みなさん、おはようございます!タカハシ(@ntakahashi0505)です。
こちらの記事は、タカハシが音声メディアVoicyの「スキルアップラジオ」にて放送した内容から、ピックアップしてお届けします!
今回のテーマは、今さら聞いてもいいIT用語 #2: 「Bot」です。
なお、以下で実際にお聴きいただくこともできます!
では、よろしくお願いいたします!
Botについて紹介します
今日紹介する言葉はBotです。これでボットと読みます。
皆さんなんとなく予想はついているかと思うんですけれども、元々の言葉はロボットですね。
つまりBotというのはロボットっぽいプログラム、例えばパソコンとかスマートフォンなどで人の代わりに何かしらかの自動処理をしてくれる、そういったプログラムをBotというわけです。
略すのであればロボと訳してもよかったのかもしれないんですけれども、なぜか前半を略したBot、これが定着してしまったということなんです。
LINEの公式アカウントもBotのひとつ
で、このBotなんですけども、皆さんがよく触れてる例で言うと、LINEの公式アカウントがあるかなと思います。
例えば、宅配業者さんのLINE公式アカウントを思い出していただきたいんですけれども、登録しておくと、いついつに荷物をお届けしますよっていう風に通知が送られてきたりしますね。
または、その際に配達日時を変更したい時も、LINEの画面上の下の方にある配達日で変更のボタンをタップすると、向こうからいつに変更しますかという風に聞かれて、日にちであったりとか時間帯これを入力して回答すると、その配達日時が変更できる仕組みがあるわけです。
このやり取りは、当然ながら向こう側に人がいて即座に反応してくれてるわけではなくて、プログラムが動いていて、そのチャットのやり取りをしてくれてるって事になるわけです。
LINEの向こう側に、まさにロボットのようなプログラムが動いていて、それが回答してくれるということで、これはまさにBotと言えるわけです。
LINEで動くBotをLINE Botと言ったりします。
XでもBotが作れるが制限がある
別の例として、旧Twitter、Xがあります。
Xでもあらかじめ決めておいたメッセージポストを用意しておいて、それをプログラムで動かして自動でポストしていく、そういったBotを作ることができるわけです。
ただ、Xの運営会社としては、このBotを何とか減らしたいと思っているらしくて、Botを使うための仕組みを使うAPIという機能があるんですけども、それの利用料を高くしたりとか、もしくは、何らか投稿するアカウントは1年間に1ドルという少額の課金をする、こういったことをテストしようとかしてるんです。
では、なぜこのBotを減らしたいかっていう話なんですけども、実はXでよく問題になる、炎上とかフェイクニュース、これの拡散にBotがよく使われているらしいんです。
悪質なユーザーで言うと、一人でいくつものアカウントを作って、同じ投稿をBotで投稿することを繰り返しているわけです。
それで自分が拡散したい炎上ネタとかフェイクニュースがバズってるように見せかけるようなことをする人が、みんながみんなではないんですけどもいてしまってるという話なんです。
だから、そんな活動のためにXとしては、自社のサーバーとかユーザーがXを体験してる時間に使ってほしくないということで、しかるべき制限をかけたい、そういった話なんです。
BotはチャットBotを指していることが多い
さて、ちょっと横道にそれてしまいましたけれども、このようにテキストとか会話これでやりとりするようなBotをチャットBotなんて言います。
Botという時の多くはこのチャットBotを指していることは多いと思います。
そして、今流行りの生成AI、ChatGPTもチャットBotの一つと言っていいんじゃないかなと思います。
サーチBotというインターネットを巡回するBotもある
では、チャットBot以外のパターンがどんなものがあるかという話なんですけども、Googleの検索エンジンに使われているサーチBotと呼ばれるものがあります。
我々がGoogleの検索エンジンにキーワードを入れると、それに関連するWebページを紹介してくれるんですけれども、このwebページ、世の中にたくさんあるわけです。
これを世の中にどんなものがあるかなっていう風に探してくるためのBotっていうのがありまして、そのようなインターネットを巡回するBotをサーチBotと言います。
