みなさん、こんにちは!
このところ久しぶりに広告と戯れましたタカハシ(@ntakahashi0505)です。
ガツガツ広告でお金を稼ぐぞー!
というモードで当ブログを運営しているわけではありませんが、サーバー代プラスαくらいでもねん出できれば、それはそれでありがたいわけでして。
そんなふうにノンビリやってましたのに、こんなことがありました。
いやぁ、思い出すとほんのりイヤな気分になります。
これを良い機会と捉えて、Adsenseの代替としてはどの広告サービスが良いのか?ということを検証してみました。
SSPとアドネットワーク
なんだか各社のページに行くと、SSPやらアドネットワークやら色々な名乗り方をしていますので、どういう意味なのか気になっちゃう方のために説明をしておきますね。
さっさとどれが儲かるのか教えろや!
という方は飛ばして先に進んでくださいませ。
さて、話を戻しまして、当ブログのような比較的小規模のブログやサイトの運営者が広告を貼りたいと思ったときに、誰と話をするかというと主にだいたい3種類の人たちがいます。
- アドネットワーク
- SSP
- ASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダ)
メディアの規模が大きくなると、広告代理店だったり、広告主直だったり色々なパターンが出てきますが、規模が小さいときはメディアを上手に束ねる機能を持つ上記3種類のいずれかになるときが多いです。
ASPに関しては成果型報酬のアフィリエイトということで、なんとなく違いはわかって頂いている方も多いと思いますので、今回はごめんなさい割愛します。
それで、他の二つなんですがメディア側から見るとそんなに変わらないんですよね…。どれも大概はサイトの広告を貼りたい位置に広告タグを挿入して、広告が表示されてクリックされたりすると報酬が発生する、というパターンです。
何が違うんですかね?
アドネットワークとは?
まずアドネットワークからなのですが、その定義は
アドネットワークとは、インターネット広告のうち、広告媒体のWebサイトを多数集めて「広告配信ネットワーク」を形成し、その多数のWebサイト上で広告を配信するタイプの広告配信手法である。
引用:IT用語辞典 Weblio辞書
となっています。わかりやすさのために、スマホ型アドネットワークの代表格nendで紹介されている画像で説明しますね。
私たちサイトやブログ、つまりメディアは左側です。右側が広告主ですね。
広告主から見ると、当ブログのように小さなメディアがたくさんありますので、それぞれの直接話をして掲載してもらうなんていうのは、物理的に不可能ですよね。
そこで、小さなメディアを含めてシステマティックに束ねてくれているのがアドネットワークです。システマティックにネットワーク化されていますので、人の手を使わずとも、中小規模サイトへの広告掲載が効率よく配信できるわけですね。
一方で、メディアから見てもアドネットワークの先にはたくさんの広告主がいますから、そのメディアの読者にマッチした広告を掲載しやすいというメリットがあります。
SSPとは?
次にSSPについてです。
サプライサイドプラットフォームとは、オンライン広告において、媒体社(メディア)の広告枠の販売や広告収益の最大化などを支援するツールのことである。略して「SSP」と呼ばれることが多い。
サプライサイドプラットフォームでは、主に、広告のインプレッションが発生するごとに最適な広告を自動的に選択し、収益性の向上を図る、といった仕組みが提供されている。具体的にどのような方式が採用されているかは個々のサービスによって異なるが、アドネットワークの一元的管理、アドエクスチェンジ、リアルタイム入札(RTB)、などに対応している場合が多い。
引用:IT用語辞典 Weblio辞書
ちょっと説明が長くて難しいですかね…。
わかりやすさのために、SSPの代表格Fluctで紹介されている画像で説明しますね。
この図では右側がサイトやブログなどのメディアです。左側や下側には純広告、アドネットワーク、DSPなどといった色々な名前の人がいますが、その先には広告主がいます。
多くのメディアを束ねていて、たくさんの広告案件を取り扱っているという意味ではアドネットワークとその役割はほぼ一緒ですね。
異なる点でいうと、「広告のインプレッションが発生するごと」という箇所ですね。
読者がいずれかのページに訪れたときに、その情報がSSPに送られます。SSPでは受け取った情報や蓄積された情報を駆使して、収益が最大になるであろう広告を表示します。
…って、アドテクノロジー、すごくないですか?
