みなさん、おはようございます!タカハシ(@ntakahashi0505)です。
こちらの記事は、タカハシが音声メディアVoicyの「スキルアップラジオ」にて放送した内容から、ピックアップしてお届けします!
今回のテーマは、急成長!Twitterの対抗馬「Threads」とその付き合い方です。
なお、以下で実際にお聴きいただくこともできます!
では、よろしくお願いいたします!
Twitterの受け皿になる代替サービス「Threads」
先日、「#393 Twitterの閲覧制限、いったい何が起きている?」という放送をお伝えしました。
このとき何を話したかというと、Twitterがイーロン・マスク氏の体制になってから、とにかく色々なことが起きてごたついている、とくに7月初旬に起きた、ツイートの閲覧制限によって、コアユーザーを中心にかなりひんしゅくを買っているという話でした。
そして、その受け皿となる、Twitterの代替サービスがいくつか注目されていたわけですが、今その大本命に躍り上がってきたのが、Facebook・Instagramを擁するメタ社が提供するThreadsというサービスです。
今日はそのThreadsというサービスがどうしてここまで躍り上がってきたのか、そして今どんな機能があって、どういう状況なのかということをお伝えします。
Twitterのごたごたでリリースが早まった
まず、7月初旬のTwitterの閲覧制限の問題が起こる前に、メタ社としてはTwitterチックなSNSサービスを準備しているという話はすでにあったものの、この7/1前後のTwitterのごたつきに乗じて、リリースを7/6に早めました。
そして、その予約注文ができるようにApp Storeで公開しました。
ここで一気に注目を集めたのは非常にうまいやり方だったかと思います。
その後たくさんの予約登録を元に7/6にサービスをリリースしました。
史上最速のペースで登録者数1億を獲得
すると、サービス開始からわずか7時間で1000万登録という脅威のスピードでユーザーを獲得したということで非常に大きな話題となりました。
さらに翌日7/7には登録者数が3000万人に到達、そして、7/10、サービス開始から5日間で1億人を突破ということで、オンラインサービスとしては史上最速のペースで登録者数を獲得しています。
そのスピードはものすごく話題になっています。
これに関してはメタ社のCEO、マーク・ザッカーバーグも「予想をはるかに上回る」とコメントしています。
Instagramのアカウントを持っていれば数タップで登録できる
このユーザー獲得の立役者となったのがInstagramなんです。
どういうことかとういとInstagramのアカウントを持っていれば、数タップですぐに登録してサービス利用ができる建付けになっていたんです。
実際やってみましたが、あっという間にアカウント登録ができるという仕様です。
さらに、その時点でInstagramに登録しているプロフィールやフォローしているアカウントを引き継ぐことができます。
Instagramユーザーは全世界で20億人と言われていて、日本でも2019年時点のデータで3300万人なので、かなりのユーザー数をそもそも持っていたわけです。
Twitterのごたつきのニュースを見たり、メタ社がThreadsのサービスを始めたというニュースを見た中に、Instagramのアカウントを持っている人たちは相当数いるわけです。
その人たちが、数タップでサービス登録できるということで、ユーザー数の急速な獲得につながっているわけです。
登録数の増大を支えるインフラがある
さらに、ユーザーが急増すると運営するサーバーにも大きな負荷がかかりますし、登録者数の増大に応じてスケールをしないといけません。
これはさすが巨大企業のメタ社だからこそ、この登録数の増大を支えるインフラを準備できて、この期間中にサービスを停止したり落とすことなく、それを乗り切ったというのはほんとにすごい技術だなと思います。
このままTwitterのポジションを奪えるかは別問題
ただ、このまま破竹の勢いでTwitterのポジションを完全に奪えるかというと、それはまた別の話だと思います。
というのも登録自体はすごく簡単で、登録者数は増えているのですが、実際にユーザーのアクティブ率が上がっていくかということなんです。
登録はしているけれど全くつかっていないユーザーがたくさんいてはあまり意味が無いんです。
