糸島の移動課題を解決する「チョイソコよかまちみらい号」が運行中


糸島の移動課題を解決する「チョイソコよかまちみらい号」が運行中

みなさん、おはようございます!タカハシ(@ntakahashi0505)です。

こちらの記事は、タカハシが音声メディアVoicyの「スキルアップラジオ」にて放送した内容から、ピックアップしてお届けします!

今回のテーマは、糸島の移動課題を解決する「チョイソコよかまちみらい号」が運行中です。

#362 糸島の移動課題を解決する「チョイソコよかまちみらい号」が運行中 | タカハシノリアキ「『働く』の価値を上げるスキルアップラジオ」/ Voicy - 音声プラットフォーム
チョイソコよかまちみらい号会員登録→

なお、以下で実際にお聴きいただくこともできます!

では、よろしくお願いいたします!

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「チョイソコよかまちみらい号」とは?

先日、糸島の広報誌を見ていたら、あちこちに「オンデマンドバス」とか「チョイソコよかまちみらい号」という単語を見かけたので、何かな?と調べてみたのでお話したいなと思っています。

「チョイソコよかまちみらい号」は会員制の乗合バスで、乗車するバス停と降車するバス停と時間を事前に予約することで、その時間に実際にバス停に来てくれて利用者を運んでくれるという仕組みです。

こういった仕組みの乗り合いバスのことを「オンデマンドバス」ともいうそうです。

利用者の予約に合わせて自動でシステムがルートを計算し、複数の利用者が乗り合わせて目的地まで行くことができるというこのような仕組みで、オンデマンドでありながらもコストを抑えることができる仕組みになっています。

「チョイソコよかまちみらい号」もすごく安い金額になっていて、利用は1回200円で、現金かPayPayで支払うことができて、定期券も準備されているそうです。

小学生と障害者に関しては100円で乗ることができます。

ただし、運行と電話受付は平日のみの対応なので注意が必要ですね。

このような利用者のニーズに対して、柔軟に運行する公共交通システムのことをデマンド交通ともいうそうですが、今は導入自治体数がどんどん増えていて、2020年度には700市町村が導入しているそうです。

「チョイソコよかまちみらい号」の利用方法

会員登録の方法

「チョイソコよかまちみらい号」の利用方法ですが、まずは会員登録を先にする必要があります。

2つ方法がありまして、会員登録申込書を郵送する方法か、web登録をする方法ですが、郵送の方法だと2週間登録に時間がかかるそうなので、Web登録の方がいいんじゃないかなと思います。

チョイソコよかまちみらい号 受付サイト

ただ、会員登録に条件がありまして、

  • 糸島市に居住している小学生以上の方
  • 自分でチョイソコセンター(予約)に連絡できる方
  • 自分で停留所への移動・車両への乗降ができる方

残念ながら糸島市外の方は利用することができません。

web登録ですが、僕もやってみましたが、すごく簡単で数分で終わるかなという感じなので、もし糸島市の方で使ってみたいなという方は、チャプターにリンクを貼っておきますのでこちらから会員登録をしていただければと思います。

あと、検索すると「MONET」というスマホアプリで登録するという方法が出てくるんですけど、現時点ではアプリでの登録・利用は終了しているようなのでスマホアプリからではなく、webから登録・利用していただくように注意していただければと思います。

受付予約の方法

こうして会員登録が完了すると、Webまたは電話で乗車予定の30分前までであれば、受付予約をすることができます。

予約の方法ですが、webでやる場合は、乗車場所と降車場所をまず指定します。これはGPSから近くの停留所を探すか、地図から停留所を選ぶかで指定することができます。

停留所はめちゃめちゃ多いので対応可能エリアの人はすごく便利だと思います。

さらに時間を指定すると、3つルートが提案されるので、いずれかを選んで「受付する」と予約完了になります。あとは出発時刻にその指定された停留所に行けばいいということになります。

提供エリア

現在、提供しているエリアですが、けっこう限られてまして、糸島全域ということは今はいかないみたいです。

東西は駅でいうと、周船寺駅の近くから美咲が丘駅の近くまでですね。

僕の大好きな福ふくの里をはじめ、二丈方面はまだ未対応となっています。

南北でいうと、北は国道202号線までということなので残念ながら、海方面の観光スポットが集まっている志摩エリアはまだ未対応ということになっています。

南は曽根とか井原とか、伊都国歴史博物館とか、平原遺跡とか、瑞梅寺キャンプ場などは行けるという形になっています。

エリアは狭いけど停留所の数が221箇所とめちゃくちゃ多いので、このエリア内にお住まいの方はすごく便利なんじゃないかなと思います。

ちなみにうちもありがたいことに、エリア内に入っていまして、家から5分以内のところで2箇所停留所が選べるぐらいの感じでした。

僕だったら、奥さんがクルマで出掛けているときに、自分で遠くまで行きたい、たとえばランチを食べに行くみたいなときにはもしかしたら使えるかなと思っています。

糸島の移動課題

そもそも糸島の課題でいうと、駅からの二次交通が不便というのがありました。

電車は東西にしか走っていないので、南北の移動は車に頼るしかないという状況でした。

糸島の魅力的な観光エリアが集まっている糸島半島にはなかなか電車で行くには大変というところがありました。

一方で、駅から距離のあるエリアも高齢化が進行していますので、住民のみなさんが移動手段として困っちゃうということがあるわけなんですね。

路線バスはあるものの、便数がすごく少ないですし、バス停も少ないと。さらに大型二種を持つ運転手がどんどん高齢化していて不足しているという形で、ずっと赤字の状態にどうしてもなってしまっているということがあるわけです。

そこで出てきたのがオンデマンドバスということになります。

オンデマンドバスであれば、ハイエースなので普通二種免許で運転が可能なので、ドライバーの確保もしやすいということになりますし、乗るお客さんが誰もいないのに運行しなければいけないということもないわけです。

チョイソコよかまちみらい号 実証運行から会員登録1000人超えに

ということで、このオンデマンドバスは、2021年3月から実証運行が開始して、ハイエース2台でスタートしました。

2022年9月のデータになりますが、2台体制の時点で、会員登録が1000人を超えました。

そして、一日の乗客数が47人で、地元のスポンサーも獲得できたということで、徐々に対応エリアも拡大し、台数も今の4台に増やしていったという形です。

自治体によっては、採算が合うところと合わないところがあって、実証実験の段階でプロジェクト終了という残念な結果に終わっているケースもあるようなんですけど、少しずつ拡大しているところを見る限りは、糸島も今のところうまくいっているのかなと期待しています。

実際の利用状況でいうと70代、80代がボリュームゾーンになっていました。

おじいちゃん・おばあちゃんの大事な足になっているんだなというふうに思いますし、利用者の声として、夫婦で免許返納できてよかったとか、足が悪いのでスーパーの入り口まで行ってくれるのは助かるというような声があって、おそらくすでに毎日の生活の足として、なくてはならない存在になっているという方もいるんじゃないかなと推察されます。

僕も、色々活動範囲が広がりそうなので、ぜひ使ってみたいなと思いますし、もっとエリアを拡大していって、困ってらっしゃる市民の皆さんの足として便利になっていけばいいなと思いました。

まだエリアはそんなに広くないですが、エリア内の糸島の皆さんは、ぜひ活用してみていただくといいんじゃないかなと思います。

まとめ

ということで、今日はVoicy「スキルアップラジオ」の放送から「糸島の移動課題を解決する「チョイソコよかまちみらい号」が運行中」をお届けしました。

タカハシのVoicyの放送はこちらからお聴きいただけます。

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では、また。

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