みなさん、こんにちは!
タカハシ(@ntakahashi0505)です。
この度「ExcelVBAを実務で使い倒す技術 」という本を書かせて頂きました。
本の執筆についてオファーを頂けたのは、他でもない、このブログのおかげです。
二年前、独立を視野に入れて、集客・差別化・自己研鑽の柱となるツールとしてブログを活用し始めました。
もちろん、その役目は十分に果たしてくれているのですが、それにプラスして「商業出版」というビッグチャンスを引き当てることができました。
ブログ…本当にやっててよかったと思います。
本の執筆という視点ではまだ一冊書いたばかりのヒヨッコではありますが、開始から2年という短さで出版のチャンスを得ることができたのには、いくつかやっといてよかったポイントがあったのではないかと思っています。
今回は、そのポイントについて書き残しておければと思います。
最初から商業出版を視野に入れていたのか?
私がブログを始めた当時から視野にはありました。
バイブルとして拝読していた「フリーランスのための一生仕事に困らない本」を書かれていた井ノ上さんも何冊も出版されていますし、ブログをきっかけに商業出版の扉が開かれるのは知っていました。
当時は
3年くらい頑張ったらあるかも知れないな~
などと、もや~と考えていて、ステップとしては
- ブログをそれなりの規模に育てる
- 電子書籍で結果を出す
- 商業出版
というステップだろうと思っていました。
電子書籍は企画だけして見事に頓挫していたのですが…ありがたいことに、その間に出版のオファーを頂く事ができました。
ブログ開始から2年で出版のチャンスを得た理由
当然ながら、強運もあったのですが、それは置いておいて、どうしてこんなに早くお声がけ頂けたのかな…というのを考えたところ、4つほどポイントとなりそうな点があったと思います。
以下4点です。
- 上手に習慣化する
- こだわり
- 甘い誘惑に乗らない
- カテゴリを絞る
上手に習慣化する
とにかく、検索で見つけてもらうためには記事数は一定必要なはずです。
週1とかだと目立つには相当厳しいし、3日に1回とかのペースでもいいですが、やっぱり早めに結果を出したいのであれば、先人たちが皆さんおっしゃるように「毎日書け」てな感じになります。
ですが、毎日一定の時間を確保するのは大変。
それを「やるぞ!」という意志の力だけでやろうとしても無理です。
生活の一部としてうまく組み込んで、楽に継続できるように工夫をする必要があります。
ITを活用してブログを書く事自体や、その他の仕事を効率化するのももちろん一つの手ですし、ブログありきで予定を組んでおくのはけっこうオススメです。
こだわり
今回、編集さんからお声がけ頂いたのですが、最初の打ち合わせで
こだわりを持って記事を書いていそうな方
を、かなり頑張って探したとおっしゃっていました。
すんごく嬉しかったです。
ExcelVBAを題材としたブログは他にもたくさんあるのですが、その数ある中からこの「いつも隣にITのお仕事」にお声がけ頂いた理由が、その「こだわり」ということです。
私がブログを運営している理由も、ビジネスをしている理由も、ただ一つで「『働く』の価値を上げる」という点にあります。それが、こだわりポイントです。
ExcelVBAは手段であり目的ではありません。同様に、材料であり価値そのものではありません。
編集さんも、ExcelVBAの先に見えるものを、一生懸命ご覧になろうとしていたんだな~と思います。
甘い誘惑に乗らない
「ブログで直接的に稼ぐこと」にウェイトを置きすぎなくて良かったと思っています。
独立してすぐのときは、仕事もちゃんと獲得できるか不安ですし、キャッシュはどんどん減っていくし、目先の方法で稼ぎたい…!と、どうしても気持ち的にはそうなります。
しかし、そんな中、当ブログはありがたいことに、Google AdSenseに永久追放(?)して頂きました(笑)。
これで一気に、広告収入で稼ぐ気持ちが萎えたというもの。
当ブログにも、アフィリエイト広告やディスプレイ広告は貼っていますが、もう全く持って不真面目に運用しています。サーバー代のお小遣いになればいいやくらい適当です。
結果としては、良かった…!Googleさん、BANしてくれてありがとう!!
というのも、今思うと、広告収入を狙う記事を混ぜてしまった時点で、前述の「こだわり」が薄まっちゃったのではないかという気がするんですよね…。
いや、薄まらずにやれる方法はあるのかも知れませんが、それを編み出す能力は、きっと私にはなかったということだと思います。
カテゴリを絞る
今回の本は「ExcelVBA」でしたので、「ネット上でExcelVBAを書いている人」の中で、それなりに目立つ必要があったものと思います。
それでいうと、そのカテゴリについて、それなりの記事数を提供することや、それなりの検索順位につけることなどが必要になります。
それでいうと、限られた時間と力を、アチコチのカテゴリに分散するのは、得策ではないかなと。
ブログを運営している期間にもよりますが、例えば本ブログの場合は、15個くらいのカテゴリがありますが、中でも「ExcelVBA」と「Google Apps Script」の二つにかなり集中しています。
でもそれはあれですよね、出版に限らず、集客などを考えても、ブランディングという意味ではカテゴリを絞るのは重要だったかなと思います。きっと絞らなかったら、独立して今まで立っていたれなかったかも…と怖くなります。
出会うために何ができるか、たまには立ち止まって考える
もちろん、この通りやれば必ずしも商業出版ができるというわけではないです。私の場合はこうだったという一例に過ぎません。
どういったテーマで攻めていくかで有利不利はあるでしょうし、運やタイミングもあると思います。
ただ、あれこれトライする際の一つの参考にはなるかと思います。
出版社さんも一生懸命に著者を探していらっしゃいました。
そしてこうして書籍として形になった、そう考えると、感慨深いものがあります。
また、二冊目・三冊目…と夢を叶えるために、このブログと私自身を見つけてもらうために何ができるのか、たまには立ち止まって考えると良いかなと思っています。