できないことをさらけ出すとコミュニティが強くなる?僕がポンコツ感を出そうと決めた理由

できないことをさらけ出すとコミュニティが強くなる?僕がポンコツ感を出そうと決めた理由

みなさん、こんにちは! タカハシ(@ntakahashi0505)です。

先日お伝えした「ポンコツスキル」についての投稿、たくさんの反響がありました。

今日は、なぜ僕がポンコツ感を出そうと決めたのか、そのきっかけとなった出来事についてお伝えします。

ということで、今回は「できないことをさらけ出すとコミュニティが強くなる?僕がポンコツ感を出そうと決めた理由」です。

では、行ってみましょう!

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コミュニティ運営のヒントは「ポンコツ感」?

今日は、コミュニティ運営において、リーダーがあえて「ポンコツ感」を出すことの重要性について、僕の経験を交えながらお話ししたいと思います。

Voicyのリスナーさんから、こんな質問をいただきました。

完璧な人はいないことが頭ではわかっているのに、いざ自分のこととなるとがんばってしまいます。ポンコツスキル、意識しようと思います。タカハシさんがポンコツスキルを心がけようと思うようになったきっかけや経験談があれば教えてください。

質問者さん、ありがとうございます。すごく良い質問です…!

僕が「ポンコツスキル」を意識し始めたきっかけは、明確にあります。それは、ノンプログラマーのためのプログラミングコミュニティ「ノンプロ研」を立ち上げた時です。

染谷昌利さんのセミナーで得た気づき

ノンプロ研を立ち上げようと思ったのは、2017年のこと。

しかし、いざはじめようと思っても、当時は「コミュニティの立ち上げ方」について全然情報がない…かなりフワフワしてました。

そんな時、当時「ギガ盛りブログ飯」というコミュニティを運営されていた染谷昌利さんのセミナーに参加する機会がありました。

セミナーのタイトルは『オンラインサロンを1年運営してわかった「コミュニティ」の重要性と作り方&維持について』。

藁をもすがる気持ちで参加し、ノンプロ研の立ち上げにとても参考にさせていただきました。

このセミナーで染谷さんが話されていたコミュニティ運営のコツが、次の4つでした。

  1. オフライン重視
  2. 仕事やチャンスを提供する
  3. 過去のアーカイブをストックする
  4. リーダーはポンコツ感を出す

ここで「ポンコツ感」を教わったんですね。

当時の僕は、ポンコツ感の重要性とその出し方、完全に理解できていたわけではありませんでした。2017年10月のブログには、こんなふうに書いています。

ここは、けっこう自分の解釈として言語化するには、自分でやらないと難しいのではないかと思います。が、まじめに完璧を求めてやりすぎると良くなさそう、肩の力を抜いてニュートラルでい続けるほうが良さそう、というのはよくわかりました。

このように、正直なところ、当時はまだピンときていなかったんです。

でも、今振り返ると、当時の僕がやりたいと思っていたことに、「ポンコツ感」は必要ともいっていい要素だったのだと気づきます。

ノンプログラマーの学習における課題

このあたり、詳しく説明していきます。

当時、僕が解決したいと考えていたのは、ノンプログラマーのプログラミング学習における「孤独」と「挫折」という課題でした。

プログラミングの習得には、数百時間という膨大な学習時間が必要です。しかも、一人で学習を進めるのは、精神的にも技術的にも非常にハードルが高い。

時間がない、効率的な学習方法がわからない、モチベーションが続かない…など、さまざまな壁にぶつかります。

しかし、ノンプログラマーのまわりには、詳しい人がいないことがほとんどで、誰も助けてくれない。

かといって、講師がみっちり指導する形式の講座や研修、何百時間も伴走してもらおうと思ったら、コストが高くついてしまい現実的ではありません。

オンラインサロンの可能性と限界

そんな時、世間では「オンラインサロン」という形態が流行し始めていて、堀江貴文さん、西野亮廣さん、イケダハヤトさんなど、著名人が運営するオンラインサロンが注目を集めていました。

オンラインサロンであれば、その課題を解決するチャンスがあるのでは?と思い、いくつかのオンラインサロンに入会してみました。

しかし、正直なところ、コンテンツがスカスカで、期待していたほどの学びが得られないところばかり。

たしかに、メンバー全員が納得するような質の高いコンテンツを常に仕入れ、常に提供し続けるのは、至難の業です。

そもそも、僕は「いつも隣にITのお仕事」のブログに、無料の情報発信をしまくっていたので、それ以外にオンラインサロン用のコンテンツを用意するのは無理があると思いました。

また、質問の場にするにしても、僕が先生、メンバーが生徒という1対Nの関係性では、僕自身がパンクしてしまうのは目に見えていました。

N対Nの関係性が生み出す集合知

そこで考えたアイデアが、1対Nではなく、N対Nの関係性を作ることでした。

メンバーそれぞれが得意なことを少しずつコミュニティにギブし、お互いに教え合う。そうすることで、学びの質と量は飛躍的に高まり、一人で学習するよりもはるかに優れた「集合知」が生まれます。

だからこそ、ノンプロ研では「オンラインサロン」ではなく、「コミュニティ」という言葉を使うことにこだわっています。

N対Nの場であるということを強調したいからです。

ポンコツスキルがコミュニティを強くする

そして、N対Nの関係性を築くためには、リーダーである僕が「何でもできる完璧な存在」であってはいけない、ということに気づいたのです。

「僕はこれができません。得意な方、ぜひ教えてください!」

そうやって、自分の弱みやできないことをさらけ出す。そして、みんなが活躍できる余白をつくる。

つまり、「ポンコツスキル」をちゃんと発揮することが、結果的にコミュニティを強くします。

もちろん、リーダーとして最後まで踏ん張ったり、コミュニティを引っ張っていく責任感は必要です。

でも、完璧である必要はない。むしろ、できないこと、苦手なことがあるからこそ、メンバーが助け合い、支え合う関係性が生まれます。

僕自身、ちゃんとポンコツな部分があります。それを隠すのではなく、正直にさらけ出すことで、ノンプロ研はより温かく、活気のあるコミュニティに成長してきたのだと思います。

まとめ

以上、「できないことをさらけ出すとコミュニティが強くなる?僕がポンコツ感を出そうと決めた理由」についてお伝えしました。

引き続き、みなさんがいきいきと学び・働くためのヒントをお届けしていきます。次回をお楽しみに!

この話を耳から聴きたい方はこちらからどうぞ!

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