みなさん、おはようございます!タカハシ(@ntakahashi0505)です。
こちらの記事は、タカハシが音声メディアVoicyの「スキルアップラジオ」にて放送した内容から、ピックアップしてお届けします!
今回のテーマは、その仕事に使った時間は投資か?浪費か?です。
なお、以下で実際にお聴きいただくこともできます!
では、よろしくお願いいたします!
いい時間の使い方について考える
皆さんのお仕事の中で、これ無駄だなっていう風に思う仕事ってありますでしょうか。
例えば、誰が見てるかわからない、おそらく誰も見てない資料、とりあえず毎週作ってるとかですね。
あんまり自分が参加しても意味ないんじゃないか、みたいな会議にひたすら参加してるとかですね。
こういうのは確かに無駄だなって思うかもしれません。
まあ一方で、たぶん無駄ではないと思うんだけれども、これまでやってたからその流れでなんとなくやってる、こんな仕事も結構あるんじゃないかなというふうに思うんです。
もっといいやり方とか、いい時間の使い方、ありそうだけれども、お給料もらえてるからいいかとか、怒られないからまあいいかと、そんな風にわり切っちゃってるかもしれませんね。
そういった、今よければそれでいい、みたいな考え方もありますけれども、僕はもうちょっとうまく使えば、もっとお得な結果を得られるんじゃないかなっていう風に思うんで、ちょっともったいないなってます。
つまり、せっかく働いて時間を使って同じ給料をもらえるのであれば、自分のキャリアとか将来の人生にもっとプラスに働く、そんな時間の使い方をした方がお得なんじゃないかなって思ってるんです。
時間の棚卸し
それで、そんな時間の使い方にシフトしていく、そのために最初にまずやって欲しいものとして1つ紹介していることがあるんですね。
それは「時間の棚卸し」と呼んでるんですけども、これについて今日は詳しくお伝えしていきたいなと思ってます。
ザクッと全体感を説明すると、自分が使った仕事の時間を振り返ってやつです。
これ、やってない人多いと思うんですけども、本当にやるとやらないでは、働くの価値が全然変わってくると思いますので、ぜひやってみていただければ嬉しいなと思います。
やった仕事をカレンダーに全て記録していく
まず最初にやるステップとして、自分がやった仕事、これをカレンダーに全て記録していくっていうものです。
おすすめは、Googleカレンダーとかデジタルで管理できるカレンダーなんですけれども、自分が来た行動をタスク全てを記録していくんですね。
例えば10時から10時半までメール処理していれば10時から10時半メール処理をしたと、で、11時半から12時まで会議であれば、どんな会議だったか、これこれというのを記録していく、こんな感じで仕事時間の全ての時間について何時から何時までこれをしていたというのを記録していくわけです。
これで過去の働いていた時間は、全てタスクごとの時間のブロックこれの組み合わせで全て埋まってる、そういった状態になるわけです。
時間のブロックを分類していく
で、次のステップなんですけども、その各タスクごとの時間のブロック、これをですね、良かったのか悪かったのか判断して分類していきます。
この分類は2種類で、1つは投資、もう1つは浪費です。
まず、投資の方なんですけども、これはお金を取り扱う時に使う言葉です。
一定のお金を何かしらの出費を一時的にすることで、それ以上のリターンを将来的に得ようとする、そういった活動を投資と言います。
時間の棚卸しで言うと、最初に出すのはお金ではなくて、時間ということになります。
つまり、その時間を使ってタスクをこなしましたと、それによって、将来より大きなリターンが得られそう、それであれば、その時間は投資したと言っていいということです。
つまり、その使った時間があなたの将来のためになれば、それは投資ということです。
一方で、浪費なんですけども、これは投資の逆です。
あなたの将来のためになっていない時間、そういった使い方であれば、その時間は浪費と言います。
どういった仕事が浪費になるのか
この投資と浪費、いくつか例を見ていきたいと思います。
まず浪費の方から見ていきたいんですけれども、ルーチンワークの多くは浪費になることが多いかなという風に思います。
毎日とか毎週とか、同じ仕事をしていても、あなたの評価は別に上がりませんよね。
やって当然の仕事になりますので、それで評価がぐんと上がったりとか、お給料がパンと上がるかっていうと、それはちょっと期待しづらいかなという話なんです。
さらにスキルという観点でも、十分に慣れているのであれば、ずっと同じことの繰り返しで自分のスキルが上がっていくということは考えづらいところもありますので、そういった意味でも期待はしづらいということになります。
