みなさん、こんにちは!
元気に入っていますが、実際は凹み気味のタカハシ(@ntakahashi0505)です。
さて当ブログがいつもより大変見やすくなっていると思いませんか?
そうなんです、ディスプレイ広告が全て外れています。というか正確には外させられたというか…。
ディスプレイ広告は定番かつ高収益のGoogle AdSenseを活用させてもらっていたのですが、そのアカウントが停止になってしまいました。
今回はGoogle AdSenseのアカウントが停止された経緯と、そのことを通じてひとり社長として学んだことについてお話したいと思います。
AdSense完全停止&復活不可能確定まで
Googleからの恐怖のメール&AdSense広告が真っ白け
2015年8月29日、朝。スマホでメールチェックをしていると、なんとも恐ろしい件名のメールが。
Google AdSense アカウントの非承認
一気に目が覚めました。中身を見ますと
日付: 2015年8月29日 3:54
件名: Google AdSense アカウントの非承認
To: XXXXXXXX@gmail.comいつも AdSense をご利用いただきありがとうございます。
Google では、広告掲載プログラムをご利用いただくことで、サイト運営者、広告主、ユーザーの皆様に利益をもたらすオンライン エコシステムの構築に努めております。そのため、ユーザーや広告主の皆様に対する行為がエコシステムに悪影響を及ぼす恐れのあるアカウントに対して措置を講じることがあります。このたび、お客様の AdSense アカウントで無効な操作が検出されたため、アカウントを停止させていただきました。
具体的な違反の内容につきましては、お客様に提供できる情報が限られており、アカウントで検出された無効な操作に関して詳しい情報をご希望かと存じますが、Google 独自の検出システムを保護するため、これ以上詳しい状況をお知らせすることはできません。
サイト運営者様によっては、大幅な変更を加えて違反内容を修正したり、積極的に AdSense プログラム ポリシーの遵守に協力していただける方もいらっしゃいます。そのため、Google ではサイト運営者様と協力して問題を解決できるよう、お申し立ての手続きもご用意しています。お申し立てに際には必ず、トラフィックの分析詳細など無効な操作の原因と考えられる理由についてご記入ください。こちらのフォームからお申し立てを送信していただきましたら、その内容に応じて対応させていただきます。また、アカウントが閉鎖される一般的な理由をご確認いただいたうえでフォームを送信してください。
ご理解のほどよろしくお願いいたします。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
Google AdSense チーム
無効な操作が検出…アカウント停止…独自の検出システムを保護…なんだかロボットに怒られているみたいです。そして、ヒントは出せないけど無効の操作の原因となる理由とそのレポートを提出せよと。いじわるな教授からの課題みたいだ。
実際にサイトを見ると、広告を貼っていた箇所が真っ白けの空白表示…。慌てサイトから広告を外します。
Simplicityだとウィジェットでドラッグすればすぐ外せるので簡単!…ってこの作業、できればやりたくないですよね。
2015年夏のアドセンス垢BAN祭りとは別の厳しいやつ
さて、少し話は変わりますが、このところブログ仲間も次から次へとAdSenseを停止されるという、通称「2015年夏のアドセンス垢BAN祭り」が起きていました。
GoogleアナリティクスのスクリーンショットでPVなどを報告しつつのAdSense広告同時掲載がGoogleさん的にはけしからんというわけらしいです。
イケハヤ先生もチャチャっとAdSenseを外されていました。
この夏のアカBAN祭りですが、アカウントが有効でありながら掲載停止となっているパターンが多かったので、Googleとやり取りをしながら原因を解消すれば復活できる模様です。
それで、私もなんとかなるだろうと、たかをくくって調べていたのですが…
結果、皆さん撃沈されている様子。
今回のケースは、アカウントは無効。AdSense管理画面に入ることすらできない。
さらに申し立てはできるが一度しかチャンスはないし、原因を探るためのやり取りもできない。
腹をくくりました。
無効なアカウントについての申し立て
一抹の望みにかけて申し立てを送信すると、申し立ての受理に関するメールがすぐに届きました。
日付: 2015年8月29日 12:11
件名: Re: [6-0799000008317] 無効なアカウントについての申し立て
To: XXXXXXXX@gmail.comお客様
