みなさん、おはようございます!タカハシ(@ntakahashi0505)です。
こちらの記事は、タカハシが音声メディアVoicyの「スキルアップラジオ」にて放送した内容から、ピックアップしてお届けします!
今回のテーマは、「忙しい」とついつい言ってしまうあなたへです。
なお、以下で実際にお聴きいただくこともできます!
では、よろしくお願いいたします!
「忙しい」を考える
「忙しい」という漢字、よく言われる話なんですが、りっしんべんに亡くなると書きますよね。
つまり、心がなくなってしまうぐらい忙しいという話なんですが、この右側の「亡」という漢字、実は、いつも使っている「無」という「なし」ではなくて、人が亡くなる時の「亡くす」という字が使われているわけです。
よく、仕事が忙しいからなんて諦めてしまっていることも多いかなと思うんですが、実は、そこにちゃんと向き合うことで、生き生きと生活ができるようになったりとか、より良い未来を迎えられるようになったりとか、そういったこともあるんじゃないかなと思うんです。
それで、先日「忙しい」ということに関してとても参考になる話がありましたので、紹介したいなと思います。
コリノさん~今年のWell-Being5選
僕が運営しているコミュニティ「ノンプロ研」の先日のイベントでコリノさんという方が、「今年のWell-Being5選」という発表をされていたんです。
Well-Beingというのは、幸福で肉体的、精神的、社会的全てにおいて満たされた状態を言うんですが、それをもたらしてくれたものをランキング形式で5つ紹介してくださっていました。
5位からの発表で、例えば、腸活とかヨガ、エンタメ堪能とか色々紹介されていたんですが、1位に挙げていらっしゃったのが仕事メールの営業時間を決めたというものだったんです。
1位にしては意外と地味だなと感じたんですが、話を聞くとなるほどなと納得したんです。
コリノさんは人事のお仕事をされていて、メールで問い合わせをするとすぐに回答してくれる頼りになる存在として信頼されていたわけです。
その延長線上で、定時が例え終わったとしてもある程度すぐに反応をくれるということで、社員の皆さんはそこにちょっと甘えてしまっていて、定時以降にも問い合わせとかお願いとかのメールを送ってもいいというのが習慣づいてしまっていたらしいんです。
それを、今年のある瞬間から、もう営業時間ここまでですよ、それ以降はメールは返信しませんということで、コリノさん決められたそうなんです。
それ以降はコリノさん、1~2時間早く帰れるようになったということなんです。
さらに生み出された幸福
これは素晴らしい成果なんですが、さらにこの次が大事でして、コリノさんがWell-Being2位から5位に上げられていたものは、この1~2時間早く帰宅できたからこそ実現できたものだったわけです。
ヨガとか運動とか目に負担をかけないようなアクティビティに時間を使うこともできるようになりましたし、自分が好きな勉強に打ち込むこともできます。
さらにコリノさん推しの漫画があるそうなんですが、それもたくさん読むことができるようになったということです。
もちろん、職場の皆さんのために多少残って、良いサービスを提供するというのも良いことのように見えるわけです。
ただ、コリノさんが自分の体を整えたり、未来のために学んでまスキルを身につけたり、もしくは大好きなことに打ち込んで充実度を高めたりとか、自分で選択する中で満たされた活動も十分にすることによって、回り回って職場の皆さんに還元されることの方がもっと価値があるんじゃないかなって僕は思うんです。
皆さんはいかがお考えでしょうか。
いわさきさん~余裕がないと他人を応援できない
これに関しては、このスキルアップラジオ アドカレ2023の1日目に登場してくださったいわさきさんのインタビューでおっしゃってたこともふと思い出すわけです。
いわさきさんはノンプロ研の中の企画、ブートキャンプのファシリテーターという担当だったんです。
皆さんが目標に向かって頑張っています。いわさきさん自身も頑張っているのですが、ファシリテーターなので皆さんを応援するという役割もありました。
ただ、その役割を担うにあたって、こういうことを感じられたそうなんです。人を応援するには自分に余裕がなければいけない。そんな風に思ったと語られてました。
それは確かにそうだよなって思うわけです。自分に余裕がない、忙しい、つまり心をなくしている状態だったとすると、自分のことで精一杯なわけですよね。
まあ、人のことを構っている余裕なんてないという話になるわけで、そうなるとたとえ職場のために一生懸命頑張って忙しい思いをしていたとしても、その職場の周りの皆さんに、今以上の何かをプラスアルファでお渡しすることはちょっと考えづらいというのは確かにあるなと思います。