では、この仕事があなたの将来のためになっているかっていうと、元気良く、そうですというのはちょっと難しいんじゃないかなって思います。
あと、もう一つ例を挙げるとすると、ただ進捗を報告するだけの定例会議に参加している、これも1つあげられるかなと思います。
進捗を報告するといった仕事は一般には当たり前の仕事なので、すごく評価されるって事もないでしょうし、それを繰り返すことで、あなたのスキルががんがん上がってくるみたいなことも期待するんじゃないかなっていうことです。
つまり、何らかの仕事をした、そのために時間を使ったその後も、現状維持が続くのであれば、それは浪費ということが多いんじゃないかなと思います。
どういった仕事が投資になるのか
では、どういった仕事が投資になるのかって話です。
例えば、あるルーチンワークがあったとします。
それに対して、ちょっと新しいことを試してみようと、例えばこれまであまり使ってなかったエクセル関数を使ってシートを作り直してみようと、それによってそのルーチンワークの作業量を減らすことができるのであれば、それは投資と言っていいんじゃないかなっていうことです。
どういうことかというと、それによって作業量を減らしましたと、で、そのルーチンワークは毎日もしくは毎週やってくるものですから、未来のその仕事にかかる時間を減らすことはできますよね。
それによって新しい時間が生み出すことができる、その時間を別のことに当てることはできますよね。
さらに、そのエクセル関数で代替した部分が、人の目でチェックしたりとか、手で作業したりとか、そういったものを含まれているのであれば、その人為的なミスが入り込む余地を減らすことができますよね。
そしてスキルという面でも、今回新しいエクセル関数を一つ学ぶことができましたので、あなたのスキルが1つレベルアップしたと、そういったことも言えるかなというふうに思います。
また別の例として、例えば先ほどの浪費にあたっていた、進捗を報告するだけの会議があった時に、この会議の改善を試みるみたいなのは投資になるかもしれません。
例えば、会議の進捗報告の部分に関しては、先にこのテンプレートを用意するので、そこで進捗皆さん書いておきましょうと、それぞれ時間がある時に速やかに確認するようにしましょう、このようなフローに変えたとします。
そんな風にできるのであれば、そもそも会議に出なくて済むようになるわけです。
自分自身はもちろんのこと、その会議に参加していたメンバーの時間も新たに生み出すことができるようになります。
このようにして、自分があるタスクに使った時間、これを投資なのか、これで評価していくわけです。
そして、浪費の時間がもしあるのであれば、それを投資の時間にシフトしていくわけですね。
デジタルは強力な武器になる
その時に強力な武器になるのが、デジタルということになります。
例えば、簡単なものであれば、本当にショートカットキーとかソフトウェアの機能、先ほど話したようなエクセル関数を使う、みたいなところからスタートできると思います。
もしくは、新たなデジタルツールを使うのも試してみたりとか、もしくはもっとスキルを発揮してプログラミングで自動化するとか、さらに最近で言うと、流行りの生成AIこれがねあちこちで使えるところが増えてますので、これを試してみるというのもあると思います。
これらを試しながら、うまく投資の時間にシフトしていくことで、デジタルのパワーによって、新たな時間を将来に生み出すこともできますし、その積み重ねによって、デジタル関連のスキルがどんどん積み上がっていくそういったことにもつながるわけです。
ぜひ、この浪費から投資へのシフト、これをイメージして『働く』の価値をがんがん上げていっていただきたいなぁなんて思っています。
ということで、今日は皆さんの仕事の時間を振り返る、時間の棚卸しという手法について紹介をさせていただきました。
やってみるといろんな発見があるかなという風に思いますので、ぜひ試していただければと思います。
まとめ
ということで、今日はVoicy「スキルアップラジオ」の放送から「その仕事に使った時間は投資か?浪費か?」をお届けしました。
今日は「無駄な仕事を見極める」というハッシュタグ企画だったんですけれども、それに関連して、時間の棚卸しをして、自分が使った時間を振り返る、こういった方法についてお伝えしました。
その仕事が無駄かどうかっていうのは、明らかな場合もありますけれども、人による感覚みたいなところも、もしかしたらあるのかもしれません。
それであれば、今回お伝えした投資か、浪費か、この判断基準を使うというのはもう一段精度を高めて整理するのに役に立つんじゃないかなっていうふうに思います。
ぜひ試していただければと思います。
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では、また。