達成できるのか?といアンテナをバンバン張って、何か引っかかれば本を読んだりセミナーに参加したり、学んだことを実践したりを繰り返してきているんです。
どうやったら効果的にスキル(みなさんの場合はプログラミングスキル)を習得できるかということを考えて、脳科学や教育心理学、インストラクショナルデザインなどの本を読み漁ったりしました。
組織を変える方法
ただ、みなさんノンプロ研に来てせっかくスキルを磨いても、組織=HOMEに戻った時に組織が変わらないと、なかなかそのスキルを利用して活躍できないのです。
そうするとどうやって組織を変えていくのかが気になるわけです。そこで、「学習する組織」という名著を読んでみました。
また、Netflixでは、”NO RULES”というすごく挑戦的な組織運営をされていて、その名の通り「No Rulls」という本があったのでそれも読んでみました。
しかし、日本型階層組織だとそんなジャズみたいな組織に急にはなれないわけですよね。
実践コミュニティ
どうしたらいいのか?もしかしたら、実践コミュニティなら実現できるのでは?と、「コミュニティ・オブ・プラクティス」を読んで、ノンプロ研も「実践コミュニティ」だったじゃんと気づきちょっとおもしろかったです。
ドメイン駆動設計
それで、「DXの思考法 日本経済復活への最強戦略」をヒントに、アジャイルなソフトウェア開発の手法ってもしかして組織に当てはめることができるのではと気づきます。
これは逆コンウェイの法則なんていう風に表現されていたのですが、ここからソフトウェア開発を調べようということで、DDD・ドメイン駆動設計について調べ始めます。
それで、増田さんの「現場で役立つシステム設計の原則」、「エリック・エヴァンスのドメイン駆動設計」も研究しました。
越境学習
一方で、凝り固まった人材をどうやったら解きほぐせるのかという話しなんですが、特にリーダー層がそういった感じだとなかなかDXとか大変なわけです。
越境学習という方法があると知り、石山さんの「越境的学習のメカニズム」を読み、そもそもノンプロ研メンバーがホームで迫害を受け葛藤していること自体が学びにつながっていたのだと結構胸熱だったんです。
社会実装、広報
一方で組織を変えるアプローチとして社会から変えてしまおうと、馬田さんの社会実装に関する「未来を実装する」を読みました。
一般社団法人ノンプログラマー協会を作ったり、そこからメディアの力を借りてうねりをつくる広報に興味を持ち、広報の書籍を読み漁ったりしていましたね。
全部がつまった「リスキリング入門」
これらの知識をぎゅーっとまとめたものが、7月に発売される「デジタルリスキリング入門」になっているわけです。
その執筆活動ははこれらの学びの総復習にもなりましたね。
最近で言うと、リスキリングに関しては「リスキリングは経営課題」というパーソル総合研究所の小林さんという方が書かれた書籍があったんです。
この中では日本人のキャリアは受動的ではなくて中道態的だという記述があって、これで國分先生の「中動態の世界」も積読しているところです。
これは哲学の本なので、読み切れるかはわからないんですが、こんな感じで学習を重ねてきている感じです。
理由ドリブンの学びを振り返る
この理由ドリブンの学びに関しては、自分にとっては良質なものだったと思うし、「『働く』の価値を上げる」というとまだ全然足りていないんですが、一定の貢献もできているかなと思っていて、満足もしています。
ただ、このテーマに注力し過ぎているからこそ、その範囲外に目をやるのを抑えてきちゃっていたようなきがします。
本来であればすぐには役に立たないものが、ものすごい時間をかけて遠回りしてリンクするとか、うっかりセレンディピティ的にリンクして偶発的な素敵な何かが生まれるなんてこともありますよね。
そういう可能性を下げてしまっているのではないか?という懸念が、最近湧いてきてしまっているんです。
荒木さんのbook cafeを聴いていて、荒木さんの話しはもちろん、リスナーのみなさんからのコメント返しなども含めて、純粋に興味がある、知りたい、だから本を読んでるし、Voicy聴いてるし、行動をしているんですね。
そこから純粋に気づきや学びを得ているんですね。なみなさん豊かな学びをしているなぁと感じます。
関心を広げる
そんなことを考えながら、さっきお刺し身を食べていたんです。ふと目をやると、刺し身じょうゆのボトルがあるわけです。
僕は今、福岡県の糸島市に移住してきているので、「なぜ九州の刺し身じょうゆは甘いのか?」という疑問がふとわいてくるわけです。
ここにもっとつっこんで、調べようと掘っていったら楽しいかも知れない、糸島回でも放送できるかもと、どんどん関心を掘り下げていくことはできそうなんです。
そう、僕の中にも「『働く』の価値を上げる」に直結しない部分の興味はあるんです。ただ、テーマをかかげているからこそ、優先度を下げてしまっているところもあるのではないかと思うのです。
それ自体がいいのか悪いのかというのもありますし、どうやって自分自身で腹落ちするかということもあります。
澤さんのvoicyで気づいたこと
さっき澤円さんのVoicy澤円の深夜の福音ラジオ
【1913回】総収録1999回山口周さんとのんびりと語るで澤奈緒さんも含めて3人でお話しされていたんです。
この中でヒントというかほぼ答えをいただいたので、すっきりしました。
Voicyをどうやって毎日配信するかという話だったんですが、山口周さんも何を話すか結構悩んでしまうとおっしゃていました。
澤さんも当初そうでしたが、プレミアムで「悪魔の囁き」というタイトルで放送されていて、そのタイトル通りにすると、愚痴というかマイナスの感情のことを話さなければいけないというのが、心の枷になっていたそうなんです。
山口周さんは「それは呪いですね」と表現されていました。
やはりそうしなければいけない、という制約を自ら課すことで、自分自身の行動を苦しめてしまう状態ですね。
僕の場合でいうと「『働く』の価値を上げる」というテーマで活動しているので、他のことをやってはいけないんじゃないかという呪いを自分でかけてしまっている可能性があるという話しなんです。
「呪い」を解き放つ
澤さんがそれをどうやって乗り越えたかというと、「どうでもいい話をしてもいい」と決めたそうなんです。つまり「呪い」を自分で解き放ったということですね。
これはすごくいいなと思いました。
僕の場合は、プレミアム放送はリスナー数が一定数いかないと解禁されないので、僕のチャンネルではまだ使えないんですが、いつか解禁されたときには「『働く』の価値は上がらない」放送をしようと決めたんです。
そうしたら甘い刺し身じょうゆの謎についても、そこであれば遠慮なく存分に話せるわけです。
そういった呪いのない場所を作ってしまって、そこの中で開放されることはとても良さそうだなと思いました。
プレミアム放送、こんな感じでスタートできればと思っていますので、みなさんぜひたくさん聴いていただき、そして周りの方にもどんどんおすすめしていたければと思っています。
まとめ
ということで、今日はVoicy「スキルアップラジオ」の放送から「僕の学びは直線的すぎやしないか?」をお届けしました。
タカハシのVoicyの放送はこちらからお聴きいただけます。
チャンネルのフォロー、コメント、SNSでのシェアなどなど、楽しみにお待ちしております。
では、また。