なのでTwitterのようなレベルで、ユーザーの生活習慣に食い込んでいけるかが次のポイントになると思います。
タカハシ的にはふだん忘れてしまっている時間帯がかなり多い
実際タカハシの使用感でいうと、正直ふだんの生活では「Threads」のことを頭から忘れてしまっている時間帯がかなり多いんです。
しかしこういったニュースをNewsPicksとかTtwitterなどを見て、そういえばThreadsというサービスあったなと思い出して、アプリを立ち上げるという状況なんです。
なので僕個人の状況でいうと、Threadsが生活の習慣の中に組み込まれているとはいいがたいです。
機能が最低限すぎる
というのも、とにかく現状では機能が最低限すぎるんです。
Twitterのように投稿ができて、他のユーザーに対して再投稿したり、引用したりリプライしたりイイネしたりという反応ができるようになっています。
ただしそれ以外の機能はほとんどありません。
そしてタイムラインは一種類しかなくて、知らないアカウントや別に特に見たいわけではない有名人の投稿が流れてきます。
なので、それに対して再投稿や引用、リプライをしたいと思わないので、なかなか反応が起きません。
さらにそれでいうと、Twitterでいうとトレンド機能があって、今のトレンドを追いかけて行ってそれに関して反応していくという方法があるんですが、現状Threadsにはその機能はありません。
検索についてもアカウントの検索しかできず、ツイートやハッシュタグ検索はできません。
アプリを使う動機になるのが通知ですが、通知は、フォローされたか、いいね、再投稿、引用、リプライで来るはずなんですが、先ほどのとおり、他のユーザーへの反応がしづらい設計になっていてお互いその通知が来にくいです。
アプリのみでしか使えなくて不便
あと現時点ではThreadsはアプリでのみ使用可能で、PCでは使えないんです。
タカハシ的には、Voicyの告知だけは、スマホからしているので、その流れでThreadsにも投稿できるようのはありますが、それ以外の記事の投稿やイベントとかそういった告知や、仕事中で思ったことや気づいたことをPCでTwitter、Facebookに投稿しているので、その流れでThreadsで告知活動をするのはちょっとハードルが高いと思います。
このまま使わなくていいかなと思いますが、Threads側ももちろんこのことは認識しているんです。
近日様々な機能が実装予定
Instagramの責任者アダム・モッセーリ氏は近日実装予定の機能について語っています。
開発チームはバグ修正に注力している一方、明らかに不足している機能を優先的に実装を進めると伝えています。
具体的には、
- フォローした人のみを表示するフィード
- 投稿の検索やハッシュタグ
- 編集ボタン
これらの機能改善は今週中にも実装がはじまると報じられています。
こういうサービスはとにかく早めにキャッチアップして早めにポジションをとったほうが有利と言われています。
当然今回Threadsでいうと、Instagramでフォロワーが多いアカウントのほうが有利というのはあるんですが、それでもまだその使い方とか、どう皆さんの習慣に浸透していくかは見えないところもたくさんありますし、いろんな可能性があると思います。
現時点で「Threads」はあんまり面白くないとか、使うシチュエーションが思いつかないとか、そういったところはあるんですが、この時点で決めつけすぎずに、辛抱しながら、アップデートを確認して付き合っていくのがよいかなと思います。
Threads使ってみようという方は、タカハシのアカウント「@n.takahashi0505」をフォローしてもらえればと思います。
まとめ
ということで、今日はVoicy「スキルアップラジオ」の放送から「急成長!Twitterの対抗馬「Threads」とその付き合い方」をお届けしました。
現時点でいうと完全に満足というサービスの状態ではないと思うんですが、ただこの短期間で億という単位の登録者を獲得したということは本当にすごいことですし、いくつもの巨大なSNSを運用しているメタ社がこのThreadsをどう改善していくかというのも非常に興味深いポイントかなと思います。
しばらく、どういった動きをするのか注視していきたいと思います。
タカハシのVoicyの放送はこちらからお聴きいただけます。
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では、また。