なぜコミュニティ「ノンプログラマーのためのスキルアップ研究会」をつくったのか

なぜコミュニティ「ノンプログラマーのためのスキルアップ研究会」をつくったのか

みなさん、おはようございます!タカハシ(@ntakahashi0505)です。

こちらの記事は、タカハシが音声メディアVoicyの「スキルアップラジオ」にて放送した内容から、ピックアップしてお届けします!

今回のテーマは、なぜコミュニティ「ノンプログラマーのためのスキルアップ研究会」をつくったのかです。

#14 なぜコミュニティ「ノンプログラマーのためのスキルアップ研究会」をつくったのか | タカハシノリアキ「『働く』の価値を上げるスキルアップラジオ」/ Voicy - 音声プラットフォーム
音声放送チャンネル「タカハシノリアキ」の「#14 なぜコミュニティ「ノンプログラマーのためのスキルアップ研究会」をつくったのか(2022年6月21日放送)」。Voicy - 音声プラットフォーム

なお、以下で実際にお聴きいただくこともできます!

では、よろしくお願いいたします!

 

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なぜ「ノンプロ研」をつくったのか

コミュニティ「ノンプログラマーのためのスキルアップ研究会(通称 ノンプロ研)」の成り立ちについてお伝えしたいと思います。

以前、リスナーさんからも「ノンプロ研はなぜコミュニティという形にしたのか」とコメントいただいていました。いつかは話さなければいけないものでしたので、そのお話をしようと思います。

試行錯誤の起業当初

7年前に独立・起業した当初、仕事としては業務改善ツールの開発、企業向けのプログラミング研修、個人向けのプログラミング講座、とこんな感じでした。比率としては開発案件が多かったのですが、年を重ねるごとに開発からは少しずつフェードアウトするようになりました。

というのも、ツールだけ作って納品すると、クライアントはツールの利用はできるけれど、メンテナンスができない。業務は変更があるもの(というか、DXの文脈でいうと積極的に改善は受け入れるべきもの)なのですが、クライアントだけではその改善ができないのです。

結果的に、改修とか保守とかのために、また見積もりして要件定義して開発して…みたいなやり取りが発生して、このコミュニケーションコスト、実現までのタイムラグを考えると、決してベストの取り組みではないな、と考えていました。

それならば、企業向けの研修をしたらどうだろう。

社内でプログラミングができる人がいれば、ツールの使用者が改善しようとしたらすぐに対応できる。さらに、プログラミングを教える能力があれば、それができる人材を社内でどんどん増やせる。良い流れをつくれるのではと考えました。

実際、いくつかの企業については、研修を提供して良い成果を挙げたのですが、うまくいかないケースもありました。研修期間が2~3ヶ月、その後に学んだことを定着させたり、実務に生かすことができず、風化していくケースが半分くらいあったんです。

あと、そもそも、社内のノンプログラマーにプログラミングを学ばせようという意識を持っている企業がとても少ない。たとえ現場でプログラミングを学びたいというニーズがあっても、決裁を通すのが非常に大変でした。

一方で個人に目を向けると、個人的に自分の業務を効率化しようとプログラミングを学んでいるノンプログラマーは意外と多い。しかし、周りに同じように勉強しているメンバーはいないので、Webや書籍で独学をしているのが基本です。

まずはそういう人向けに講座を開講しました。1日で入門するというような、3時間で5千円みたいな講座です。そのときは、みなさん集中して楽しくプログラミングを学ぶのだけれど、おそらくその後、学習の継続はされていないし、業務で活用されてもいないだろう…と見受けられました。

そもそも、プログラミング学習は200~300時間くらいの学習時間をもって、ようやく実務で使えるレベルの状態になるので、いくら3時間で良いスタートと切ったとしても、その後、ずっとモチベーションと学習習慣をキープしないといけないわけです。

では、数カ月間ずっと僕が講師として面倒を見続けるようなサービスを考えるか?

しかし、そうすると、僕の立場ではそれなりのリソースをコミットしないといけないので、提供料金が高くなってしまう。例えば10万円とか20万円とか。そういうプログラミングスクールもあるけど、一般的なノンプログラマーを考えた場合、そこまでの出費はなかなかできないだろうと思ったのです。

コミュニティ「ノンプロ研」誕生

そこで思いついたのがコミュニティという仕組みです。

当時はオンラインサロンがすごく流行りはじめていた時期で気になっていたんです。

多くのオンラインサロンは、上意下達でインフルエンサーや界隈の有名人が、日々テキストを投稿したり、イベントで話をしたり、というものが多かった。

ただ、それを自分でやるのはしんどいし、いつかはネタが付きそうだ。そこで考えたのは、「教え合う場」にしてみようということなんです。

僕はもともと、学んだことをブログで発信したり、講座や研修で教えることをしていたので、「教える」ということが、自分の学習にものすごく効果的だということを実感していました。ただ、何度も同じことを教えると、そのうまみは減っていくわけです。

たとえば、初心者VBA講座を何度も何度もやると、教えることを通しての自らの学びは減っていきます。そうなってくると、そのモチベーションはお金にシフトしてかざるを得ない。なので、ちょっと先輩が、ちょっと後輩を教える、みたいな仕組みができれば、教えるという行為に大きな対価を発生させなくても成立するのではないか、ということを考えたんです。

そうしてできたのがコミュニティ「ノンプログラマーのためのスキルアップ研究会」、通称ノンプロ研というわけです。

質問があればSlackで投稿して、それに答えたいメンバーが答える。もし、誰も回答がなかった場合は、最終手段として僕が答えることができるのだけど、そのケースは0%に近いほどない。必ず他のメンバーが回答しているんです。

コミュニティ内の講座も行っていて、成長したメンバーが講師やティーチング・アシスタント(TA)として講座を運営しています。多少の報酬は発生しているものの、講師やTAは担当できる回数が決まっていて、担当する方は貴重な学びの機会として捉えてくださっているので、決して高くない料金で提供できる。むしろ積極的に取り組んでもらっています。

そんな感じで今メンバーが200名以上。学んだ人が次からくる人を教える、そういう良いバトン渡しができていて、たいへんありがたいことだなと思います。

まとめ

ということで、今日はVoicy「スキルアップラジオ」の放送から、なぜコミュニティ「ノンプログラマーのためのスキルアップ研究会」をつくったのか をお届けしました。

タカハシのVoicyの放送はこちらからお聴きいただけます。

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では、また。

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