みなさん、おはようございます!タカハシ(@ntakahashi0505)です。
こちらの記事は、タカハシが音声メディアVoicyの「スキルアップラジオ」にて放送した内容から、ピックアップしてお届けします!
今回のテーマは、やりたいことが見つからない…と悩んでしまう人のための思考法です。
なお、以下で実際にお聴きいただくこともできます!
では、よろしくお願いいたします!
考えすぎないコツ
今日のトークテーマは考えすぎないコツです。
考えすぎ、オーバーシンキングなんて言ったりもしますが、ある問題とか状況に関して過度に心配してしまったり、多くの時間をかけて考え込んでしまったりといったことがあります。
結局その状態に入ってしまうとなかなか最終結論が出ない、意思決定ができないみたいなことも少なくありません。
その間ずっと、ストレスがかかったり不安が増加してしまったりといったこともあるわけです。やっぱり考えすぎは良くないよってことです。
例えばChatGPTに聞くと、すぐに瞑想とか運動とかそういったことが出てきます。それも1つの手なので、自分にマッチするのであればやったらいいのかなと思います。
働き方に悩む人が増えてきた
僕の仕事上で言うと、働き方みたいなところはメインのフィールドになっています。
最近増えてきたなというのが、何をやったらいいかわからないとか自分がこれからどうしていいかわからないとか、自分の未来を決めきれない症候群みたいなのが結構あるなと思うんです。
こういうことについてずっと考え込んで悩んでしまうんだけど、結結論が出ない。それでなんかモヤモヤストレスを感じているみたいなことが結構あるなと感じるんです。
田中美和さんとのエピソード
この点に関して1つエピソードを紹介したいなと思います。
Voicyのパーソナリティーもやられていて、自分らしいキャリア100のヒントというチャンネルを運営されている田中美和さんとX(旧Twitter)でやり取りをした時の話です。
美和さんは「Live My Life 自分らしく働くための39のヒント」という書籍を上梓されて、ちょうど最近発売になっているんです。
僕はありがたいことに事前に読ませていただくことができました。
働き方の選択肢が増えてきた
そのものずばり、皆さんが自分らしく働くためのヒントがぎゅっと詰まっている、本当に優しい気持ちになれる書籍だったんので、その感想をXにそこそこの長文でアップしていたんです。
そこで僕は、ここ10年ぐらい見返すと、働き方改革とか、コロナ禍でリモートワークが広がったりとか、そういった形で働き方の選択肢がだいぶ増えてきたよねといったことを書いたんです。
例えば育休も整備されたり、フリーランスとか副業も普通になってきたり、それこそリモートで働ける人も増えてきたり、そういった形でいろんな選択肢を選べるようになって、自分の道を選びやすくなったというのがあるなといったことをポストしたんです。
そうしたら、それに対して美和さんからリプライをいただきまして、こんなコメントを書かれていたんです。
「選択肢が増えた分、悩んだり自信が持てなかったりする方も多い」という風におっしゃられていたんです。
選択肢が増えたのは良いことなのか
僕はそのコメントがちょっとしばらくわからなかったんですが、なるほどって後になって思ったんです。
選択肢が増えるというのはいいことなんですよね。
選択肢が1つしかなくてそこが自分に合ってなかったとしたら、別の選択肢を選べた方がいいわけじゃないですか。
なので、僕は選択肢が多いことが善と思っていたんです。ただ一方で、それがために新しい悩みも生まれてしまっているってことなんです。
選択肢があまりにも増えてきてしまったがために、それを選びきれないという問題が出てきているということなんです。
なので、単純に選択肢を広げるだけではなくて、その選択肢の中からどれか自分に合ったものをちゃんと選びきれる、そこまでできてようやくハッピーという話なんだなということで、結構大きな気付きを得ました。
与えられた選択に乗る能力と自分で選択から選ぶ能力
確かに、僕なんかが子供の時、自分たちの父親世代が現役だった時は男子は会社員、女子はお嫁さん、こういった1本の大きな道がずどんって用意されていて、多くの人はそこを歩く、そういった時代だったわけですよね。
その圧倒的なゴールがあって、学校なんかで言うとそれを目指して教育を施すわけです。
そうすると、学校でも、あしなさいこうしなさいと勉強することも決まっているし、どういうステップでそこにたどり着くかも決まっている。場合によっては校則もガチガチで、着る服すら決まっている、そんな状態だったわけです。
なので、与えられた選択肢に乗っかる能力はめちゃめちゃ高いんですが、自分で選択肢を作るとか選択肢の中から何かを選ぶみたいな訓練は全然してこなかったわけなんです。
