みなさん、おはようございます!タカハシ(@ntakahashi0505)です。
こちらの記事は、タカハシが音声メディアVoicyの「スキルアップラジオ」にて放送した内容から、ピックアップしてお届けします!
今回のテーマは、勝負所で質を発揮するために量をこなして鍛錬するです。
なお、以下で実際にお聴きいただくこともできます!
では、よろしくお願いいたします!
量か質かというと、タカハシは量だと答える
今日はハッシュタグ企画「#量か質か」についてお話をします。
普段からスキルアップラジオを聴いてくださっているリスナーさんであれば、タカハシだったら「そりゃ量だろ」と言うんだろうなと思われるかも知れません。
量か質かといったら、僕の考えは確かに量だと答えます。
ただ単純にそれだと、あっというまにこの放送が終わってしまうので、なぜ量と思うのか、量と質の関係について詳しくお伝えします。
歴史がそれを語っている
まず、なぜ量が重要かというと、歴史がそれを語っていると思うんですね。
たとえば将棋の棋士だって、剣術の達人だって、スポーツ選手だって、YouTuberだって、Voicyのパーソナリティだって、やはりトップクラスに上り詰めた人はみんな量をこなしているんですね。
たとえば、有名な例でいうと、野球選手のイチロー選手のエピソードがあります。
イチロー選手が、「誰よりもやった練習」と語ったのは、高校生活の3年間、寝る前にかならず10分間の素振りを続けたというものでした。
10分なんて大したことないと思われるかも知れませんが、10分間バットを振り続けてたら、3秒に1振りだとすると10分間で200回くらいですので、けっこうな量になるかなと思います。
継続的になにかを続けることが大事
僕個人の体験でいうと、トップに上り詰めたわけではないですけど、経験上でいうと凡人が着実に上り詰めるには、量をこなして継続的に何かを続けることが大事であるということを知っているんですね。
わかりやすいのはブログです。
2015年に独立を決めてから、毎日1記事ブログを書き続けたんです。
はじめてすぐに、2ヶ月くらいかな、月間6000PVくらい達成して喜んでいたんです。
このときグノシー砲といって、ある記事がグノシーに掲載されて、そこ経由で3000PVくらい稼いですごい喜んでいました。
そんな時期もあったんですが、その後、数年かけて1600記事くらい書いて、ページビューでいうと絶頂期は月間で130万PVまで稼いでいたので、最初に6000PVで喜んでいたのはなんだったんだというくらいなんです。
毎日コツコツ1記事アップしていただけなんですけど、まさに量の力というのを味わっています。
質はないがしろにしてはいけない
ただ、じゃあ質をまったくないがしろにしていいかというとそれは違うなと思います。
めちゃくちゃ期待が集まっている勝負どころで質のよいものを出さないと、期待を裏切ってしまって、すっかり信頼を失うというのはあります。
たとえば、僕は昔サックスプレイヤーを目指していたときがあったんです。いくつかちょこちょこお仕事はさせていただいたんですけれど、とある銀座のダンスホールに初めて呼んでもらったことがあったんです。
そのときの現場はけっこう過酷で、演奏する曲の譜面を渡されたのは当日の本番1時間前くらいで、かつ控室では音を出せないし、渡された曲も全然知らないんです。
それで本番に臨まないといけないと。本番は頭が真っ白です。ソロも回してもらったのだけど、全然期待に応えられなくて悔しい思いをしました。当然ながらそこの仕事のリピートはなかったんです。
なので、勝負所ではちゃんと結果を出さないと、この人はだめだよねと烙印を押されてしまいます。そんな危険性はあります。
勝負所で結果を出すにはどうするか
そうならないようにどうするかというと、それはやはり量の話に戻ります。
勝負所ではないところで、きちんと量をこなして、それを訓練の場として利用して自らの質を高めていくということになると思います。
この場合、漫然と量をこなしても、その訓練の効果は限られてしまうので、ちゃんと成長するように効果的な訓練にする必要があります。
効果的な訓練をする4つのポイント
そのときのポイントはどういったものがあるかというと、4つ紹介したいと思います。
- 関連づけ
今訓練していることがどれだけ自分ごとになっているか、自分にとって大切なものか、目的が明確にあるのかといったことです。そういったことがあると効果が高いです。
- 適度な負荷
訓練が簡単すぎてしまうと効果が薄いので、若干難しいほうがいいと言われています。
- アウトプット
実際に使うということです。YouTubeとかブログが分かりやすいんですが、いくら公開しない形で動画を撮る練習をしたり、記事を書く練習をしていてもあまり意味がありません。こういったものはリスクも少ないので、どんどん実戦で始めるといいということです。
- フィードバック
その訓練の結果をきちんと振り返ったり、他の人の力を借りてフィードバックをもらって、改善すべきポイントを改善して、質を上げていくということです。
OODAループともめちゃくちゃ相性がいい
このへんは、僕が大好きなOODAループともめちゃくちゃ相性がいいと思います。
OODAループはObserve(観察)」「Orient(情勢判断)」「Decide(意思決定)」「Act(行動)」の頭文字をつなげたものです。4つのステップをループ状にぐるぐる回転させることによって局面を良くしていこうという思考と行動の型です。
OODAループは回転を回せば回すほどいいと言っていまして、まさに量をこなすということと非常に相性がいい考え方だと思います。
OODAループを考えた方はアメリカの戦略家ジョン・ボイドという方で、日本の二刀流で有名な剣術家、宮本武蔵の影響をかなり受けています。
そしてこの宮本武蔵も量をこなして訓練することについて、こんなことを言っています。
鍛錬は兵法の道に至り理解する唯一の方法である。
まとめ
ということで、今日はVoicy「スキルアップラジオ」の放送から「勝負所で質を発揮するために量をこなして鍛錬する」をお届けしました。
今日は量か質かという話をさせていただきましたけれど、いつかくる勝負時に質を発揮するために、量をこなして鍛錬しましょうということです。
その時の4つのポイントは、関連づけ、適度な負荷、アウトプット、フィードバックです。
そして参考になる思考と行動の型としてOODAループがあります。スキルアップラジオでも何回か取り上げていますのでぜひ取り入れていただければと思います。
今となっては量はわりと通説になりつつあると思いますがいかがでしょうか。
とはいえ質が出せないからなかなか一歩踏み出せないという方もいらっしゃるかと思いますが、今日お話したとおり、リスクの少ないところからじゃんじゃん量を出していけば、質はあとからついてきますので、一歩踏み出していっていいのではないかと思います。
タカハシのVoicyの放送はこちらからお聴きいただけます。
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では、また。