このBotが我々のためにたくさん情報を集めてきてくれるわけです。
NPCもBotと言える
別の例として、PCとかスマホゲームの中に登場してくる、プレイヤーではないキャラクターがいます。
これをNPC、ノンプレイヤーキャラクターなんて言います。
村人とかそうですよね。
これもBotの一つという風に言っていいんじゃないかなと思います。
コンピューターウィルスもBot
あともう一つですねちょっと別方面の例を紹介したいんですけれども、コンピューターウィルスです。
つまり、コンピューターに侵入して外部から何らかの遠隔操作をする悪意あるプログラム、これをコンピューターウィルスなんて言うんですけれども、セキュリティの業界で言うとこれもBotと言っています。
このように、Botは、かなり広い範囲で使われていて、望ましいものも望ましくないものもあるわけです。
その役割とか、良し悪しに関わらず、人間の代わりに自動処理を行うロボットっぽいプログラムをBotと言います。
Botをお仕事で便利に使う
さて、このBotなんですけれどもお仕事でも便利に使うことができるんです。
1つ代表的で、かつ、とても便利なのを紹介したいと思うんですけども、何かというと、リマインダーBotです。
リマインダーというのは、思い出させるということなので、自分が忘れてしまったりとかあとはチームのメンバーが忘れてしまってるとか、そういったことを思い出させるために使うBotです。
例えば、月末までに出さないといけない書類があるとします。
それを社員の皆さんに出してくださいという風にメールを送るわけです。
このような場合も、例えば月末の朝7時に、これこれのメンバーにこういった内容でメールを送る、そういったBotをプログラムとして用意しておけば、勝手にやってくれるわけです。
もしくはチームで何らかのプロジェクトを進めていて、そのタスク管理をしているとします。
ある前の工程が終わったことを、後の工程のメンバーに知らせる時にも、こういったリマインダーBotを使うことができるということです。
手間もストレスも減らせる
これらのリマインダーの機能で言うと、例えばメールとかチャットのメッセージの内容を作る手間を減らすことができますし、リマインドを忘れてしまったみたいなのも防ぐことができます。
さらに、何度も催促するみたいなストレスからも解放されるわけです。
このように、手間暇かかるし、ちょっと気が重い仕事はどんどんBotにやらせたらいいという話になるわけです。
ちなみに、今お話ししたようなリマインダーなどのBotですが、目的や機能によっては既存のツールがそのまま存在していますので、導入すれば使うことができるようになると思います。
もしくは社内でGoogle Workspaceを使っていらっしゃるのであれば、プログラミングをして自作することもできます。
これは非ITの皆さんでも比較的簡単に学べるGoogle Apps Scriptというプログラミング言語があるんですけれども、これを使って実現することができます。
このリマインダーBotは比較的簡単に作れるプログラムなので、本当に初心者の方がまず目指すツールとしてはすごくおすすめかなと思います。
こちらGoogle Apps Scriptについては初心者向けに放送している回、「#5 初心者向けにGoogle Apps Scriptをはじめるメリットをお伝えします」がありますので是非聞いていただければと思います。
まとめ
ということで、今日はVoicy「スキルアップラジオ」の放送から「今さら聞いてもいいIT用語 #2: 「Bot」」をお届けしました。
今さら聞いてもいいIT用語シリーズ第2回ということで、Botについて紹介をさせていただきました。
我々がPCとかスマホとか使ってる時に、裏側でBotがめちゃくちゃ働いてますので、そんなイメージを持っていただくといいかなという風に思います。
その役割も本当に幅広いですし、さらに良いものもあれば悪いものもありますので、良いものはどんどん活用していって、良くないものに関しては自分が被害が起きないように注意をしておくそういった対応が必要なのかなという風に思います。
タカハシのVoicyの放送はこちらからお聴きいただけます。
チャンネルのフォロー、コメント、SNSでのシェアなどなど、楽しみにお待ちしております。
では、また。