みなさん、こんにちは!
タカハシ(@ntakahashi0505)です。
さて、本記事を執筆しておりますのが2019/11/21です。あと数日後の11/25に「パーフェクトExcel VBA」が発売されます。
というか、紀伊國屋書店さま、ジュンク堂書店さまなどでは、先行して発売されているという情報もございますね…!
本作は、私の3冊めの書籍となるのですが、前作・前々作と何文字書いて、何時間かけたかというレポートをしました。
ちょっと、今回は結果を見るのが怖いですが…いちおう、記録ということでレポートをしたいと思います。
ということで、本書「パーフェクトExcel VBA」を書き上げるのに、どれだけの文字を書いて、どれだけの時間をかけたのか、晒していきます。
では、行ってみましょう!
「パーフェクトExcel VBA」にかけた時間と書いた文字数
では、早速ですが「パーフェクトExcel VBA」の各パートでかかった時間と、文字数についてまとめましたのでご覧下さい。
内容 | 時間数 | 文字数 |
---|---|---|
企画 | 52:30 | |
1章 イントロダクション | 46:15 | 18,004 |
2章 データ型と式 | 29:15 | 15,111 |
3章 ステートメント | 39:15 | 21,172 |
4章 制御構造 | 26:00 | 16,524 |
5章 プロシージャ――手続きに名前をつける | 31:15 | 18,683 |
6章 モジュール――プログラムを部品ごとにまとめる | 73:45 | 40,250 |
7章 ライブラリの種類と構造 | 28:15 | 15,404 |
8章 VBAライブラリその1~VBA関数 | 44:15 | 25,616 |
9章 VBAライブラリその2~コレクション | 15:15 | 6,280 |
10章 配列 | 1:30 | 1,793 |
11章 Excelライブラリ | 95:15 | 72,173 |
12章 MSFormsライブラリ | 34:30 | 22,996 |
13章 Scriptingライブラリ | 20:45 | 21,820 |
14章 アプリケーション開発 | 21:15 | 18,443 |
その他の執筆 | 3:00 | 3,353 |
校正 | 47:15 | |
販促 | 1:30 | |
合計 | 558:30 | 317,622 |
過去の書籍と比べるとこんな感じです。
書籍名 | ページ数 | 時間数 | 文字数 | 時間あたり文字数 |
---|---|---|---|---|
Excel VBAを実務で使い倒す技術 | 292ページ | 343:25 | 138,450 | 403 |
詳解!Google Apps Script完全入門 | 464ページ | 396:24 | 185,469 | 468 |
パーフェクトExcel VBA | 576ページ | 558:30 | 317,622 | 569 |
ちなみに、時間数や文字数はカレンダーに記録をしていまして、以下の記事の方法で書き出して集計しています。
かけた時間について
558時間もかけてしまいました…!
営業日換算では、約70日。つまり、3.5ヶ月程度を本書にかけたことになりますね。
1時間あたりの文字数は、かなりアップしていますが、まあ文字数も圧倒的に増えてますからね…
良いのか悪いのか。
書いた文字数について
その文字数ですが、31.7万文字も書いてしまいました。
ブログ記事でいうと、だいたい1記事あたり2500文字程度なので、130記事弱くらいですかね。
「パーフェクト」の名に恥じない文字数でお送りしました。
なぜ、儲からないのに書籍を書くのか
夢がない話をしちゃうと、執筆はこんなに時間がかかっちゃう一方で、技術書は大当たり&印税ガッポガッポとはなりづらいので、生産性は高くありません。
場合によっては、ちょっといいバイトのほうが時間あたりの収入は多いかも知れません。
では、なぜやるか?
3冊目になると、それはもう確信に変わっているのですが、お金以外の価値が非常に高いからです。
それでしか得られない体験とスキル
VBAについては、当然ある程度の知識と経験はあったつもりだったのですが、いざ本格解説本を書くとなると、まあ抜け漏れが多いことに気づきますよ。
おかげさまで、VBAに関して、より一層詳しくなることができました。
あと、ブログと違って、単発の知識なくて、書籍で伝えるものは「大量の知識が連結した状態のまとまり」になります。
今回でいうと、VBAというプログラミング言語の「筋」はどうなっているのか?どんな、ポリシーでできあがっているのか?というのを、かなり頑張って解明したつもりであります。
VBAの学習をしている人は世の中にたくさんいるとは思うのですが、この研究に携われる機会を得る人は、世の中に何人いるのでしょうか?
そう考えると、とても価値のある体験になりますよね。
ポジショニング
VBAに関しては、日本でも書籍は多数出ていますが、どちらかというと初心者向けだったり、すぐに使えるものが多い印象です。
それはそれで必要なのですが、長い目で学習効果や開発・運用効率を良くするためには、言語の体系や構造、琴線に触れるような深い理解があったほうが、良いのではないかと感じるようになりました。
JavaScriptとかPythonとか他の言語では、例えばオブジェクト指向も含めて言語体系を伝えるようなゴリっとした書籍もけっこう充実していますし、オンライン学習でもそういうことを学べるコンテンツがあります。
ただ、VBAに関しては、日本にはそういう本や機会がなくて、やろうとすると以下のような洋書になってしまいます。
そういうニーズがあるのに、日本でそれが満たされていないのであれば、それはそのポジションをとるチャンス!
ということで、企画提案をしたのですが…まあ大変でしたね。
ただ、こうして無事に出版までこぎつけることができました。
つまり、今までなかったポジションに手をかけることができたわけです。
うまく生活や収入をやりくりして、VBAについてコツコツ書き続ける…それができれば、そのチャンスを得られます。
そこからどう未来につながっていくのか…今後に期待していただければと思います。
まとめ
以上、「パーフェクトExcel VBA」を書き上げるのに、どれだけの文字を書いて、どれだけの時間をかけたのかについてお伝えしました。
実感値としては、本書はすごく執筆ペースは遅いのではないか?という気がしていましたが、思ったよりも良いペースで書いていたんですね。
なぜ、そういう感覚を持っていたかと言うと、全体で2年くらいも付き合ってしまっていたということと、あとは実際…かなり苦しかったんです。
けっこう、悩みが多く、進んだり戻ったりしながら書いていました。
そのあたりは、また機会があればお伝えしたいと思います。