みなさん、おはようございます!タカハシ(@ntakahashi0505)です。
こちらの記事は、タカハシが音声メディアVoicyの「スキルアップラジオ」にて放送した内容から、ピックアップしてお届けします!
今回のテーマは、スプレッドシート関数ブームがやってきた!です。
なお、以下で実際にお聴きいただくこともできます!
では、よろしくお願いいたします!
盛り上がるスプレッドシート関数
今日は、ノンプロ研でスプレットシート関数がブームになってるよという話をしていきたいなと思ってます。
ノンプロ研定例会「すごいぞスプレッドシート」が開催!
先日開催されました定例会は、「すごいぞスプレットシート」と題して、その名の通りGoogleスプレットシートをテーマに3名の方にそのすごさを発表していただいたんです。
「スプレットシート関数勉強会で社内起きた変化」~えばたさんLT
まずトップバッターのえばたさんからは、「スプレットシート関数勉強会で社内に起きた変化」というタイトルで発表いただきました。
関西建設業界勉強会でスプレットシート関数講座を立ち上げて、その講師をされた体験をお話いただいたんです。
その勉強会を開催することによって起きた変化として、以下のようなことを伝えられていました。
- 構造化データへの関心が高まった
- マスタデータの整備が進んだ
- 「転写型業務はなくせる」という発想が広がった
- 分業が始まった
*この分業について補足すると、これまでえばたさん1人で業務ツールを開発運用していたが、それが分業ができるようになったそうです。 - GAS仲間が5人できた
*GASというのは、Google Apps Scriptというプログラミング言語になるんですが、その仲間が増えたよって話なんです。
単純にスプレッドシート関数のスキルを個々人が学んだというだけではなくて、業務についての改善意識が芽生えたこと、そしてそのマインドが拡散していることがほんとに素晴らしい成果だなと思います。
スプレッドシート関数講座は1ヶ月程度のカリキュラムなので、参加するハードルも低いですし、業務の調整もしやすいです。
それに対して技術とマインド調整に有効ということなので、かなりコスパが良い勉強会と言っていいんじゃないかなと思います。
スプレットシート関数講座についてはノンプロ研でも逆輸入をさせてもらっていまして、今第2期まで開講しています。
今後は越境学習支援プロジェクトなどでも積極的に活用させていただきたいなと思っています。
「実務でラクするQUERY関数」~カワムラさんLT
次の発表はカワムラさんから「実務でラクするQUERY関数活用術」という内容で発表いただいています。
カワムラさんは技術同人誌「会社員がVLOOKUPの次に覚えるQUERY関数超入門」を執筆されていることから、QUERY関数メインの発表をしていただいたという感じです。
このQUERY関数はExcelには無くスプレットシートにだけ存在してるので、スプレットシートならではの関数なんです。
SQLチックな引数を与えることで、テーブルから抽出・集計・グルーピング・並び替えを行える、万能の関数と言ってもいいような関数です。
さらに抽出結果は元データを更新するだけで反映されるので非常に便利です。
普通であればデータのサイズが縦横長くてすごく大きいと、うわぁ…となる方が多いと思うのですが、QUERY関数を覚えると自由自在にほしいデータ取り出せるので、むしろデータサイズが大きいほうが便利だったりします
あと、カワムラさんからはQUERY関数とGoogle Apps Script(GAS)を業務で使う時のこつを教えていただきました。
まずスプレットシート関数とGASの使い分けで言うと、元データを加工する時にはGAS、元データを加工せずに必要な抽出や集計を行う場合はQUERY関数、このようなスタンスで使い分けされているそうです。
また、DOVパターンというシートの使い分けで、3つのシートに分けて作るといいよというところも教えてくださいました。
元データを置いておくのはデータシート、関数を活用して演算するのはオペレーションシート、演算結果を分かりやすく表示するのはビューシートということです。
関数アップデート情報~TaitoさんLT
最後の発表はTaitoさんから、関数アップデート情報ということで、スプレットシートに新たに追加された関数が結構あるんですけど、その中から便利なもの、そして濃いものまでたくさんのご紹介いただいたという形です。