それが大学生になって就職活動を始めた時に、急にあなたの将来やりたいことなんですかと、めちゃめちゃ聞かれ始めるわけですよね。
キャリアで言うと人生100年時代なんて言われていて、それぞれのキャリアを自分でデザインしなさいみたいな風潮が逆にプレッシャーになってきてしまっていて、それで悩んでしまうみたいなことが起きてしまっているってことなんです。
多くの選択肢から選ぶ能力
皆さんに必要なのは、普通の選択肢の中からこの選択肢を選ぶのを自分で決められるってことなんです。
いきなりやれと言われてもなかなか難しいというところがあると思うので、いくつかヒントをお伝えしたいなと思っています。
キーワードとしては、選択肢を絞るということです。
意思決定のルールを決めておく
1つおすすめしたいのは、僕の執筆した書籍である「デジタルリスキリング入門」でもお伝えしているんですが、やるかやらないかみたいな時に頼りにできる意思決定のルールをあらかじめ決めておくということです。
例えば僕の場合は、働くの価値を上げるというのをテーマに活動しているので、それに直結しない活動に関してはやらないと決めているんです。
これは、かなり強力です。楽チンに意思決定ができます。
ただ、僕みたいにポリシーを掲げている人もそんなに多くはないと思うので、その場合は別の方法を使って選択肢を絞っていく必要があります。
過去のいやなことをやらなくてよくする
次に皆さんに試していただきたいのが、未来のやりたいことではなくて、過去経験した嫌だなって思うことにフォーカスを当てるということなんです。
未来のやりたいことで言うと、それこそ無限に選択肢がありますし、しかも自分は体験していないので決めきれないなんです。
一方で、自分が体験したことで言うともうそれだけで選択肢が絞られますし、体験して嫌だなって思ったことだとリアルで具体的に特定できるわけです。
そしたら、この嫌だなって思ったことを将来的にやらなくて済むような方向に舵を切っていく、そしてそれを続けることで、結果的に幸せ度は増していくってことなんです。
皆さんが経験した身の回りにあるもので嫌だなって思うことを探し当てる。そしてそれをやらなくて済むようにしていくってことです。
会社での嫌なことを解決する方法
でも、仕事だから嫌だなって思ったことでもやり続けなきゃいけないじゃないかみたいなこともままありますよね。
その中でも、自分のコントロール可能な範囲にあるものであれば対処することができるので、そこにフォーカスしてやっていくのがいいのかなって思うんです。
例えば、ひたすらコピペ作業の仕事があって、これがもういつも嫌だなって思っているとします。
その作業自体をなくしたいと上司に訴えたところで、それはダメだよって言われちゃいますよね。
ただ、自分は関数とかプログラミングとかのスキルをちょっと身につけて、それで作業を楽にしてくことはできるわけです。
別の例としては、毎週の会議がすごく長引いて嫌だなと思っていたら、それを解決できる方法を考えるんです。
この会議もうやめちゃいましょうよ、なんて上司に相談できるんだったらいいんですが、多くの場合そうじゃなかったりしますよね。
次に考えることは、例えば各自の進捗報告にめちゃめちゃ時間かかっているとするのであれば、その部分は事前に資料を作っておく。
それをチャットとかメールで共有するだけでもいいんじゃないですかと、上司とかメンバーに相談していくならできるかもしれないですよね。
そんな感じで、自分がいつもやっていることとか過去に経験したことの中で、ちょっと嫌だなって思うことを探してそこを対処していく。
それを積み重ねることで徐々に仕事時間をハッピーにしていくことができる。この活動であればそんなに悩みすぎなくて済むんじゃないかな、なんていう風に思ったりします。
選択するためのコツ
まずは、やるやらないのルールを決められるのであれば決めてしまうということです。
あとは、自分の過去の体験したことや今やっていることのうち、ちょっと嫌だなってことを見つけてそれに対処していくってことです。
その対象の順番としては、自分のコントロールの範囲内にあることを優先的に進めていくってことです。
自分のキャリアや、やりたいことがわからないみたいなことで考えすぎてしまう方は、ぜひ参考にしていただければと思います。
まとめ
ということで、今日はVoicy「スキルアップラジオ」の放送から「やりたいことが見つからない…と悩んでしまう人のための思考法」をお届けしました。
タカハシのVoicyの放送はこちらからお聴きいただけます。
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では、また。