こう説明するとSSPのほうが高度で儲かりそうな気もしますが、機能以外にも様々な事情があるようですから、どちらがいいかというのはケースバイケースです。
Adsenseの代替として様々な広告を貼ってみた
では具体的に色々と申込みをしたり貼ってみたりしましたので、その結果についてお伝えしていきますね。
手順としてはどれもだいたい一緒です。
- 新規ユーザー登録
- 媒体審査
- 広告枠審査
- 広告タグを設置
では実際にどうだったか、ご説明しましょう。
nend
→nend
スマホ特化型のアドネットワークnendです。スマホ特化ですのでPCの広告はありません。
スマホ特化型ですから、スマホに関しては強いんじゃないかと予想をしていました。
申込みをしてから2日後にメディア登録が完了しました。メディア登録が完了すると、広告枠の審査が出せるようになりますので
- サイドウィジェット:300×250
- 記事中:320×50
- 記事下:300×250
を申請しました。WordpressテーマはSimplicityですので、スマホの場合のサイドウィジェットは記事下よりさらに下の関連記事下に配置されます。
ちなみに、nendの場合は同じ広告タグを同じページに複数貼れない仕様のようですので、同じ画角であっても複数貼るなら別の広告枠を申請して承認を得なければいけません。
この広告枠の審査は当日のうちに承認がありまして、早速掲載開始しました。
実際、結果がどうだったか…後でのお楽しみ。本記事の最後にお伝えします。
忍者AdMax
まずは忍者AdMaxです。勢いを感じます。全くテクノロジーな印象は受けませんがSSPです。
スマホはnendを設置しているので、PCをまずは検討ということになります。忍者AdMaxは使ってらっしゃる方も多く、レギュレーションも比較的緩やかなのかなという事前のイメージがありました。
申込みをしますと、すぐにユーザー登録完了メールが来ます。
忍者AdMaxのサイトトップに
「いま、すぐに広告を始められます」
とある通り、広告枠を作成してタグをサイトに設置すると、すぐに広告掲載が開始します。本当にすぐです。
しかも、nendと異なり同じタグを同じページに複数貼ることができます。ヘルプでは3枠を推奨ということですが、AdSenseのように絶対ルールではありませんので、もっと貼っても文句は言われません。
ひとまずスマホはnendを貼っていますので、PCのみになりますが他の審査を待っている間
- サイドウィジェット:300×250
- 記事中:300×250(×ダブル)
- 記事下:300×250(×ダブル)
という設置で様子を見ていきます。
Fluct
日本最大級のSSP、Fluctです。
イケダさんもオススメ。
おそらく、PCではこのFluctがメインになるのではと踏んでいました。
申込みをして待つこと2日間…
この度は、Fluctにお申込みいただきまして誠にありがとうございます。
お申込みいただきましたサイト内容を審査いたしました結果、
弊社の審査基準を満たしていないため、
お申込みを見送らせていただくことになりました。
って、マジか!?
ヘルプを見てみると
なお、下記のような場合はご利用をお断りさせていただく場合がございますので、予めご了承ください。
・公序良俗に反する恐れがある場合
・法律、条例、条約などへの違反、もしくは違反の恐れがある表現が入った場合
・その他弊社が不適切と判断した場合
んー、どれかに該当していると思われたんだな。まあAdsense止まった記事公開したばっかりだったしな。
また気が向いたら申請してみます。
Geniee
Genieeさんは以前働いていた会社でお世話になっていました。当時はまだ立ち上げたばかりの会社だったのですが、今はもう立派な会社になられて…嬉しいっす。
広告掲載するためにはそれなりのPVが必要そうっていう噂もありましたので、ダメもとで申請してみました。
申請してから2日後…
弊社基準に沿った媒体社様審査の結果、承認させて頂きましたので
ご連絡させていただきます。「Inventory」タブより
メディア登録へとお進みくださいませ。
おお!
早速メディア登録。そして広告タグは…あ、この新規Zone登録というのが広告枠登録に該当するのかな?
Genieeさんの管理画面はちょっと外国向けというか、素っ気ない感じです。
いくつかのZoneを登録して待つ…
そして、10日ばかり待っているのですが、まだ結果が出ていないみたいです。
待ってますよー、ジーニーさーん!
