みなさん、おはようございます!タカハシ(@ntakahashi0505)です。
こちらの記事は、タカハシが音声メディアVoicyの「スキルアップラジオ」にて放送した内容から、ピックアップしてお届けします!
今回のテーマは、職場の休みを取りづらい雰囲気をどう変えていくかです。
なお、以下で実際にお聴きいただくこともできます!
では、よろしくお願いいたします!
どのようにしたら休みが取りやすくなるか
皆さんの会社ではお休みは取りやすいですか?もしくは取りづらいでしょうか?
僕なんかは一人で働いてますので、休みを取りたいなと思った時には自由に取れるわけなんですけれども、多くのビジネスパーソンの皆さんは、会社に所属していて、他の皆さんとチームを組んで働いてるわけですから、そんなに自由気ままに勝手に休みを取れないよといった方が多いんじゃないかなっていうふうに思うんですね。
ちょうど、そのあたりの課題感を整理しつつ、このようにすればより休みが取りやすくなるんじゃないかといったことをまとめた記事がありましたので、今日はこれについて話をします。
約4割が休むことに「罪悪感」
紹介する記事は、アエラドットの記事です。
タイトルは「約4割が休むことに「罪悪感」 専門家が「休み下手」な日本人へ休暇取得の対策を伝授」
まず現状整理からなんですけれども、有給取得に関しては2019年の労働基準改正法で年5日の有給取得が義務付けられたわけです。
そのおかげで取得日数とか取得率は増加傾向にあるわけです。厚生労働省によると2022年の労働者の有給取得率が62.1%ということで初めて6割を超えたそうなんですね。
ただ残り4割はまだ使われてないということですし、例えばドイツやフランスなど欧州各国で言うと8割以上っていうのが当たり前ということで、まだまだ低水準と言っていいかなというところです。
アエラが11月に実施した有給に関するネットアンケートでも、休みが取りにくいという声が大半だったという風に伝えています。
コメントをちょっといくつか読んでみます。
- 休むとその分の仕事のしわ寄せが来てしまう
- 納期までに終わらせないといけないため休めない
- 他の日の仕事量が増えてしまう
- 休まない職員がいい職員とされていて美徳とされてしまっている
- 休んでしまうと上司の評価が下がる
とかですね。
いまだにそんな職場があるんだなっていう風にびっくりしたんですけど、やっぱりある程度を自由に休めないというのは従業員にとってもストレスですし、あまり休めないともなると自分の健康面の心配になるみたいなことも当然あるわけですよね。
一方で、会社にとってもいい状態ではないなっていうところは確かにあるわけです。
というのも今は未曾有の人材不足になってますので、今は、その今の従業員の皆さんが頑張って休まないで働いてるから成り立っているかもしれませんけれども、これから新しい方を採用しようとなった時に、そういった休みづらい職場っていうのはなかなか選ばれなくなってくる、間違いなくそういう流れになっていくんじゃないかなって思います。
休暇取得のタイミングを周りに合わせると回答した人が4割
さて、ちょっと別の調査も紹介したいんですけれども、「Job総研」というところが日本経済新聞と連携して8月に実施した調査結果があります。
休暇取得のタイミングについて聞いている調査なんですけれども、なんと、「周りに合わせる」と回答した人が40.6%もいたわけです。
誰に合わせるかというと同僚が52.6%、上司が48.8%、先輩が35.8%ということで人の都合に合わせて休んでるんです。
これも驚くべき結果ですよね。
みんなで渡れば赤信号が怖くないみたいなところがあるのかもしれないんですけれども、誰かが一緒だと罪悪感が薄れるからとか、そもそも自分で休むための予定を特に作れないのであれば、誰かに合わせて取っちゃえば、考えなくて楽というのもあるのかもしれないですね。
さらに同じ調査で言うと、4割近くが「休むことに罪悪感がある」、このように回答していて、年代別で言うと、20代が44.3%で最も高かったという風に報じられています。
この誰かに合わせる、みんなに合わせるっていうのは個人的には国民の休日が多すぎるなって僕は思っていたりします。
特にゴールデンウィークとかお盆なんかで言うと悲惨なもので、せっかくお出かけしても高速道路は渋滞してるし、テーマパークもどちらも大行列だし、とにかく混雑の中にいるだけで疲れちゃうんですよね。
せっかく休みを取っているのに疲れちゃうという、観光業界からしても、そんなにいっぺんに来られても捌ききれないので、もったいないですよね。
ばらけて休みを取って、ばらけてきてもらった方が彼らにとっても嬉しいわけです。
