IT企業の誘致はローカル経済の起爆剤になるのでは


IT企業の誘致はローカル経済の起爆剤になるのでは

みなさん、おはようございます!タカハシ(@ntakahashi0505)です。

こちらの記事は、タカハシが音声メディアVoicyの「スキルアップラジオ」にて放送した内容から、ピックアップしてお届けします!

今回のテーマは、IT企業の誘致はローカル経済の起爆剤になるのではです。

#66 IT企業の誘致はローカル経済の起爆剤になるのでは | タカハシノリアキ「『働く』の価値を上げるスキルアップラジオ」/ Voicy - 音声プラットフォーム
音声放送チャンネル「タカハシノリアキ」の「#66 IT企業の誘致はローカル経済の起爆剤になるのでは(2022年8月12日放送)」。Voicy - 音声プラットフォーム

なお、以下で実際にお聴きいただくこともできます!

では、よろしくお願いいたします!

スポンサーリンク

僕が移住した福岡県糸島市の現状

まず僕が4月から住んでいる福岡県糸島市のお話です。海あり山あり、おいしい食べ物やそれを提供する魅力的なお店もたくさんあり、観光や第一次産業がものすごい魅力的なエリアです。

福岡空港や博多・天神から電車で一本、30分程度で来れるので、アクセスも良い。地方としてはかなり強みが多いといえます。実際に、観光客数も移住者数もここ数年は増えていると報告されてます。

ただ、そんな糸島にも弱点があります。

糸島市役所に勤務されているスーパー公務員岡祐輔さんの著書「地域も自分もガチで変える! 逆転人生の糸島ブランド戦略

によると、糸島市には圧倒的に仕事が足りてないと指摘されています。

福岡都市圏で法人市民税収が最下位になっていて、それを改善するためには企業の本社の誘致が重要ですと、そんな風に指摘されています。

大分県姫島村の例~ITアイランド構想

これを見て大分県の姫島(ひめしま)村のニュースを思い出したんです。

人口1800人の村で年商5億4000万円 瀬戸内海に浮かぶ“ITアイランド” | OBSニュース
大分県北部にある姫島村。瀬戸内海西端に位置する離島で人口は約1800人(高齢化率56.2%)。基幹産業は水産業で、なかでも車エビの養殖が盛んに行われている。キツネに扮した子どもたちが可愛らしい舞を披露する伝…

この村は瀬戸内海西端に位置する離島で、人口は約1800人です。

この村では、2018年に打ち出した「ITアイランド構想」で、3つの企業や団体を誘致しているんです。

IT企業の誘致

例えばその1つであるIT企業「Ruby開発」。この企業はWebサービスやソフトフェアの開発などを手がけているんですが、
2018年に本社を姫島村に移転。オフィスは姫島村あるんですが、メンバーは東京、仙台、福岡などにも点在しています。

この企業の年間の売上高は5億4000万円で、島の主要産業である車エビの養殖に匹敵する金額に達しているそうです。

これはうまいやりかただなぁと思いました。

というのも、IT企業の業務は設備としてはパソコンさえあれば成立するので、店舗や工場などの場所を伴う設備投資がいらないんです。シェアオフィスやマンションの一室を本社にするみたいなことも可能なわけですね。

場合によっては、全員リモートということもあるので、社長ひとりが移住すればすんでしまったりもします。自治体からしても、景観を損なうような開発は不要ですし、環境への悪影響もない。

最近だと、誘致した企業が地元の学校でプログラミング授業などを実施するという事例もあったりします。

各自治体さんはこの例を参考にしていただくといいと思います。

今は特にコロナ禍でよりいっそう人々は住む場所について考えるようになっていますし、僕自身がまさにそうだったんです。

そこで選ばれる場所になるかどうかというのは、その準備をちゃんとしているかどうかにかわってくるんじゃないかなと思います。

そこで、姫島村が「ITアイランド構想」で何をしたのかということが参考になるのではと思います。

5つの施策

ITアイランド構想では5つの施策をしています。

  1. 高速通信環境や進出企業の入居オフィスの整備
  2. 移住者・企業の定着支援
  3. 情報発信
  4. 先駆的プロジェクトの創出
  5. 住民のIT親和性の向上(プログラミング教室な)

高速通信環境とオフィス整備

僕が特に注目したいのは、1つ目の高速通信環境やオフィス整備なんです。

姫島村でいうと、このITアイランド構想で「姫島ITアイランドセンターコワーキングスペース」を立ち上げていて、IT企業やフリーランスの方のお試し利用を整備しています。

これは僕が移住したときの経験で、けっこう苦労したのでよくわかるんです。

糸島に移住したとき、自宅のインターネット回線の工事がめちゃくちゃ遅れてかなり困っていたんです。

そこでドロップインできるコワーキングスペースや、会議室のレンタル施設があれば、どれだけ助かったことかと思っていました。

糸島にはそういった施設がなかなか無かったので、天神まで電車で行って会議室を借りたり、月額制のシェアオフィスを借りて何か月かお世話になったりと、かなりおおがかりなことをしなければいけませんでした。

なのでふつうにIT企業がワーケーションするとか、IT人材が滞在先として選ぶ際に、気軽に入れる施設がないと、その選択肢に入らないわけですよね。まずはそういった受け皿を用意することが重要です。

その受け皿があれば、そこに何日か滞在してもらって、同時にその土地の魅力も感じてもらえますし、さらに誘致につながるような活動もできます。

これはかなり投資対効果が高いんじゃないかなと思ったので紹介させていただきました。

各自治体のみなさん、糸島のみなさん、ご検討いただければと思います。

まとめ

ということで、今日はVoicy「スキルアップラジオ」の放送から「IT企業の誘致はローカル経済の起爆剤になるのでは」をお届けしました。

タカハシのVoicyの放送はこちらからお聴きいただけます。

チャンネルのフォロー、コメント、SNSでのシェアなどなど、楽しみにお待ちしております。

では、また。

タカハシノリアキ「『働く』の価値を上げるスキルアップラジオ」/ Voicy - 音声プラットフォーム
「日本の『働く』の価値を上げる」をテーマに活動しているタカハシノリアキが、みなさんがいきいきと学び、働くためのヒントをお届けしています。働く、学ぶ、コミュニティ、デジタルなどがキーワードです。 #スキルアップラジオ ■生放送によるレギュラー...

タイトルとURLをコピーしました