みなさん、おはようございます!タカハシ(@ntakahashi0505)です。
こちらの記事は、タカハシが音声メディアVoicyの「スキルアップラジオ」にて放送した内容から、ピックアップしてお届けします!
今回のテーマは、「社会に手で触れている感」を感じる方法です。
なお、以下で実際にお聴きいただくこともできます!
では、よろしくお願いいたします!
Voicyフェス後の無力感
昨日は、Voicyフェスの感想をちょっと興奮気味に語ってみました。ものすごい熱量・エネルギーとか、人々はこれからこうするぞと宣言したり、そういったものをまざまざと見せつけられたわけです。
しかし、少し時間が経ってくると、僕も冷静になってくるわけです。
いつも通りの月曜日がやってきました。月末なので、入金・支払いがあります。郵便ポストを開くと、会社宛に年末調整の関係書類が届いて、やってくださいみたいな感じです。
それでいて、自分の仕事を見渡してみると、もちろんやれている部分もあるとは信じたいんですけども、やはり力不足を否めないところもいっぱいあるわけです。
何かうまくいってないことに対して、手を打った方がいいのか、しかしどういう手を打てばいいのかということです。
悩んでる時間もったいないから、他の事をちゃんとやった方がいいんじゃないかと思いつつ、じゃあ放っておいた案件だって関わってる人もいるわけで、そこはいいのかとかです。そういったことも、もやもや考えたりするわけです。
その反面、Voicyフェスのように、遠くにありつつもハッピーでエネルギッシュで輝いている世界があります。
一方で、無力でただ飯食って仕事して寝るだけでも結構精一杯な、自分の何者でもない自分感みたいなギャップがあるわけなんです。これをどう解消するかという話を今日はしていきます。
システム思考という考え方
僕は、そういう時に思い出すのはシステム思考という考え方です。システム思考では、世の中の社会・組織・ビジネスとかは、全ての営みはシステムであると考えるわけです。
システムというのはどういうものかと言うと、関わる人・物・要素があるんですけど、それらは全て繋がっていて、動的に連動して、影響を与えあっていくものと考えます。ループ構造をしていたり、その中に遅延があったり、そういったものという考え方をします。
システムの構造に目を向けて、改善できるポイントを探って、課題の解決方法を導いていく。そういった考え方をシステム思考と言います。
社会・組織とかの大きなもので言うと、自分は社会のシステム・組織というシステムの大きい中の一部です。分離されているものではなく、その一部です。
社会・組織とかそういうものと対峙すると、あまりにも大きいので、自分1人そこから分断されているみたいな錯覚を覚えてしまいます。何か選ばれし人たちだけ、力のある人たちだけが、社会の組織を回しているんだと思うわけです。
ただし、システム思考で言うと、社会全体・組織全体の仕組みをちょっと眺めてみて、自分にもできそうなところがどこかにあるみたいな考え方をするんです。そして、そこに自分の力を加えて、影響を及ぼします。そして、その影響はシステムに連なってる要素に動的に影響を与えていくわけです。
ほんのわずかなひと押しだったとしても、自分としてはやって良かったんだと思えます。
関心の輪と影響の輪
自分にできそうなところは、実際どこなのかというふうに考えた時に、もう一つ加えると良い考え方があります。それは「7つの習慣」という書籍に出てくる関心の輪と影響の輪という話なんです。
関心の輪とは
これが何かと言いますと、関心の輪というのは自分が関心を持つすべての範囲のことを関心の輪といいます。社会・組織とか自分が関わってるものは当然関心がありますので、そこに入っているわけです。
他には、天気・景気・家族とか何でも、自分が関係するものは関心があるわけで、関心の輪に入るわけです。非常に広い範囲になります。
影響の輪とは
一方で影響の和というのは、関心の輪の内部にあるもので、自分が影響して明確に変えられるもの、それが影響の輪に入っているものと言えます。
たとえば、自分の行動・何を食べるとか、そういったものは影響の輪に入っています。
影響の輪に集中する
システム思考とはいえ、社会・組織とかさすがにでかく感じるわけです。その中からここを動かすといいぞみたいなレバレッジポイントを見つけて、それをささっと変えるというのは、いち個人の力で言うと一朝一夕にできるというのは、なかなか想像できないのはたしかにあります。
それなのに、関心の輪にあることは、政治・経済・会社とか何でうまくいかないんだみたいなことを気にしすぎると、自分の力が及ばないところに注目することになってしまいます。どうしてもネガティブな気持ちになったり、他力本願になったり、他責になってしまったりするわけです。
そうすると、政治とかどうやっても変わらない。選挙にも行かず、諦めている人とかTwitterで自分の会社の文句ばっかり言ってる人になってしまいます。
そういったことをしてても、何も変わりませんし、むしろそういう行動をとることで自分と社会・自分と組織その間の断絶をとんどん広げていってしまいます。
そうではなくて、影響の輪に集中しましょうというのが、オススメされてることになります。つまり、今自分が明確に変えられるところを見つけて、そこに力を注いでいくということです。
それによってシステム思考で言うと、動的にそれが連鎖をしていって、周囲にも少しずつ変化が起きていきます。自分の力が及び、影響の輪が広がっていきます。またそこにたいして、集中してリソースを割いていきます。そういったことをしていくといいという話なんです。
世界の手触り感
これに関して、批評家の宇野常寛さんが、『世界の手触り感』みたいな言葉を使われているんです。この話で言うと、結構個人的にはしっくりくるというふうに思っています。
ご本人は、ちょっと違ったニュアンスで使われているのかもしれないんですけど、社会・組織とかそういった大きいものに、自分は関係ないみたいなところに思いがちなんです。
ただ、そこもちゃんとつながっていて、自分が加えた力がちゃんと影響を与えられているという事を感じられる・信じられる。そういったことを社会の手触り感・組織の手触り感とか、そういった表現をするといいんじゃないでしょうか。そういう表現で、すごくイメージがわくなと思っています。
社会・組織とかと対峙する時に、どうしても無力感を感じて、断絶してしまいそうになります。そうではなくて、システム思考と関心の輪・影響の輪こちらの話を思い出すと、少しでもそこに自分が力を加えられるんじゃないか、そういった考え方になるかなと思うんです。
社会に手で触れている感・組織に手で触れている感、ぜひそれらをうまく使って、思い出していただくといいんじゃないかと思います。
まとめ
ということで、今日はVoicy「スキルアップラジオ」の放送から「「社会に手で触れている感」を感じる方法」をお届けしました。
タカハシのVoicyの放送はこちらからお聴きいただけます。
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では、また。