意外と使えるハック技! ChatGPTにフローチャートをつくってもらおう

意外と使えるハック技! ChatGPTにフローチャートをつくってもらおう

みなさん、こんにちは! タカハシ(@ntakahashi0505)です。

ノンプロ初心者のためのChatGPT活用術、前回はChatGPTにエラーの解決方法を教えてもらう方法をお伝えしました。

プログラミング学習においてChatGPTは非常に便利なツールですが、今回は王道の使い方に加えて、ちょっとハック的な使い方として「フローチャート」をつくってもらいます。

初心者の鬼門である制御構文の理解を助けますよ。

ということで、今回は「意外と使えるハック技! ChatGPTにフローチャートをつくってもらおう」と題してお送りします。

では、行ってみましょう!

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初心者ノンプログラマーの鬼門「制御構文」

ChatGPTを使えば、サンプルコードの生成、キーワードの解説、エラー解決、さらにはクイズを作成してもらうなど、さまざまな活用が可能です。

このツールを活用しながら学習を進めることで、初心者でもプログラミングのスキルを効率よく向上させることができます。

しかし、そんな便利なChatGPTを使ったとしても、初心者ノンプログラマーが苦労させられる壁が出てきます。

そのおそらく最初に出会うのが、「条件分岐」や「反復」といった「制御構文」です。

プログラミングは通常、一行ずつ順序通りに実行されますが、場合によってはその流れを変えたいことがあります。これが「条件分岐」や「反復」です。

条件分岐とは?

条件分岐は、条件によって次に実行する処理を変えるためのものです。

たとえば、「テストの点数が60点以上であれば合格と表示し、そうでなければ不合格と表示する」といった場合、この「テストの点数が60点以上かどうか」が条件です。

この条件によって次に実行される処理が変わったり、実行されなかったりするのです。

反復とは?

反復は、条件に従って処理を繰り返すための構文です。

たとえば、「100回繰り返す」や「テストの点数が60点以上になるまで繰り返す」といった形です。

コンピューターは同じことを正確に高速で繰り返すのが得意なので、反復処理は非常に重要です。

しかし、初心者にとっては「今何回目?どの状態?」といったことをイメージしづらいことが多いです。

制御構文が組み合わさるとより難解に

一つひとつの制御構文は理解できたとしても、分岐や反復が複雑に組み合わさるとプログラムの流れが非常に難解になることがあります。

たとえば、複数の条件分岐がトーナメント戦のように入れ子構造になっていたり、繰り返しの中にさらに分岐があったりする場合などです。

こういった難解なプログラムの流れを、文章で解説するというのはとてもやっかいです。ChatGPTの文章解説をみても、なかなか理解ができない…ということになりかねません。

ChatGPTにフローチャートを依頼する

そんなときに試してみたいのが、ChatGPTに「フローチャート」を作成してもらうことです。

フローチャートとは、図形や矢印を使ってプログラムの流れをわかりやすく示す図です。

本来、ChatGPTはテキストしか出力できませんが、フローチャートの作成を依頼すると、矢印やハイフン、大なり・小なりなど、さまざまな文字をうまく組み合わせてでプログラムの流れを解説してくれようとします。

よく色々な絵を文字の組み合わせで表現するアスキーアートというのがありますよね?あのようなイメージです。

フローチャートの作成を依頼するプロンプト

ChatGPTにフローチャートの作成を依頼するプロンプトはこちらです。

以下のコードの「フローチャート」をつくってください。

# コード
Sub CheckIfXisGreaterThanY()

    Dim x As Long: x = 20
    Dim y As Long: y = 5

    If x > y Then
        Debug.Print "xはyより大きい"
    End If

End Sub

この依頼に対して、ChatGPTは記号やテキストを駆使してフローチャートを表現して回答してくれます。

たとえば次のような出力です。

開始
|
V
変数 x を20に設定
|
V
変数 y を5に設定
|
V
x > y ?
|--- True --->
|           出力: "xはyより大きい"
|--- False -->
            終了

なんか頑張ってくれてるようすが伝わりますよね。

フローチャートを使った理解の深まり

ChatGPTが出力してくれたフローチャートを文章の解説とを組み合わせて見ることで、理解が深まることがあります。

しかし、生成されたフローチャートがいまいち理解しづらいと感じる場合もあります。

その場合は再度生成を依頼し、自分が理解しやすいフローチャートが出てくるまで試してみましょう。

もちろん、専用のAIツールやアプリを使えば、もっと視覚的にわかりやすいフローチャートを作成することもできますので、もし興味があれば調べてみてくださいね。

まとめ

以上、「意外と使えるハック技! ChatGPTにフローチャートをつくってもらおう」についてお伝えしました。

引き続き、みなさんがいきいきと学び・働くためのヒントをお届けしていきます。次回をお楽しみに!

この話を耳から聴きたい方はこちらからどうぞ!

連載目次:【初心者向け】ノンプログラマーのChatGPT活用術

プログラミング学習にChatGPTを使いたい、でもいまいちどうやって使ったらいいかわからない…そんな初心者ノンプログラマーのためのChatGPT活用法を紹介していきます。
  1. 初心者ノンプログラマーは有料版のChatGPTを使うべきなの?
  2. 初心者向け!ChatGPTが常に「中学生にわかる日本語で」回答してくれるカスタム指示の使い方
  3. ChatGPTにコードを解説してもらう方法とそれが初心者ノンプロに超おすすめの理由
  4. 基本中の基本!ChatGPTにプログラミングのキーワード解説をしてもらおう
  5. 学習効果バツグン!ChatGPTにプログラミングのクイズを出題してもらおう
  6. パッと見で整理&一発理解!ChatGPTに表をつくってもらおう
  7. 初心者ノンプログラマー必須テク!ChatGPTにエラーの解決方法を教えてもらおう
  8. 意外と使えるハック技! ChatGPTにフローチャートをつくってもらおう
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