コンテンツに課金はできるのか?大手メディアのマネタイズについて聴いてきた

みなさん、こんにちは!
タカハシ(@ntakahashi0505)です。

まだまだ続きますよ、先日開催されましたWordPressの祭典「WordCamp TOKYO 2016」の参加レポート。

今回はその第3弾となります。

前回、前々回のレポートはこちらです。

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先日開催されました「WordCamp TOKYO 2016」。その中のセッション「WordPressで運営する大手メディア座談会」から気になったテーマの一つPVとブランドについてお伝えします。

今回は引き続き「WordPressで運営する大手メディア座談会」で話された中からレポートをしたいと思いますが、そのテーマはマネタイズつまり「メディアってどう稼いでいるのか?」という点についてです。

登壇されたのは、こちらの皆さまです。

興味深いですよね。気になりますよね。

では、行ってみましょう。

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大手メディアの広告について

まずメディアなので基本として広告収入というのがあります。

さて、登壇されたメディアの皆さんでいうと、広告と言っても三社三様でした。

サッカーキングさんはもともと雑誌からのスタートなのですが、Web版も最初からスポンサーがついていらっしゃったとのこと。以降、右肩上がりで伸びているというお話でした。広告という視点で言うと、王道中の王道ですよね。

KAI-YOUさんは記事広告とグッズ販売が中心とおっしゃられていました。サイトを拝見する限り

「もっと広く届けたい」と編集部が自信を持って思える商品やサービスについて、クライアント様と共に作り上げていく広告記事となります。

とあるように、一緒に盛り上げていくことを前提としたコンテンツ作りを強みにされている印象を受けました。

ログミーさんは、当然広告も入っていますが、一方でイベント開催者がお客様になるというパターンですね。一般的なメディアとは視点が違いますよね。ちなみに、全文書き起こしはクリエイティブではない作業奈上に、通常の記事制作よりも何倍も手間がかかるということでした。

やりたくないことをちゃんとやるということを価値に換えている好例と言えると思います。

当ブログの広告掲載について

さて、当ブログですが例のAdSenseとは永遠にサヨナラ状態となっている件もありますし

Adsenseの代替広告としてSSP&アドネットワーク4社について検証した結果
Adsense広告がうっかり掲載できなくなった場合に代替としてはどの広告サービスが良いのか?ということを検証してみました。SSPとアドネットワークについての簡単な説明もしています。

一応、他のネットワーク広告にお世話になっているのですが、だいぶ収益性は低いです。AdSenseに対して他がだいたい1/5というのは、当たっているのではないかと思います。

さらに、他のネットワーク広告さんですと、デバイスがスマホだとどうしてもエッチなマンガとか、オッパイの大きいソシャゲの女性キャラとかがドーンと出てしまう傾向があって、もう色々試行錯誤したんですが、結局スマホでの広告を非掲載にしています。

だって「ITを使っていかに働く時間の価値を上げていくか…!?」ということに、せっかくまじめに向き合っているところに、水差さないで欲しいのですよ。

ということで、今のところ高校生のお小遣い程度という感じではありますし、先々も広告という視点で柱として期待はあまりできないかと思います。

コンテンツに課金するのは難しい

課金というと、はあちゅうさん、イケダハヤトさんなど、著名なブロガーさんの間ではnoteで課金するのが流行っていますね。

ブロガーとしては広告、サロン、電子書籍に次ぐ収益の柱として期待が大きいようです。

コンテンツに課金をするということに関して大手メディアさんたちはどう考えているのでしょうか?

サッカーキングさんは、モノによってはアリかな…などとおっしゃっていましたが、皆さんどちらかというと

コンテンツに課金するのは本当に難しい

との意見でした。

クローズドな感じがインターネットっぽくない

KAI-YOUさんはその理由を

クローズドな感じがインターネットっぽくない

とおっしゃっていました。これすごくわかります。

というのも、当ブログもそうなのですが、メディアとしては「IT×働き方」というテーマで世の中を啓蒙していきたいという気持ちがあるんですね。

啓蒙とか考え方を拡げていくというのには、本来はマスメディアがいいのでしょうけど、まあ小市民にはハードルが高い。でも、最近になってインターネットでそれが誰でもできるようになったよねっていうところにチャンスがあります。

「ああ、そうだよね。IT×働き方大事だよね、で具体的にどうするの?」という人が現れてきたときに、会社としてコンサルしたりプログラム作ったりというのがより高い価値提供になっていて、それについてリターンを頂くという流れです。

それで毎日投下するコンテンツの一部を有料化しちゃったら、リーチが狭くなっちゃいますからね。

機能に課金するのはアリ

ログミーさんは

クックパッドなどのように機能に課金をするのはあり、ログミーはやる

とおっしゃっていました。具体的には、続きの記事が公開になったときに通知する機能などだそうです。

なるほどですね。

機能、機能…なるほどですね。

こちらのほうは、当ブログでもけっこう考える余地がありそうな気がします。

ちなみに、個人的には電子書籍化というのは「機能」なのではないかと感じています。

  • 記事を読みやすく順番にまとめてくれた機能
  • それをスマホや専用端末で書籍形式で読めるようにしてくれた機能

こういった機能を提供するということで。

ビジネスの視点で考えた場合に、なぜ電子書籍を出版しようと思ったのか
電子書籍の出版をしてみようと思っています。ブログの記事を集めて、手を加えて、有料で販売をする予定です。そこで今回は、ビジネスの視点で考えた場合になぜ電子書籍を出そうと思ったのか?について書いてみます。

まとめ

メディアのマネタイズ…いかがだったでしょうか?

皆さん、マネタイズ一つとっても個性があって、多種多様ですよね。

ひと昔前、広告を出稿する側の仕事をしていたのですが、メディアのことってそれこそPVとかCPAとか、せいぜいLTVとかそういう指標でしか見ていなかったのです。

しかし、メディアからするとそれぞれのブランドがあって、その価値提供が最大になるように皆さん努力しているんだと、反省しました。

WordCampに関するレポート…あと1本くらい書きたいと思います。

どうぞお楽しみに!

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