各社の収益性の結果
それでは10日ほど掲載してみた結果をお伝えします。
といっても、今のところ掲載できたのはnendと忍者AdMaxだけですけどね…。
nendの収益性
結果としてはnendは惨敗でした…。
当サイトはPCの比率が高めなので、スマホだけだとインプレッションも稼ぎ辛いというのもあるのですが
クリック率:0.040%
クリック単価:9.7円
でした。クリック単価はこんなものかなーと思いましたが、クリック率が低すぎでしたね…。
というのも、掲載される広告がほとんどゲームの広告だったんです。
「少しでも仕事効率化をして時短だ!」とか「1日15分でもスキルアップに使おう!」なんて、当ブログのアチコチに書いてあるもんですから、見ている人の気持ち的には今すぐにゲームで遊ぶ気にはないですよね。
スマホ専用のnendさんですから優良顧客もスマホ専用のゲーム系ばかりなのかも知れませんね。
忍者AdMaxの収益性
既に消去法で忍者AdMaxしか残っていませんね。
nendがなかなか効果が上がらなかったので、掲載から一週間たってからスマホも忍者AdMaxに切り替えました。
結果はといいますと
クリック率:0.078%
クリック単価:12.8円
という状況です。悪くないですね。Adsenseに比べると、まぁ見劣りはしてしまいますが、それなりにカタチになっているという気がしています。
特にPCの記事中と記事下が好調ですね。ダブルレクタングルで貼りまくっているのですが、クリック率も他とそん色ありませんし、単価も高めです。
スマホは掲載期間も短く、クリック率は若干低めに推移していますがPCよりも単価が高めの印象があります。これは意外でした。
nendと違ってスマホでもビジネス系の広告がちゃんと出ます。PCとスマホと両方を取り扱っているからですね。
まとめ
当ブログの場合は、しばらく特に何もなければ忍者AdMax一本足打法でいくことになりますね。
ひとまず胸をなで下ろした感じです。
広告は本業じゃないとか言いながら、けっこう色々と試行錯誤しています。ひとまず、方向性が定まるまではもう少し試行錯誤しながら、こうやって書くことで皆さんのお役に立てれば良いかなとも思っています。
今度は少しアフィリエイトに関しても気になることがありますので、少しやってみようと思います。
良い結果が出たら記事にしますね。
コメント
この記事の後、約半年が経ちましたが、半年間と現在は、どんな感じですか?
実は、僕もAdSenseが無効になり、一生絶縁されてしまったようなので、
今は、Amazon商品リンク以外の広告は、無しでブログを続けています。
広告収入を主目的にしていたわけではないですが、
なんとなく、自分のブログに対する評価の基軸の一つが無くなってしまったようで、
さびしくもあります。
この記事に掲載されているもの以外だと、
アイモバイル(i-mobile)なんかもバナー広告で、よく見かけるのですが、
どんなもんでしょうか?
忍者アドマックスについて情報を得る事が出来たので、
うれしかったです。
僕も、検討しようと思います。
ブログに関する記事一覧をチェックしましたが、
後継にあたる記事が書かれていないようですので、
ぜひとも、執筆をお願いいたします。
偶然、このブログを見つけましたが、
今後も、ちょくちょく、寄りに来ますね。
シンイチさん、コメントありがとうございます!
AdSenseに関しては以降、いくつか試したのですが結局うまくいきませんでした…うまくいけば記事にしたかったのですが。
それ以外については、今のところ特にトライしていませんが、i-mobile含めて検討をしても良いかも知れませんね。
この記事から1年ですが現在はどんな感じでしょうか。
アドセンスは?
忍者の収益は?
よろしくお願いします。
トシさん
コメントありがとうございます!
もう1年経ったんですね…
状況としては芳しくありません。
AdSense、Fluctともに、その後再度申請を試みましたが、いずれも通りませんでした。
引き続き忍者AdMaxを使っているのですが、収益性は…引き続き高くないですね。お小遣い程度です。
ちなみに、スマホの広告があまりにもサイトコンセプトとマッチしないので、広告掲載はPCのみにしています。
他のSSPもいくつか問い合わせをいただいたことがありますが、エンタメ系の広告の除外設定ができないところが多く、見合わせています。
タカハシさん、ご無沙汰しております!せいやです。
2015夏のBAN祭り当時、私はアドセンス月数百円程度だったので「みんな大変だなー」くらいにしか思っていなかったのですが、徐々に増えてくるにあたってGoogleに依存する怖さを感じています。
特にタカハシさんのように、何の違反も見受けられないようなブログでも一発となると誰にでも起こり得ますよね…(*_*)
いまPCとスマホ両方で拝見したのですが、スマホの広告は外されたのですか?
せいやさん、ご無沙汰しています!
そうですね、一社の広告収入だけに依存しないようにしないとですよね。
スマホのほうは、エンタメ系のバナーがどうしても出やすいので、全て非表示にしています。
セグメント…できれば掲載するんですけどね。
ご返信ありがとうございます!
なるほど…
こんなにも内容が充実したブログなら、ビジネス系で出稿したい広告主も多いと思うのですが、なんだかもったいないですよね(*_*)
私も色々と検証してみたいと思います。
ありがとうございます(^^)!