超便利テク!プロンプトがうまく書けないなら、逆にChatGPTに質問をしてもらっちゃおう

超便利テク!プロンプトがうまく書けないなら、逆にChatGPTに質問をしてもらっちゃおう

みなさん、こんにちは! タカハシ(@ntakahashi0505)です。

前回は、ChatGPTに命令順を指示してプログラムをつくってもらう方法をお伝えしました。

しかし、ChatGPTのプロンプトがうまく書けない、いろいろ細かく指示するのが面倒…というときがあります。そんなときに使えるテクニックが、「ChatGPTに質問をしてもらう」というもの。

プログラミング作成はもちろん、あらゆるシーンで使える超便利テクです。

ということで、今回は「超便利テク!プロンプトがうまく書けないなら、逆にChatGPTに質問をしてもらっちゃおう」についてお伝えします。

では、行ってみましょう!

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ChatGPTに依頼する際の課題

ChatGPTにプログラムを作成してもらうとき、少なくないケースで、その手順や要件の詳細を正確にプロンプトとして指示する必要が出てきます。

しかし、どこからどこまで説明すればいいのか分からない、うまく伝えられるか心配、もしくは、細かく指示することが手間に感じることも多いですよね。

そんなときに使える便利なテクニックがあります。それは、「何を指示すれば良いかをChatGPTに逆に質問してもらう」という方法です。

ChatGPTに「必要な質問」を依頼してプログラムを作成する

たとえば、こんな例を見てみましょう。

「Excelシート上のメンバーデータのうち年齢が30歳以下のものを別のワークブックにコピーするというプログラムをつくりたい」とします。

いろいろとChatGPTに伝えなくてはいけない気がしますが、何を伝えればよいでしょうか。

では、ここでChatGPTに質問をしてもらっちゃいましょう

やり方は簡単。以下のように、プロンプトに「必要な具体的な質問をしてください」と追加するだけです。

Excelシート上のメンバーデータのうち年齢が30歳以下のものを別のワークブックにコピーするというプログラムをつくりたいです。
必要な具体的な質問をしてください。

このプロンプトを送信すると、ChatGPTから以下のように質問が返ってきました。

わかりました!それを実現するために必要な情報を教えてくださいね。

1. どのワークブックからメンバーデータをコピーしたいですか?
2. メンバーデータはどのシートにありますか?シートの名前は何ですか?
3. データのどの列に年齢が記録されていますか?その列の番号は何ですか?
4. コピー先のワークブック名とシート名は何ですか?
5. コピー先のワークブックに既にデータがある場合、新しいデータを上書きしますか?それとも追加しますか?
6. VBAでコーディングするのは初めてですか?

回答の手間はありますが、どんな情報を与えればいいのかを考えて書く必要がないので、ラクですよね!

つづく、プロンプトでこれらの質問に回答してあげましょう。

たとえば、以下のような回答をします。

1. 「ThisWorkbook」です。
2. 「Sheet1」です。
3. 列番号は2です。
4. 「hoge.xlsx」の「Sheet1」です。
5. データをクリアしてから上書きしてください。
6. 初めてではありませんが初心者です。

すると、ChatGPTは以下のようにプログラムを作成してくれました。

了解しました!では、それぞれのステップを順番に進めていきましょう。

まず、VBAエディタを開いて、ThisWorkbookのモジュールを選択します。そして、以下のコードを貼り付けます。

```vba
Sub コピー年齢30以下()
(以下略)

「以下のコードを貼り付けて」とありますが、ときどきエラーになってしまうこともあります。そのようなときは、以前のシリーズでもお伝えしたとおり、エラーの解決も依頼しましょう。

このように、プロンプトがどう書けばよいか分からなくても、ChatGPTに質問をしてもらうことで、プログラムをつくってもらうことができます。しかし、ChatGPTの会話が必要にはなりますので、それができるような基礎の知識はマスターしておきましょう。

「ChatGPTに質問をしてもらう」はあちこちで使える

この「ChatGPTに質問をしてもらう」テクニックは、プログラム作成に限らず、さまざまな場面で応用可能です。

例えば、企画書の作成についても同様です。概要を伝えた上で「必要な質問をしてください」と頼むことで、何を考えるべきかを明確にしてもらえます。

たとえば、以下のようなプロンプトです。

Voicyの新番組の企画書をつくりたいと思います。どう進めればよいか教えてほしいです。
必要な具体的な質問をしてください。

すると、以下のような回答をしてくれました。

新番組の企画書作成に向けて、以下のような項目に答えていただくと具体化しやすくなります。

- 番組のテーマと目的
  - どのようなテーマにしたいですか?また、そのテーマに関してどのような価値や知識をリスナーに提供したいですか?
  - 例えば、既存の番組「『働く』の価値を上げるスキルアップラジオ」とどのように異なる趣旨を考えていますか?
- ターゲット層
  - リスナーはどのような属性の人たちを想定していますか?(年齢層、業種、職業、興味関心など)
  - そのターゲット層にどのようなニーズや悩みがあり、その番組でどのように応えたいですか?
- 構成と形式
  - 番組の形式はどう考えていますか?(例:インタビュー形式、解説形式、ディスカッション形式)
  - 各エピソードの長さや頻度はどのくらいが理想ですか?
(以下略)

かなり、幅広く、もれなく質問をしてくれました。

これ、今のスキルアップラジオについても、考えると良さそうな質問がありそうですね…!

ということで、プロンプトの作成に悩んだときは、ChatGPTに「必要な質問をしてください」と頼むだけで、伝えるべきことや考えるべきことが明確になります。プログラミングはもちろん、あちこちで活用してみてください。

まとめ

以上、「超便利テク!プロンプトがうまく書けないなら、逆にChatGPTに質問をしてもらっちゃおう」についてお伝えしました。

引き続き、みなさんがいきいきと学び・働くためのヒントをお届けしていきます。次回をお楽しみに!

この話を耳から聴きたい方はこちらからどうぞ!

連載目次:【初心者向け】ノンプログラマーのChatGPT活用術

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  10. ChatGPTに命令順を指示してプログラムをつくってもらおう
  11. 超便利テク!プロンプトがうまく書けないなら、逆にChatGPTに質問をしてもらっちゃおう
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