「忙しい」状況から抜け出す方法を考える
皆さん忙しい忙しいと言って、その状態にどうしても甘んじてしまっているということはあるんですが、それによっていろんな可能性を潰してしまっているとこともあるんじゃないかなと思います。
なので、ここでいま一度見直して、本当にその状態を脱する方法はないものか考えていただきたいなと思うんです。
例えばコリノさんのように、もうここまでと決めてそのまま帰宅してしまうという方法も1つあるかなと思います。
結構皆さん雰囲気で、残業しないととか、なんか帰りづらいみたいなのをおっしゃったりするんですが、意外と他人はそんなに見てないですし、見ていたとしても、あ、そういうものなのねということで、何日か続けていれば、それが通常の姿になることも少なくはありませんので、試してみる価値はあるんじゃないかと思います。
デフォルトであの人は早く帰るという共通認識を持ってもらえれば、こちらのものということです。
「タスクが終わらない」は効率化のチャンス
ただ、どうしてもタスクがたくさんありすぎて、終わらないといったこともあるかもしれません。
その時は結構チャンスでして、自分の仕事のやり方を見直したり、もしくは、何らかのITツールとかスキルを身につけることで改善できたりとかの可能性も十分にあるわけです。
また、上司に相談するという手もありますが、その場合は、上司やチームにメリットがある状態で提案していくというのがおすすめです。
上司としては今まで通りに仕事をしてもらう、もしくは、それ以上のパフォーマンスを出してもらうってことを期待していますので、そうなるようにパッケージで提案していくのがいいんじゃないかなと思います。
確保した時間は内発的な行動にあてる
このようにして自分が自由に使える時間を確保することができたわけですが、この時間の使い方も結構大事かなと思うので、1つ付け加えておきたいなと思っています。
それは何かと言いますと、その自由に確保できた時間を内発的な行動に当ているということです。
内発的というのは自分が本当にやりたい、自分の中からきているモチベーションによって引き起こされるってことです。
コリノさんの例で言うと、その自由になった時間を運動だったり、大好きなエンタメだったり、好きな学びだったりといったものに当てていらっしゃるんです。
コリノさん、自分が好きなものよくわかっていて、それがたくさんある状態なんです。これに時間を当てられるというのは本当に幸せなことと感じられるわけです。
一方で、少なくない人がやってしまうのは、なんとなく時間があるとスマホを見てSNSを眺めてしまうといったこともあるんじゃないかなと思います。
その行動が、30分1時間取ってしまうかもしれないんですが、本当に自分の中から湧き出てくる、自分がやりたいな、ワクワクするなといった気持ちがトリガーになって起こされている行動なのかという話なんです。
学習の場合も内発的なきっかけから
学習に関しても同じことが言えるわけです。
誰かからやれと言われているわけではないけど、なんとなくやらなきゃいけないということで資格試験の勉強したりとかいった行動を取る方もいらっしゃるんじゃないかなと思うんです。
ここは判断がすごく難しいんですが、その学習の先にこんなことができたらいいなとか、これが解決できたら嬉しいなとかいったものがある、もしくは、その学習自体がなんか楽しそうって思えるかどうかを確認するのがいいんじゃないかなと思います。
よくおすすめしているのは、例えばショートカットキーです。
10分ぐらい練習すれば使えるようになるショートカットキーはいっぱいあるでわけですが、やってみると、今までやってた作業がこんな風に簡単にできるのかみたいな感動をすぐに得られるというメリットがあるんです。
もしくは、タッチタイピングを練習したいというのであれば、ゲーム感覚で練習できるサービスが結構ありますので、それを使ってゲームを楽しむように取り組むというのもあるかなと思います。
そんな感じで、せっかく確保した時間なので心をなくすような活動ではなく、自分の心が生き生きとするような活動に使っていただくのが、ウェルビーイング的にはいいんじゃないかなと思います。
ということで、忙しい忙しいと言ってしまう方、ぜひ、この放送を参考にしていただければ嬉しく思います。
まとめ
ということで、今日はVoicy「スキルアップラジオ」の放送から「『忙しい』とついつい言ってしまうあなたへ」をお届けしました。
タカハシのVoicyの放送はこちらからお聴きいただけます。
チャンネルのフォロー、コメント、SNSでのシェアなどなど、楽しみにお待ちしております。
では、また。