複数の生成AIチャットボットを同時に使用できるツール「ChatHub」


複数の生成AIチャットボットを同時に使用できるツール「ChatHub」

みなさん、おはようございます!タカハシ(@ntakahashi0505)です。

こちらの記事は、タカハシが音声メディアVoicyの「スキルアップラジオ」にて放送した内容から、ピックアップしてお届けします!

今回のテーマは、複数の生成AIチャットボットを同時に使用できるツール「ChatHub」です。

#620 複数の生成AIチャットボットを同時に使用できるツール「ChatHub」 | タカハシノリアキ「『働く』の価値を上げるスキルアップラジオ」/ Voicy - 音声プラットフォーム
ChatHub-オールインワンチャットボットクライアント→

なお、以下で実際にお聴きいただくこともできます!

では、よろしくお願いいたします!

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生成AIの選択肢の多さ

生成AIについてですが、ノンプログラマー向けであっても、いくつかの対話型AIサービスが競い合っており、結局どれを使うのが最も良いのか迷ってしまうことがあると思います。

最もメジャーなのは確かにChatGPTだと思いますが、デフォルトの状態でWebからの最新情報も参照できる旧Bing Chat(Copilot)です。

それから、最近GeminiにリブランドされたGoogleの旧Bardです。

いずれも無料で使えますし、あちこちで色々と比較されているものの、なかなか決め難くて迷ってしまいますよね。

ChatHub:オールインワンチャットボットクライアント

そんな時に使っていただきたい便利なツールがあります。それは、ChatHubというものです。

ChatHub - オールインワンチャットボットクライアント
ChatGPT、Gemini、Claude、およびLlamaを一つのプラットフォームで使用します

ChatHubの特徴とコンセプト

たくさんあって迷ってしまうのであれば、一度に全部使ってしまえば良いというコンセプトのツールになります。

つまり、ChatHubとはオールインワンチャットボットクライアントで、これらの生成AIチャットボットを同じ画面で同時に使用することができる、そんなツールです。

対応している生成AIチャットボットとしては、ChatGPT、旧Bing Chat(Copilot)、旧Google Bard(Gemini)です。

それ以外にも、Anthropic社が提供するClaude、Metaが提供するLlamaなど、10種類を超えるチャットボットをサポートしています。

このツールはブラウザ拡張機能として提供されており、基本的な機能は無料で使用することができます。

画面構成としては左側にサイドバーがあり、ChatGPT・Bard・Bingなど、これらのメニューが並んでおり、それぞれクリックすることでチャットボットを切り替えて使用することができます。

それだけでも便利なのですが、このツールの真骨頂と言えるのは、サイドバーの一番上にある「All-In-One」という画面です。

これをクリックすると、画面に2つの欄が表示されて、2種類のチャットボットに対して同時にプロンプト入力ができる状態になります。

さらに、無料版だと同時に使えるのは2種類のチャットボットですが、一括購入で35ドルの有料版ChatHub Premiumを購入することで、最大6つまでのチャットボットを同時に使用することができるようになります。

さらに、この有料版を購入すると使えるようになる機能として、Webアクセス、画像入力、チャット履歴の全文検索、テーマのカスタマイズなどがあります。

これを一度お金を払って購入してしまえば、ずっと使えますので、有料購入してしまっても良いのではないかと思います。

おすすめの使用方法

そして、個人的におすすめなのは、ChatGPT、旧Bing Chat(Copilot)、旧Google Bard(Gemini)、この3つを同時に使うことです。

さて、このChatHubですが、使用するメリットはたくさんあると思います。

まず、当然ながら、複数の生成AIを比較、判断できるという点があります。

性能がどれが良いのか、またはこの種類のタスクであれば、このチャットボットが得意だとか、反応速度などを同時に使うことでかなり高い解像度で比較することができます。

また、複数出た出力の中から、最も良いものを選ぶような形で、作業効率を上げることもできそうです。

さらに、ハルシネーション対策としても、どの生成AIも正しい回答をするとは限らないですが、その出力された内容が、どの生成AIでも言っている内容が一致しているかどうかで、出力の確からしさを推定することができます。

では、実際に使ってみたので、使用感についてお伝えしたいと思います。

実際の使用感

テキストの場合

先ほどおすすめした3つの生成AIを表示している状態で、「ノンプロ研とは何ですか。説明してください」と入力しました。

そうすると、3つ表示されている画面で、それぞれどんどん出力されていくわけです。

スピードで言うと、この時は旧Google Bard(Gemini)とChatGPTはほぼ同時に出力が完了したという感じでした。

ただ、ChatGPTの方は文字数が少なめだったのですが、回答としては「「ノンプロフィット団体研究会」の略」と答えていましたが、回答としては間違っていました。

それから、旧Google Bard(Gemini)の方は、最も情報量が多い一方でかなり正確でした。ただし、一部リンク先などが不適切なものが紹介されていました。

Bingは少し違ったんですが、最も正確な出力がされました。参考URLも非常に適切で、今回に関しては時間はかかったものの旧Bing Chat(Copilot)に軍配が上がったという感じです。

画像の場合

次に、そのノンプロ研のマスコットキャラクター。ノンプロ君の画像を入力して、「この画像について説明してください」とお願いしました。

結果としては、Bardが最も速かったですが最も正確な出力でした。

「眼鏡をかけた笑顔の顔を描いたイラストです」というように、画像の内容を解説するとともに、「ノンプロ研のチラシにも使用されていますよ」というように、何者なのかもほぼ言い当てていました。

旧Bing Chat(Copilot)に関しては、出力は遅かったですが、画像の内容に関する解説はちゃんと出てきていたという感じです。

それからChatGPTは、なぜか画像に関しての回答は「できません」というような出力になってしまいました。

毎回いずれも回答の精度や内容に揺れがある

今回、テキストと画像の解説をしてもらったのですが、これを何回かやったのですが、毎回いずれも回答の精度や内容に揺れがあるんです。

なので、1回ごとに単純に比較はなかなかできないのですが、何度も使っていくことで、それぞれの生成AIチャットボットの癖を掴んでいく。そんな使い方が良いのではないかと思いました。

あと、補足としてChatGPT Plusに登録しているユーザーで、ちゃんとログインをすればGPT-4が使えると書いてあったのですが、試してみたところ精度もそんなに高くないですし、先ほどお話しした通り、画像の入力ができなかったので、もしかしたら、収録時点ではGPT-4は使えないのかもしれません。

今日はオールインワンチャットボットクライアントChatHubについて紹介しました。複数の生成AIチャットボットサービス、どれを使っていいかよくわからない方にはとてもおすすめのツールですので、ぜひ使ってみてください。

まとめ

ということで、今日はVoicy「スキルアップラジオ」の放送から「複数の生成AIチャットボットを同時に使用できるツール「ChatHub」」をお届けしました。

タカハシのVoicyの放送はこちらからお聴きいただけます。

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では、また。

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