みなさん、おはようございます!タカハシ(@ntakahashi0505)です。
こちらの記事は、タカハシが音声メディアVoicyの「スキルアップラジオ」にて放送した内容から、ピックアップしてお届けします!
今回のテーマは、すべてのビジネスパーソンに読んでほしい!おすすめの名著3冊です。
なお、以下で実際にお聴きいただくこともできます!
では、よろしくお願いいたします!
大人の学びを手助けする本を3冊紹介
今日はハッシュタグ企画「#秋の夜長に読みたい本」に関してお話をします。
僕自身はなかなか忙しい毎日を送っておりまして、読書にあまり時間を割けていないんですね。
なので秋の夜長は全然感じられていないんですけれども、皆さんはぜひこの読書の秋に読書を嗜んでいただいて、豊かな日々を過ごしていただければと思います。
僕はビジネスパーソンを始めとする大人の学びをお手伝いするというのをメインの仕事にしていますので、その助けとなるような名著中の名著がありますので、その3冊を紹介していきます。
Learn Better
まず最初は「Learn Better――頭の使い方が変わり、学びが深まる6つのステップ」です。
著者はアーリック・ボーザー、2018年に英知出版から出版されています。
ボリュームは392ページです。けっこうボリュームありそうに見えるんですけれど、かなり読みやすい書籍になっているので、わりとサクサク読めると思います。
脱学習が必要
まず学びということに関して言うと、ビジネスパーソンがリスキリングをしようとか、何かを学ぼうとかするときに、僕らが学校時代に積み重ねてきた学習のしかたをひきずっていると、かなり痛い目に会うんですね。
なのでそれを脱学習して、本質的に意味のある学び方に置き換える、この活動をしないといけないんです。
これは本当にすべてのビジネスパーソンにその作業をしてほしいなと思っています。
僕が書いた書籍「デジタルリスキリング入門」の中でも学習の原則のパートがありまして、その点についてお伝えしています。
つまりこれが学習だと思っているやり方を変えないといけないということなんです。
そのためにたくさんの書籍や資料を参考にして、この学習の原則のパートを書いています。
その中から最初にまず読む一冊を選ぶのであれば、このLearn Betterを選びます。
学びは6つのステップで成り立つ
この書籍によると、学びというのは6つのステップで成り立っています。
- 第一章 価値を見いだす
- 第二章 目標を決める
- 第三章 能力を伸ばす
- 第四章 発展させる
- 第五章 関係づける
- 第六章 再考する
本書ではこのステップについて、小手先のテクニックではない本質的な学びであると述べています。
読んでいただければこれまでの学び方とだいぶ違うなと感じていただけると思うんですけれど、しかしそれは実証研究調査が裏付けとしてあるものです。
そのわりには読みやすく書かれていますので、抵抗を感じることはあまりないかなと感じています。
何を学ぶかの前に学ぶ力をつける
とにかく今リスキリングしようとなると、すぐに何を学ぶかということを決めてその学ぶ対象の書籍を手にとってしまうんですけれど、その前に学ぶ力を身に付けるというのはすごく大事だなと思うんですね。
そのHowの部分があるのとないのとでは学習の効果が圧倒的に違い、挫折する確率もぐっと減らすことができると思います。
なので、学び方を見直し学ぶ力をつける、そのための最初の一冊としてこのLearn Betterはおすすめです。
ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣
次に紹介するのは「ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣 」です。
著者はジェームズ・クリアー、2019年にパンローリング株式会社から出版されています。
ボリュームは328ページです。
調べたら世界最速で1500万部到達だそうです。
毎日1%ずつ自分を成長できたら1年経つと37.78倍の価値がある
こちらの書籍の主張でいうと、要は習慣ができて毎日1%ずつ自分を成長できたら、1年経つと、1.01の365乗で37.78倍の価値があるということを主張しています。
これはひとつのメタファーだと思うんですけれど、僕もまさにそうだなと思うんですね。
ビジネスを立ち上げた当時から、ブログを毎日コツコツ書いていて、それによる学習も僕の中には蓄積されてきたわけですね。
今で言うとこのVoicyも毎日放送していますし、そのためにさまざまなことを学んで吸収しています。
