起業して3年で2冊目の書籍を出版!そして変わってきた「書くこと」の価値ついて


詳解!GoogleAppsScript完全入門とビール

みなさん、こんにちは!
タカハシ(@ntakahashi0505)です。

いよいよ本日「詳解! GoogleAppsScript完全入門 ~GoogleApps & G Suiteの最新プログラミングガイド~」の発売日となりました。

さて、私が独立をしよう!と決めたのは3年前になります。

そのときは、ブログを武器にするのであれば、3年くらいで出版のチャンスがあれば…などと思っていました。

ですが、そのチャンスはなんと目標とする期間を超える前に、2回も訪れました。

ありがたいことです。

なんとなく、会社の決算月よりも、出版のほうが「締め」的な気分が強いもので、2冊目の出版を迎える今、「書く」ということに感じていることについてお伝えしようと思います。

それは「仕事のために書く」ではなく「書くために仕事をする」に変わってきているということです。

書くことは「集客」につながらない?

もともと書くことは、仕事をゲットするための手段と想定していました。

ブログは集客のためのツールと思って始めていましたし、書籍は印税というカタチの不労所得を得る手段でもありますが、出版をしたことによるステータスの向上→からの集客という期待が大きいものでした。

ブログは月間60万PVを超えるまでに成長をしましたし、「ExcelVBAを実務で使い倒す技術」 はおかげ様で4刷を達成するほど好評ではあります。

しかし!

実は仕事のオファーってそんなに増えてないっす。

そういう意味でいうと、私の想定はだいぶ外していたと言わざるを得ません。

ブログなんて儲からないし、執筆もしんどさMAXで売れるかわからないし、辞めちゃうか?

って、全然思いません。

ブログは書くのを辞めることはありませんし、書籍もチャンスがあればまた書きたい気持ちでいっぱいです。

それは、なぜなのか?考えてみました。

「生産性向上」は経営者には響かない

起業したときは、「ITによる生産性向上」で企業から仕事をとるのは、超簡単なことだと思っていました。

ちょっとツールを導入したり、研修を社員に受けさせたりするだけで、人件費は変わらずで、仕事量を増やせるわけじゃないですか。

仕事量が増えれば、当然売り上げアップも期待できます。

単純な算数ができれば、その費用対効果は簡単に証明できる場合が多いのです。

そして実際に、生産性を上げることは、会社にとっても社員にとってもハッピーなことのはずなのです。

ですが、実際には、なかなか営業はうまくいきませんでした。

その読み間違いのおかげで、キャッシュが尽きて死にそうになったことが2度くらいありました。

つまり、経営者の多くは、生産性を上げることが会社の収益につながると思ってなかったのです。

進まない「働き方改革」の理由

VBAを社員に身に着けさせようという会社は本当にマレですし、G Suiteやチャットワークなんて激安なのに導入の検討もしない。

おそらく、「働き方改革」がなかなかうまく進まない理由も同じところにあると思います。

その理由を一言で説明するのは難しいのですが、おそらく解雇規制がその原因の一端を担っている気がします。

例として、簡単に解雇できない→評価による給与の上げ下げが思い切れない→社員の生産性を評価軸にしづらい→労働時間や年功序列による上げ下げのほうが楽→社員にとっても生産性は重要でなくなる…、というようなロジックがいくつか成立していて、それが足かせになっているものと思います。

ただ、解雇規制が変わるのとかを待っていると時間かかっちゃいそうですし、そもそもそれが解決されたとしても他の原因でうまくいかない可能性もあります。

そんな中でも、ITによる生産性向上に価値を感じてオファーをいただける企業様もいらっしゃいます。

もちろん、それらの企業様には全力でハッピーになっていただくわけですが、今はごく少数ですので、もどかしさがたっぷりです。

個人に力をつけるシナリオにシフト

そこで私は考えを改めました。

メインのターゲットを企業から個人にシフトしたのです。

こうしてみようと。

  1. 社員にITスキルという名の力を与える
  2. 社員の市場価値が上がる
  3. 社員が会社を選べるようになる
  4. ITスキルが評価される会社に良い人材が集まる
  5. ITスキルを評価しない会社は競争力が弱まる

と、こんなシナリオです。

この動きはITベンチャーでは当然のものとしてあるのですが、それ以外の業界ではまだまだこれから。そこに火をつけていこうというものです。

そもそもブログを見ているのは経営者ではなく、圧倒的に社員が多いのです。

手段である「書くこと」が目的に

ただ…、いかんせん、社員たちは出せるお金が限られています。

ブログを読んだり、本を買ったりだったらできるのですが、弊社みたいな零細企業を支えるのだって数十万円単位の金額が必要ですから、そんな負担は個人には重すぎます。

ですから

  • 会社運営に必要な資金に関しては企業からのお仕事依頼でキープ
  • 余った時間や利益はブログや執筆ほか個人にメリットを享受する活動に回す

というスタンスに変わりました。

もちろん、企業様にはちゃんとお支払いいただいた以上の価値は仕事で返しますが、感覚的には、その運営資金をスポンサードしていただいているような感覚です。

つまり、当初は手段と考えていたブログや執筆が目的に変わっちゃったんです。

そして、書籍の執筆はその目的とともに印税というカタチで不労所得を得ることにもつながるので、これは私にとって非常にありがたいチャンスなのです。

まとめ

このように、もともとは手段であった「書くこと」ですが、気が付くと目的に変わっていました。

表面としては、今回お伝えしたような、生産性が経営者に響かなかったという理由もあります。

実はその「裏面」には、お金の価値が下がってきていて、信用の価値が上がってきているという側面がもしかしたらあるかも知れません。

つまり、生活がキープできるのであれば、新たな仕事を受注して売上や利益を増やすよりも、新たな「価値提供をするチャネル」を増やす選択をしたほうが、いいね!

…と、これについてはまた考えがまとまったら書きたいと思います。

いずれにしても、ビジネスマンの強力な武器になりえる「Google Apps Script」について、満足のいく書籍が出せることに感謝です!

たくさんの皆さんの手に届き、そして役に立ってほしいものです。

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その他、本書に関する情報を随時更新していきますね。 どうぞお楽しみに!

  投稿者プロフィール

タカハシノリアキ株式会社プランノーツ 代表取締役
株式会社プランノーツ代表、コミュニティ「ノンプロ研」主宰。1976年こどもの日生まれ。東京板橋区在住。「ITで日本の『働く』の価値を上げる!」をテーマに、VBA&GASの開発、講師、執筆などをしております。→詳しいプロフィールはコチラ
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