ということで、普段から休む時には国民の休日が決まってるみたいなところがあるので、自分次第で休むっていうのがやっぱり得意でないっていうのがそもそもありそうな気がします。
学生時代から染み付いている休み方
これについては学生時代からかなり染み付いてるところがあるなという風に思います。
慣習として、学校に行くのは偉い、休むのは良くない、そういう風に思われがちですし、毎日6年間通って皆勤賞で偉い、みたいなそういうのも未だに根強く残ってたりしますよね。
子供を持つ親からすると、子供が平日になかなか自由に休めないので、平日に家族で遊びに行くみたいなことはやりづらいわけです。
結局、土日か、もしくは国民の休日に合わせて動くことになるとそういったことになっちゃいがちかなと思います。
どう仕組みを変えていけばいいのか
では、どうしていけばいいのかっていうアイデアを、この記事ではSOMPOインスティチュート・プラスの大島由佳主任研究員が色々と教えてくださってるので、皆さんにも共有したいなと思ってます。
休むことによる業務への影響を日頃から少なくする
まず、同僚とか上司に迷惑をかけたくないとか、人手不足とか業務への悪影響を気にして休めないという方が多いわけです。
これはもう仕組みの方でなんとかするしかないという話です。
日頃から複数人で業務を相互分担するとか、マニュアルなどを整備して業務代行をしやすくするとかですね。
さらに秀逸だなと思ったアイデアが、誰かがやめても業務がうまく回るかどうかっていうのを奨励するための休暇を社内で創設しましょうという話です。
これは休暇の取得は試しに取りましょうみたいなこともできるし、啓蒙にもなるのですごくいい仕組みだなと思いました。
休むことによってどんないいことがあるか伝える
あとは休まない理由として、休みの効用とか、使い道を知らないとこういったケースもありそうです。
そこにはいくつかアイデアがありまして、休むことによってどんないいことがあるのかみたいなことを研修などを実施して伝えるとかですね。
あとは従業員の皆さんがサードプレイスを持つのを奨励しましょう。サードプレイスの活動がその休む理由になる時があるって事ですね。
実際に僕が運営してるコミュニティーでも、そのイベントの企画に合わせて有給を取るみたいな人が結構いたりしますね。
今日は発表があるので、その準備のために有給を取りましたとかね。
ちょくちょく伺います。
結構有効なんじゃないかなって思います。
組織を変えていくのはリーダーの率先垂範
あと休みづらい理由、組織風土っていうのがあるんですけども、やはりここがなかなか難しいところですよね。
マネージャーがうまく役割をしましょうとか、周囲がサポートをした場合に評価しましょうとか、そういったアイデアが紹介されてました。
やはり組織の雰囲気を変えていくには、リーダーの率先垂範っていうのは必要なんじゃないかなと思います。
いくつかの例で言うと、社長が有給取りましたので皆さんも気兼ねなく休みましょうと、こういったメッセージを伝えるきっかけになりますよね。
あとはオープンな場で言語化してコミュニケーション取るって結構大事かなって僕は思ってます。
例えばSlackのようなオープンなチャットツールを導入して、そこでちょっとこれこれこういう理由でこの辺り有給取得したいんですけど、みたいな相談を多くの場でするっていうのはいいことなんじゃないかなっていう風に思います。
オープンな場だとかっこ悪いやり取りができませんよね。
空気で察していたら、これ言ったら皆嫌がるだろうなっていう風に思ったことでも実は案外そんなに嫌がってなくて、むしろ協力的だったりもするってこともあるんじゃないかなという風に思うんです。
そういった有給を取得する相談をする、それに向けて建設的に会話する、そのままやり取りが言語化、見える化していることで徐々にその雰囲気っていうのも変えていけるんじゃないかななんて思ったりしました。
そして何より、気遣いつつの早めの相談ですね。
そんな感じで、皆さんが休みたい時に気兼ねなく休める職場が増えていくといいんじゃないかなって思います。
まとめ
ということで、今日はVoicy「スキルアップラジオ」の放送から「職場の休みを取りづらい雰囲気をどう変えていくか」をお届けしました。
今日は休みについて話をさせていただきました。
決して簡単ではないですけれども、こうやって色んなアイデアを集めてみると、いろいろやれることがあるなと思います。
ぜひ従業員側も会社側もあれやこれや試してみて、徐々に休みが取りやすくなったよねといった雰囲気になっていくといいんじゃないかなと思います。
タカハシのVoicyの放送はこちらからお聴きいただけます。
チャンネルのフォロー、コメント、SNSでのシェアなどなど、楽しみにお待ちしております。
では、また。