そういうアウトプット活動を含めた学習なんですけれども、毎日少しずつでもやっていくと、1年2年経ったときにはほんとにびっくりするんですね。
振り返ると、スタート地点はだいぶ遠くのように見えます。
そのような大きな成長を支えるのが習慣という力になるわけです。
習慣というのは4つのステップ
この書籍の中では、習慣というのは4つのステップだということを伝えています。
まずは「きっかけ」があり、きっかけが「欲求」を引き出し、その欲求が「反応」を起こさせて、その反応が「報酬」を与える。そしてまたきっかけに戻る。このようなループが習慣をつくるということです。
そしてこの書籍の中では、きっかけ、欲求、反応、報酬、それぞれのステップから次のステップに行くためのノウハウがぎゅっとつまっています。
意志力に頼らない仕組みを構築
とにかく人は、何か行動を起こそうとしたときに、「意志力」に頼りがちなんです。
ただ意志力っていうのは常に満たされているわけではなくて、疲れていたりすると消耗するときもあるわけです。
なので毎日行動を起こすためには意志力に頼らない仕組みを構築しておく必要があります。
つまり、自分がどんな状態だったとしても、たとえ疲れ切っていたとしても、行動を起こせるように、システムを構築しておいて、その力を借りてそれを成し遂げることができるということです。
僕自身もこれまでの活動でいうと習慣の力に助けられていると思います。
何か新しい習慣をつくりたいとか、見直したいときは、この書籍の考え方をすごく参考にしているので、ぜひ皆さんもその習慣化のテクニックを身に付けていただきたいと思います。
GIVE & TAKE「与える人」こそ成功する時代
最後の3冊目は「GIVE & TAKE「与える人」こそ成功する時代」です。
著者はアダム・グラント、2014年に三笠書房から出版されていまして、382ページの本です。
この書籍はビジネスパーソンはもちろん全人類に読んでほしいと思っている本です。
ギブ・アンド・テイクの関係には3つのタイプの人が存在する
ギブ・アンド・テイクがテーマなんですが、その関係には、3つのタイプの人が存在するということなんですね。
その1つが「テイカー」で、これは与えるより多くを受け取ろうとする。つまり、自分の利益を優先する人のことを指します。
そして一方で反対側にいるのが「ギバー」です。自分が受け取る以上に与えようとする人のことです。
その間にいるのが「マッチャー」です。与えることと受け取ることのバランスを取ろうとする人です。
とかくビジネスでいうと、マッチャーとして振舞おうとする人が多いというのが言われています。
ギバーが最も成功してほしい
そんなに世の中甘くないよと言われるかもしれないんですけれど、自分の限られたリソースを使って、惜しみなく与える、それによって自分と周りの利益を最大化させようとしているギバーが最も成功してほしい。
僕らはそのように思いたいわけです。
この本が素晴らしいことは、この理想の世界を体現するギバーが最も成功することを証明したんです。
これはほんとに画期的なことだと思います。
自分と周りの利益を最大化する
人によってはいやいや仕事をする人もいるかもしれませんし、お給料をもらえるからやっているという人もいるかもしれませんけれども、仕事って何を目指すの?と言われたときに、自分と周りの利益を最大化する、ほんとに目指したいのはここだと思うんです。
そしてこの書籍GIVE&TAKEの中では、このGIVEの行為、つまり貢献するということがつながりを通じて伝搬するといわれているんです。
ですから貢献したいという気持ちを、ちゃんと行動に移せる、そのような組織にすることで、その組織全体の利益が増幅し、最大化していくわけです。
この考え方は組織運営において、その組織全体の利益を最大化することにもつながりますし、そこに所属しているメンバーの幸福度もぐっと上げるものです。
ぜひこのGIVE&TAKEを読んでいただいて、お仕事の中でも自分と周りの利益を最大化するような気持ちで働く人が一人でも増えてくださったらうれしいです。
まとめ
ということで、今日はVoicy「スキルアップラジオ」の放送から「すべてのビジネスパーソンに読んでほしい!おすすめの名著3冊」をお届けしました。
どれを手にとっていただいても全く損をすることはないと思いますので、じゃんじゃん読んでいただいて、ぜひお仕事に役に立てていただければうれしいです。
タカハシのVoicyの放送はこちらからお聴きいただけます。
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では、また。