
みなさん、こんにちは! タカハシ(@ntakahashi0505)です。
「未来のために自己投資しなきゃな…」と思いつつも、忙しくてそんな時間はないと感じていませんか?
今回は、いつもの仕事を学びの機会に変える簡単な発想の転換と、具体的な2つの質問を紹介します。
ということで、今回は「いつものExcel仕事が「学びの宝庫」に変わる、たった2つの質問」です。
では、行ってみましょう!
自己投資の時間をつくるのに必要な発想の転換
「未来のために自己投資が必要だ」と頭では分かっていても、日々の業務に追われてなかなか行動に移せない。そんな風に感じている方は、きっと少なくないはずです。
朝から夜まで仕事に追われ、家に帰れば家族との時間や自分の休息も大切にしたい。
そんな毎日の中で、新しいことを学ぶためのまとまった時間を確保するのは、本当に至難の業ですよね。
でも、もし、その「いつものお仕事」そのものが、未来の自分への投資の時間に変わるとしたら、どうでしょう?
実は、ある発想の転換をするだけで、忙しいあなただからこそできる自己投資の方法があるんです。
今日はそんな、あなたの日常を「学びの宝庫」に変える、とっておきの方法についてお話ししたいと思います。
自己投資の時間は「業務時間外」という思い込みを捨てよう

多くの人が、「自己投資」と聞くと、業務時間外に特別な時間を作ることだと考えがちです。
例えば、仕事終わりに本を読んだり、休日にセミナーに参加したり、オンライン講座で勉強したり。
もちろん、それらも素晴らしい自己投資です。しかし、現実問題として、その「特別な時間」を捻出するのが難しいのではないでしょうか。
平日は残業でクタクタ。少し余裕がある日でも、確保できるのは1〜2時間程度かもしれません。休日になれば、家族サービスや溜まった家事、友人との付き合い、そして何より心と体を休めるためのリフレッシュの時間も必要です。
「じゃあ、やっぱり自己投資なんて無理じゃないか…」
そう思ってしまったあなたにこそ、知ってほしいことがあります。
僕たちにとって、一番身近で、最も仕事に直結するリアルな学びの場。それは、普段あなたが向き合っている「お仕事」そのものの中にあるのです。
考えてみてください。僕たちは1日の大半を仕事に費やしています。仮に1日8時間、週に5日働いているとしたら、1週間で40時間、1ヶ月でおよそ160時間もの時間を仕事に注いでいることになります。
もし、この膨大な時間をすべて未来への自己投資の時間に変えられたとしたら…?これは、どんなセミナーや書籍よりも、はるかに大きな成長の機会になると思いませんか。
いつもの仕事が「試行錯誤の場」に変わる発想の転換

「いやいや、仕事の時間はやることで手一杯で、自己投資なんて考える余裕はないよ」
そんな声が聞こえてきそうです。ええ、分かります。だからこそ、「発想の転換」が必要なのです。
そのポイントとは、すべてのタスクを「ただこなす作業」ではなく、「試行錯誤の対象」と捉えること。
言葉にすると少し難しく聞こえるかもしれませんが、やることはとてもシンプルです。
例えば、あなたが普段、ルーティンワークとして行っているExcel仕事があったとします。
多くの場合は、「先月もやったから、今月も同じようにやろう」と考えて、手を動かし始めるでしょう。
しかし、ここで一度立ち止まって、思考のスイッチを切り替えてみるのです。
「あれ、このExcel仕事、そもそも何のためにやっていたんだっけ?」
「そうか、〇〇部にXXの状況を報告するためだったな。」
「じゃあ、その目的を達成するために、今のやり方がベストなんだろうか?」
「もっと効率的で、分かりやすい方法があるんじゃないかな?」
そう考えてインターネットで少し調べてみると、今まで知らなかった便利な関数や、もっと見やすいグラフの作り方が見つかるかもしれません。
「なるほど、こんな方法があったのか!よし、試してみよう。」
「この関数を使うには少し練習が必要だな。ちょっと試作ファイルを作って練習してみるか。」
実際に試してみると、「ここはすごく良くなったけど、こっちは少し課題が残るな」といった発見があるでしょう。
「この課題はどうすれば解決できるだろう?他のツールと組み合わせられないか?」
「今回うまくいったこの方法は、チームのみんなにも共有したら喜ばれるかもしれないな。」
…どうでしょうか。ただのルーティンワークだったはずのExcel仕事が、目的の再確認、課題発見、スキル習得、そしてチームへの貢献といった、たくさんの学びと成長の機会に満ちた「小さなプロジェクト」に変わりましたよね。
この「試行錯誤」を、週40時間、ずっと意識して続けられたとしたら…。1年後、あなたはとてつもない成長を遂げているはずです。
あなたの仕事を「実験」に変える2つの魔法の質問
このように、いつもの仕事を「試行錯誤の機会」へと変えていくために、とても便利で強力な”魔法の問い”が2つあります。
ぜひ、今日からあなた自身が抱えているお仕事について、この問いを投げかけてみてください。
質問1:「そもそも、これって何のためにやってるんだっけ?」