まず最初に紹介いただいたのがXLOOKUP関数です。
これはVLOOKUP関数の超便利版と言ってもいいようなものです。
例えば 列数を数値で打ち込む面倒から解放されたり、エラー値の指定もできますし、さらに、キー列の左側にあるデータも返せる、ということでVLOOKUP関数の痒いところを全部直したみたいなバージョン、これがXLOOKUP関数なんです。
なので、これをマスターすれば、もうVLOOKUP関数には戻らなくてもOKという感じだったりします。ぜひ皆さんも使いこなしていただくのがいいんじゃないかなと思います。
あと、TaitoさんからはLAMBDA関数、MAP関数、BYROW関数、TOCOL関数、LET関数などたくさんの関数を紹介いただきました。
ただこの辺りは、実演を用いてわかりやすく解説いただいたんですが、内容的にはかなりハイレベルなものだったので、スキルアップラジオでは割愛します。
もし興味がある方は、定例会のYouTube動画ノンプロ研定例会vol.80「すごいぞスプレッドシート!」でご覧いただければと思います。
このようなスプレットシートのアップデート情報って、あまり話題になることが多くないので、こうしてまとめて発表いただけるとありがたいなと思いました。
スプレッドシート関数講座第2期卒業発表会
別のイベントとして、ノンプロ研のスプレッドシート関数講座第2期の卒業発表会もありました。
この卒業発表会は、受講生はもちろん講師陣も含めて発表しますので、今回は10名の方が発表されています。
受講生でいうと、半分はプログラミング未経験者だったんです。
えばたさんの定例会の発表にもありましたが、みなさん関数スキルと業務改善マインドの両方を会得をされていたなという印象でした。
やはり、スプレッドシート関数講座はデジタルリスキリングの入り口として非常に良いんじゃないかなと感じました。
残りの半分の受講生がGAS経験者という感じでした。
これまでGASで強引にやっていたことも、スプレッドシート関数でできるじゃんっていうこともあったりするので、それらを組み合わせてスマートにできるようになった、こんな発表が多くあったなと思います。
やはりGASとスプレットシート関数両方覚えておいて、それを組み合わせて業務ツールを作っていくのが最強と言っていいんじゃないかなと風に思います。
関数クイズ部
この他ノンプロ研では、部活動として関数クイズ部というのが立ち上がっています。こちら毎週もちまわりで、面白関数クイズを出し合っているんでが、皆さんかなり楽しそうに活動してるな、という印象です。
ZoomInのイベントも関数がテーマ
また4月のZoomInというLTイベントでも関数がテーマになっていますので、その時にも新しいTIPSが聞けるんじゃないかなと思っています。
スプレッドシート関数をノンプロ研入会の入り口に
こんな感じで、ノンプロ研ではスプレットシート関数が大いに盛り上がっているなという印象です。
これは、ノンプロ研の入会という視点でもすごくいいなという風に思っています。
これまではなんとなくプログラミングからスタートという感じだったので、ノンプロ研入会のハードルは少し高めだったんです。
今後はスプレットシート関数から入れるようになったので、これからデジタルリスキリング頑張りたいなという方にはハードルが下がって、とてもいいんじゃないかと思います。
ということで、スプレットシート関数講座を入口に入会いただくといいかなと思うんが、こちらは随時仮申し込みを受け付け中ですので、ぜひここからノンプロ研の入会とか、デジタルリスキリングを始めてもらうといいんじゃないかと思っています。
ここまできて、Googleユーザーの方は「いいぞ!」と思っているかもしれませんが、Microsoft Officeユーザーの方向けにもExcel関数講座の準備をすすめていますので、こちらも楽しみにお待ちいただければと思います。
まとめ
ということで、今日はVoicy「スキルアップラジオ」の放送から「スプレッドシート関数ブームがやってきた!」をお届けしました。
タカハシのVoicyの放送はこちらからお聴きいただけます。
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では、また。