鉄壁のスルー力を手に入れる!課題の分離の使い方

鉄壁のスルー力を手に入れる!課題の分離の使い方

みなさん、おはようございます!タカハシ(@ntakahashi0505)です。

こちらの記事は、タカハシが音声メディアVoicyの「スキルアップラジオ」にて放送した内容から、ピックアップしてお届けします!

今回のテーマは、鉄壁のスルー力を手に入れる!課題の分離の使い方です。

#405 鉄壁のスルー力を手に入れる!課題の分離の使い方 | タカハシノリアキ「『働く』の価値を上げるスキルアップラジオ」/ Voicy - 音声プラットフォーム
嫌われる勇気→

なお、以下で実際にお聴きいただくこともできます!

では、よろしくお願いいたします!

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「スーパードライ」なタカハシ

今日はハッシュタグ企画#スルー力を鍛える、ということでお伝えしていきます。

人間なので、なかなかうまくスルーできないときもあるのですが、タカハシはわりとスルーするのは得意なほうかなと思っています。

というのも、よく僕の性格について、「スーパードライ」なんて言っていただくことがあるくらいなんです。

もしモヤっとすることがあったとしても、それに関してはスパっとうまくスルーして物事を進めちゃうほうがいいことが多いですし、そのように心がけているんです。

そんな風にするときにとても役に立っている考え方がありまして、アドラー心理学の中でも柱となる「課題の分離」という概念なんです。

自分の課題と他人の課題がごちゃまぜになる

アドラー心理学の中では、人間関係の悩みは自分の課題と他人の課題がごちゃまぜになっているからおこるんだという風に言われています。

自分の課題

自分の課題というのは自分でコントロールできる課題のことです。課題の最終的なところを自分がかぶる、そういったことをいいます。

例えば自分が考えていることを声に出して話すとか、自分のスキルを磨くなど仕事に取り組むとか、そういったものは自分の課題に含まれます。

他人の課題

一方で、自分でコントロールできないものは全部他人の課題になります。

たとえば自分が話したことを他者がどう受け止めるか、これは自分ではコントロールできませんので他人の課題になります。

自分のスキルや仕事が上司にどう評価されるか、これも自分ではコントロール外の話しになりますので上司の課題ということになります。

自分の課題と他人の課題を分離する

この課題の分離については、超ベストセラー「嫌われる勇気」がすごくわかりやすいんです。

具体例として「自分が親だとして、なかなか勉強しない子どもをどうするか」という問題について、この概念を紹介していました。

アドラー心理学のスタンスでは、勉強をするという課題はあくまで子どもの課題であって親の課題ではないと考えます。

なので、勉強しなさいと命じるのは、他人つまり子どもの課題に土足で踏み込む行為である、そういったことをするからトラブルになるという話しなんです。

勉強することは子供の課題であること、その援助をする用意があることを伝えて見守る、これが親にできることだと伝えています。

つまり自分の課題と他人の課題をしっかり切り分けて、他人の課題に土足で踏み込まないし踏み込ませない。これが対人関係のトラブルを無くす考え方であると伝えています。

他人の機嫌は他人の課題

今回のテーマで言う「スルー力」という観点で言うと、他人の機嫌を他人の課題として分離するというのが非常におすすめです。

これは職場ではもちろん、家庭とか友人関係でもかなり効果的だと思いますのでぜひ活用していただきたいです。

イライラ上司はスルーしよう

わかりやすい例でいうと、いつも不機嫌そうにしている上司がいるとします。

報連相しようとして話しかけると、いつも不機嫌な態度で対応されるわけです。自分の報連相の良いところは拾わずに、できていないところばかり拾ってイライラをぶつけてくる、こんな人たまにいますよね。

仕事の良し悪しは自分の課題なので、それに関しては真摯に自己評価するとよいですが、上司の機嫌の良し悪しは上司の課題なんです。

自分が思い悩んでいたとしてもコントロールできる領域にないので、悩むだけ無駄と割り切っちゃうということです。

割り切れないよと思われる方も多いと思うんですが、他人の感情のコントロールは他人の課題と考えて一呼吸置くことで、徐々に慣れていくんじゃないでしょうか。

不機嫌な上司、責任は上司自身に

一方で不機嫌な上司は自分で変わろうと思わない限りはずっとそのまんまなので、その最終的な責任をかぶるのは上司自身となります。

仕事という観点でも、イライラしながらコメントすることでできなかった仕事ができるようになるなんて簡単な話はないわけですよね。

ときには効果があるのかも知れないけど、うまくやらないと、関係性の悪化やモチベーションの低下を引き起こすわけです。

そうなるリスクを計算してわざとそういう態度をとっているのであれば、それは優秀な上司かもしれませんが、そういうケースは少ないんじゃないでしょうか。

なので誰かがイライラして何か話しかけてきたときには、課題の分離を思い出してスルーするのがいいかなと思います。

自分の人生を生きる

自分の人生を生きるようにすることができれば、なおいいんじゃないかなと思っています。

会社組織で言うと、上司や同僚がどう自分のことを思っているのか、他人の発言や行動が気になってしまうというのはありますよね。

それもいちいち全部反応していたら疲れてしまうので、どこかで線引きできるといいです。

課題の分離の話しで言うと、自分が仕事できちんと成果を上げることや、そのためにスキルを磨くというのは自分の課題の範囲内にあるわけです。

なのでそこにきっちりフォーカスをするというのが大事かなと思います。自分自身をしっかり評価して、満足した活動ができているかを重視するわけです。

他人からの評価は他人の課題

それが他人にどう評価されるかは、コントロール外なので他人の課題になります。

たとえば、僕がずっと支援をしているノンプログラマー向けのデジタルスキルでいうと、多くの上司はそのデジタルスキルの良し悪しを判断できないし、うまくマネジメントできないわけです。

「何遊んでいるんだ」とか「ちゃんと仕事しろ」とか心無い声をかけてくる上司もいたりします。

それ自体は残念な話ではありますが、そこで重要なのは、その物差しは上司のものであるということなんです。

一方で、自分の中で自分の物差しをしっかり持っていれば、そんなことを言われてもスルーすることができるます。

自分自身の物差しをもつ

組織に所属していれば多くの時間をそこで過ごすので、組織、特に上司とかの物差しをそのまま自分の物差しとて使ってしまうことがありがちです。

ただ、組織の物差しも、世の中からするとかなり偏っている可能性があります。

先ほどの、上司が知らないデジタルスキルを使っていると「なに遊んでるんだ」と言われてしまうのはその例なんですね。

みなさんのやるべきことは、社外のことにもきちんとアンテナを張って、多様な人達と関わりをきちんと持っておくこと。

そうすると、組織の物差しとは別に自分の物差しを確固たるものにしていくことができます。

自分の課題と他人の課題、職場の場合は組織や上司の課題と分けることが容易になっていくと、自分の物差しを確固たるものにすることにつながっていくんじゃないかなと思います。

今日は、スルー力を鍛えるための「課題の分離」の考え方についてお話しさせていただきました。

まとめ

ということで、今日はVoicy「スキルアップラジオ」の放送から「鉄壁のスルー力を手に入れる!課題の分離の使い方」をお届けしました。

タカハシのVoicyの放送はこちらからお聴きいただけます。

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では、また。

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