一つ目の問いは、仕事の「目的」を再確認することです。
例えば、あなたが毎月作成しているExcelの報告書。何年も前から続く、恒例の業務かもしれません。そこで、この問いを投げかけてみます。
「この報告書、そもそも何のために作っているんだろう?」
そうすると、次々と新たな疑問が湧き上がってくるはずです。
- 「この項目、本当に全部必要なんだろうか?」
- 「一体、誰が、この報告書のどの部分を見て、どうなってほしいんだろう?」
- 「もしかしたら、昔は必要だったけど、今は誰も見ていないデータもあるんじゃないか?」
このように目的を深く掘り下げていくと、驚くような発見があるかもしれません。実は形骸化していて不要だった作業が見つかったり、逆にもっと価値を高めるために追加すべき項目が見えてきたりします。
目的がクリアになることで、あなたは「作業」から解放され、仕事の本来目指すべきゴールがはっきりと見えるようになるのです。
質問2:「もっとうまく、楽にやる方法はないかな?」

目的が明確になったら、次はこの二つ目の問いです。その目的に向かうための、より良い方法を探求します。
「今のやり方よりも、もっとうまく、もっと楽にやる方法はないかな?」
この視点を持つことで、あなたの仕事は劇的に進化し始めます。
- 「いつも手作業でやっているこの集計、関数の組み合わせで自動化できるかも?」
- 「VBAやGAS(Google Apps Script)のようなプログラミングを使えば、ボタン一つで一瞬で終わるんじゃないか?」
- 「最近話題のAIを使えば、データ分析やレポート作成がもっと高度になるかもしれないぞ?」
この「もっとうまく」という探求心は、新しいデジタルスキルを学ぶ絶好のきっかけになります。今まで「自分には関係ない」と思っていたプログラミングやAIといったテクノロジーが、自分の業務を劇的に改善してくれる身近なツールとして見えてくるはずです。
これこそが、日々の業務を通した「自己投資」の入り口なのです。
テクノロジーの進化が、あなたの成長を後押しする
もしかしたら、ここまで読んでくださった方の中には、こんな風に思う方もいるかもしれません。
「そんな風にずっと改善を続けていったら、いつかは最善の方法にたどり着いてしまって、試行錯誤する余地がなくなってしまうんじゃないか?」
その心配は、まったく必要ありません。どうぞ、安心してください。
なぜなら、僕たちを取り巻くテクノロジーは日進月歩で、凄まじいスピードで進化し続けているからです。
昨日まで不可能だったことが、今日には当たり前にできるようになっている。そんな時代です。
さらに、ビジネスの環境や社会の状況も常に移り変わっています。お客様のニーズも、会社の戦略も、どんどん変化していきます。
つまり、僕たちが何もしなくても、試行錯誤のネタは向こうからどんどんやってきてくれるのです。
「改善の終わり」は、決してやってきません。だからこそ、常に学び、試し続けることが、これからの時代を生き抜く上でとても重要になるのです。
まとめ:今日から始める、未来を変える小さな一歩
今回は、「未来のための自己投資」というテーマでお話ししてきました。
「忙しくて時間がないから自己投資できない」というのは、実は思い込みなのかもしれません。
いつもの仕事を「ただこなす作業」から「試行錯誤の場」へと捉え直すだけで、僕たちは働きながら、どんどん成長していくことができるのです。
そのための具体的なアクションは、今日お伝えした2つの問いを、ご自身の仕事に投げかけてみることです。
- そもそも、これって何のためにやってるんだっけ?
- もっとうまく、楽にやる方法はないかな?
まずは、今日の午後から取り掛かる仕事のうち、一つで構いません。ぜひ、この魔法の問いを自分自身に問いかけてみてください。
その小さな問いかけが、あなたの日常に新しい発見と学びをもたらし、未来を大きく変える確かな一歩になるはずです。
きっと、昨日までとは少し違った景色が見えると思いますよ。
以上、「いつものExcel仕事が「学びの宝庫」に変わる、たった2つの質問」についてお伝えしました。
引き続き、みなさんがいきいきと学び・働くためのヒントをお届けしていきます。次回をお楽しみに!
この話を耳から聴きたい方はこちらからどうぞ!