お申し立てを受領いたしましたのでお知らせいたします。
お客様のお申し立てにはできるだけ早く対処いたしますが、現在数多くのメールが寄せられているため、1 週間程度またはそれ以上かかる場合もありますのでご了承ください。なお、このアカウントで以前にも申し立てを行っている場合、今回または今後の申し立てについては対処いたしかねます。
また、AdSense アカウントの無効化に対して申し立てを行っても、必ずしもアカウントが再度有効になるわけではありませんのでご了承ください。
不正行為のため無効となったアカウントについてご質問やご不明な点がありましたら、下記の URL をご覧ください。https://www.google.com/adsense/support/bin/answer.py?answer=57153&hl=ja
ご理解とご協力のほどよろしくお願いいたします。
Google AdSense チーム
1週間かぁ…。ひとまず祈って待つのみ。
Googleさんに速攻瞬殺される
と思っていたら、翌日8/30、朝。メールチェックをすると結果が出ていました。
日付: 2015年8月30日 2:09
件名: Re: [6-0799000008317] Invalid Activity Appeal
To: XXXXXXXX@gmail.comAdSense をご利用のお客様
お申し立ての際に追加の情報を提供していただき、また AdSense プログラムのご利用をご要望いただきありがとうございます。しかしながら、アカウントのデータを再度確認し、ご意見を検討しました結果、お客様の AdSense アカウントの再開は不可能であることが確認されました。
Google の無効なクリックや再審査に関する詳細は http://www.google.com/adsense/support/bin/answer.py?answer=57153 でご覧いただけます。なお、アカウントが無効となったサイト運営者様は、今後 AdSense プログラムにご参加いただくことはできませんのでご了承ください。
何卒ご理解いただけますようお願いいたします。
Google AdSense チーム
瞬殺でした。
再開は不可能、今後AdSenseプログラムにご参加いただくことはできません…。みなさんの記事で見慣れた文言でしたが、いざ実際に受け取ってみると凹みますね。
AdSenseでの収益は、金額もお小遣い程度だったので収益的なダメージがあったわけではありません。
ですが、独立してから2か月、更新頻度を上げることで収益の増加が明らかに見て取れていて、しばらく続ければ万単位の収益になりそうだなどと期待を持っていた頃でした。AdSenseのiPhoneアプリで毎日チェックするのが楽しみになっていました。
そんな矢先でしたらから、精神的なダメージが少なからずありましたよ~。
実際の原因は何だったのかもサッパリわかりません。当然、自分でクリックなどはしませんし、掲載文言もSimplicityデフォルトの「スポンサーリンク」のままでしたし。第三者が違和感のある動きに見えない範囲でAdSense狩りをしていたのか、まさかGoogleが増えすぎるブロガーの”間引き”目的でやっているのではないかとか、なんか色々ともやもや考えてしまいました。
AdSenseアカウントのBANから学ぶこと
さて、そんな精神状態ではありますが、我々はこういう失敗をむしろ糧に前に進まなければいけません。
少しの収益ダメージと、それなりの精神的ダメージ、対応のための時間ロスがありましたが、その見返りも取り戻すべく2つの反省を刻んでおきたいと思います。
私の本業は何か
先ほどもお話した通り、AdSenseの収益はたいしたものではありません。ですが、このままコツコツやっていけばそれなりの収益源になりそうな雰囲気は出ていました。
独立した当初はAdSenseの広告は一応置いておくレベルで適当な運用をしていたのですが、収益が上がってくるにつれて少し手を付け始めました。
掲載位置を工夫してみたり、収益性が低そうな広告をブロックしてみたり。
それ自体はもちろん悪いことではありません。
ですが、私の本業は何か、ということなんです。
私の本業そしてテーマは個人や企業のお仕事をお手伝いすることで、そのために独立・法人化したのです。
例えば、ブログでお仕事をサポートをする情報を掲載するという活動は、そのテーマに沿っています。
ですが、そこから得られる広告収益は副次的なもので、過度な広告運用は私の本筋から外れた活動です。私は媒体社でもなく、広告屋でもありませんから。
実は本業で8月中に仕込もうと思っていた新しい事業があったのですが、8月には仕込むことができませんでした。
ですが、広告の配置やらコントロールやらはしている…
本業にもっと時間とパワーを割けるのではないですかタカハシさん?
