【エクセルVBA】初心者にオススメのVBEの7つのコード設定とその機能について

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photo credit: Houseology Luxe Table Setting via photopin (license)

みなさん、こんにちは!
タカハシ(@ntakahashi0505)です。

エクセルVBAの業務を快適にするためのVBEの使い方やテクニックについてシリーズでお伝えしています。

前回の記事はこちらでした。

429 Too Many Requests

「自動メンバー表示」使っていますか?正確に、素早くコーディングを進められるようになりますよ。

さて、その「自動メンバー表示」も含めて、VBEには快適にコーディングを進めるためのステキな機能がありまして、オプションの「コードの設定」というところで設定をすることができます。

全部で7つあるのですが、全てご存知でしょうか?どうでしょうか?

今回はそれらのコードの設定について解説をしていきたいと思います。

必要なものについてはチェックを入れて大活用。不要なものはチェックを外す。これで、ビシバシコードを快適に入力したり、便利な機能の恩恵に預かることができます。

これだけで、劇的にVBAの作業効率が上がるかも知れませんよ!

では、エクセルVBAで初心者にオススメのVBEのオプションコード設定についてです。

本記事は以下のYouTube動画と連動していますので、合わせてご参考ください。

では、行ってみましょう!

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VBEのコード設定の仕方

VBEのコード設定をする場合は、まずメニューから「ツール」→「オプション」と辿ります。

VBEのツールからオプションを選択

すると「オプション」ウィンドウが開きますが、デフォルトで「編集」タブが開いていて、その中に「コードの設定」というエリアがあるはずです。

VBEのオプションウィンドウ内コードの設定

以下、7つの機能がありますね。

  • 自動構文チェック
  • 変数の宣言を強制する
  • 自動メンバー表示
  • 自動クイックヒント
  • 自動データヒント
  • 自動インデント
  • タブ間隔

自動構文チェックのみチェックを外し、あとは全てチェックを入れるというのがオススメです。タブ間隔はそのままでOKです。

以下で解説をしていきますよ。

コードの設定の解説

自動構文チェック

自動構文チェックはコードを打っている最中にリアルタイムで構文をチェックして、エラーがあればダイアログを表示してくれるという機能です。

デフォルトでチェックが入ってオンになっているので、ご存知の方も多いと思います。

しかし、オンにしておくと、構文エラーが発生したときに、以下のように「コンパイルエラー:修正候補:式」などといったエラーダイアログが表示されます。

VBEの自動構文チェックをオン

正直、ウザいのでチェックは外しちゃってOKです。

というのも、チェックを外しても以下のように、エラーの箇所にはハイライトがなされますので、それで十分に構文エラーチェックはできるのです。

VBEで自動構文チェックをオフにしても構文チェックはできる

変数の宣言を強制する

変数の宣言を強制する、はチェック必須です。

チェックを入れると、全てのモジュールの宣言セクションに「Option Explicit」という表記が常に入るようになります。

そして「Option Explicit」が記載されているモジュールに関しては、宣言をしない変数は使用ができないようになります。

もし、変数を宣言しないで使用とした場合は、以下のように「コンパイルエラー:変数が定義されていません。」と怒られます。

VBEで変数の宣言を強制してOption Explicitと表示

変数の宣言をすると

  • 変数のスペルミスによるエラーの発生を防ぐ
  • 変数の型違いによるエラーの発生を防ぐ
  • 可読性が上がる
  • 変数の入力補完が使えるようになる

などといった、様々なメリットを享受することができます。

デフォルトではオフになっていると思いますので、ぜひともチェックをしておくようにしましょう。

自動メンバー表示

自動メンバー表示はユーザーが入力している時点で、入力可能なメンバー候補をアジャストしてくれる機能です。

Ctrl + Space やオブジェクトに続くピリオドで、候補のダイアログが表示される、アレです。

具体的にはこのような動きしますね。

VBEのメンバー候補表示で候補を絞る

かなり便利なので、ぜひオンにしたままにしておきましょう。そして使いこなしましょう。

前回の記事で詳しくお伝えしているので、詳しくはご覧下さいね。

429 Too Many Requests

自動クイックヒント

自動クイックヒントは、構文のヒントがポップアップで表示される機能です。

VBEの自動クイックヒント

このクイックヒントを見ることで、その構文についての

  • 引数の順番
  • 名前付き引数の名前
  • 返り値の型

などをササっと確認ができるというわけです。

デフォルトではオンになっていると思います。

英語ではありますが、慣れるとなんとなくでも使えるようになりますので、お時間あるときにでも、色々な場所で自動クイックヒントを表示させてみてみて下さい。

自動データヒント

自動データヒントは、ブレークポイントやStopステートメント、または実行時エラーなどで、プログラムが中断しているときに、変数の上にマウスカーソルをホバーすることで、その変数の値をポップアップ表示してくれる機能です。

VBEの自動データヒント

これもデフォルトでオンになっていますが、デバッグ時になどは大変お世話になると思いますので、絶賛ご活用ください。

自動インデントとタブ間隔

自動インデントEnter キーを押して改行した際の、次の行でのカーソル位置を指定します。

  • オン:カーソルの位置が前行の先頭と同じ位置になる
  • オフ:カーソルの位置が常に一番左端になる

ちょっとした機能ですが、ネストが多いコードを組んでいることを想像してみて下さい…あるとないとでは大違いでしょ?

デフォルトではオンになっていますので、そのまま活用下さい。

また、タブ間隔は文字通り、Tab キーでインデントした際の文字数を指定します。

デフォルトでは半角4文字になっていると思いますので、通常はそのままで問題ないでしょう。

まとめ

エクセルVBA初心者にオススメのコード設定とその機能についてお伝えしました。

  • 自動構文チェック
  • 変数の宣言を強制する
  • 自動メンバー表示
  • 自動クイックヒント
  • 自動データヒント
  • 自動インデント
  • タブ間隔

自動構文チェック以外は、超絶便利な設定と機能です。使いこなすと、そうでないのでは、天地ほどの差が出てくると思いますので、ぜひぜひご活用下さい。

さて、次回以降はイミディエイトウィンドウの基礎の基礎、Debug.Printについてお伝えしたいと思います。

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どうぞお楽しみに!

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