目先の小銭に目を奪われて脇道の広告運用をちょこちょこやっている暇があったら、本業に時間とパワーを割きなさい。
と、Googleに戒めてもらったのだ、ということにしようと思っています。
有事の際を想定して手を打っておくべき
もう一点の反省は、次点の策を用意していなかったということです。
本業ではないとは言いつつも、広告は貼ってさえいれば収益になるわけです。
そしてGoogle AdSenseが止まりやすい、ということは知っていました。垢BAN祭りも見ていましたし、Googleさんは有無も言わさず機械的にBANする企業だということは過去の仕事上でも味わっていました。
ですが、私はGoogle AdSenseが止まったときの代替の手段を用意していなかったのです。
AdSenseの代替策としてFluct,忍者AdMAX,Giniee,nend,…調べればたくさんの企業が「ぜひうちの広告を掲載してください」と言っています。
まさかうちに限ってBANはされないだろう…と高をくくっていたんですね。
BANされた時点で慌ててそれら登録をしても1~2週間かかるのです。事前に登録や審査を終えていれば、AdSenseよりは収益性は下がるにしても、その期間の広告収益が全くのゼロになるということは防げたはずなのです。
浅はかですよね…。
その感覚で独立など、死ぬぞ!
とGoogleに戒めてもらったということです。
先日もあのモンスターストライクがAppStoreからBANされたという事件がありました。
奇しくも私と同じく8/29にBANされてダウンロードと課金が不能になっていました。8/30には復活とのことですが、月間で100億以上稼いでいるそれこそモンスター級のタイトルですから、1日でかつiOSだといっても土曜日ということもあって、億単位の損失になるわけです。
モンストの場合は、どうやら明確にレギュレーション違反のことをしていたわけですし、Appleからも警告を受けていたみたいなのですが、AppleやGoogleはやるときはやるということです。
そして、モンストは即日復活していたので、すぐに原因となるシリアルコードの箇所を外して再申請するという体制は整えていたんでしょうね。
プラットフォーム優位の時代…、そのようなところとの接点は慎重に監視していなければいけませんし、有事のときのための備えをしておくべきなのです。
まとめ
これにてGoolge AdSenseとは生涯の別れとなります。
少しでもこの経験をこれを読んでいただいた皆さんと、これからの自分に役立てられればと思い書きました。
特にAdSenseの収益率が高いメディア運営者、ブロガーの皆さんはぜひ代替案を講じて頂きたいと思います。こちらに身に覚えが全くなかったとしても、Googleはやるときはやります。
自分としてはこの夏の終わりにフワフワせずに本業に集中、そしていつでも有事に備えていくということで、気を引き締め直たところであります。
とは言いつつも、広告スペース空きっぱなしももったいないのでこちらの記事で色々と試してみました。
よろしければ合わせてどうぞ!
コメント
[…] 参考:Google AdSenseのアカウントをBANされて学んだ2つのこと 参考:Googleアドセンス停止されたけど少しも寒くないわっていう位にしとかなあかんねこれ | ブログマーケッターJUNICHI […]
当方も注視された。アメリカ資本だし、なんか文章や,理由が明確でないなどやることが冷徹。A8netでいいや。と思いつつ。
SEOやウェブ業者のアドセンスは止まりやすい気が。多分同業者の密告や恣意的な広告クリック。
そして、ウェブ業者なのにバンされたとなれば、信頼低下は必至。自分ならバンされた業者には、まず頼みません。同業者の狙いもそこにあるのでは?
バーバラはお見通し様
コメントありがとうございます!
今となっては原因は謎ですが、そういう点では弊社の場合はウェブ制作だけがメインではないので、影響は少なくて助かったという気がします。
結果論ですが、それよりもむしろ広告収入に諦めがついて、他のことに集中できたというメリットのほうが大きいかも知れません(笑)
タカハシノリアキ様
はじめまして。イッシキと申します。
私も結構前にアドセンスをBANされたのですが、ひょっとしたら復活の方法があるかも、と
いろいろ徘徊して調べていました。
やっぱり駄目なんですね。
住所も電話番号もIPアドレスも変われば、もしかすれば別アカウントを作成することができるかもしれませんが・・・。
記事、参考になりました。ありがとうございました。
イッシキさん
コメントありがとうございます!
お役に立ったかどうか、微妙ですよね…恐縮です。