みなさん、おはようございます!タカハシ(@ntakahashi0505)です。
こちらの記事は、タカハシが音声メディアVoicyの「スキルアップラジオ」にて放送した内容から、ピックアップしてお届けします!
今回のテーマは、1日10分!ITマスター塾 #6: セル範囲の選択の超便利なショートカットキー2選です。
なお、以下で実際にお聴きいただくこともできます!
では、よろしくお願いいたします!
表の全体をどうやって選択するか
Excelとスプレッドシートのテクニックについてお伝えしていきます。
例えば、Excelとかスプレッドシートに、とても大きな表を作ってるとします。
その表の全体をコピーしたい時、リスナーの皆さん、どういう風にやられていますでしょうか。
マウスで表の全体を選択する
例えば、マウスを中心に操作をしている方であれば、まずA1セルをクリックして、そのままカーソルを右下にドラッグしていきます。
そうすると、セル範囲が広がっていきます。
ただ、例えば、表全体が1画面に表示できていない、大きな表の場合は画面の外にマウスカーソルを持ってきます。
そうすると、縦横のスクロールバーが一生懸命、自動で移動します。
で、そんな頑張ってスクロールしている様子見ながら、頑張れなんて心で応援したりしてですね、ようやく表の右下の部分が見えてきます。
右とか下に移動しすぎないように気をつけながら、ちょうど右下のところまで持っていけたら晴れて左クリックを外すことができるわけです。
これで、ようやく表全体が選択されていることになりましたので、これでコピーの操作をしていくというのが、マウス中心の手順となります。
ショートカットキーで表の全体を選択する
いろいろと手順を紹介しましたが、ショートカットキーを使えば、そんなこと全然しなくてよくて、超簡単に瞬時に選択をすることができます。
今日は2つの方法をお伝えしますので、両方覚えていただくといいんじゃないかなと思います。
まず1つ目は、全てを選択するショートカットキーです。Windowsであれば、コントロールキー(Ctrl)に加えてAです。
マックであればコマンド(⌘)キーとAのキーになります。
ある表があったときに表の中の適当なセルにカーソルを置いておいて、Ctrl+Aもしくは⌘+Aこれで表のデータがある範囲だけ選択状態になります。
コピーしたいのであれば、ここで Ctrl+C もしくは、⌘+CをすればOKという話です。
どんなに大きくても、一瞬で表全体を選択することができますので、マウスでやって頑張れと応援してたのは何だったのかっていう話になります。
指の位置でいうと、僕の場合はCtrl+キーを左手の親指で押して、Aのキーを人差し指で押すって感じです。
ほかのソフトウェアでも全て選択として使えるショートカットキー
ちなみに、このCtrl+A、⌘+Aなんですけども、Excelやスプレッドシートだけではなくて、それ以外のいろんなソフトウェアで全てを選択という意味でのショートカットキーとして使えます。
例えば、ワードとかGoogleドキュメントだと、文書全体を選択になります。
また、エクスプローラーとか、ファインダーとか、つまりフォルダとかファイルを操作するソフトウェアですけれども、あるフォルダを開いてる時に、Ctrl+A、⌘+Aを押すと、そのフォルダの中のファイルを全てを選択となります。
かなり横断的に使えるようになっていますので、とにかく全体を選択したいなっていう時にはCtrl+A、⌘+Aを押してみるというのがいいんじゃないかなって思ってます。
選択範囲を広げるショートカットキー
さて、Excelとスプレッドシートの話に戻って、表全体を選択する時に、もう1つ便利なショートカットキーがあるのでお伝えしていきます。
それは何かというと、選択範囲を広げるというショートカットキーです。
実際のキー操作でいうと、WindowsでもMacでも共通で、シフトキー(Shift)に加えて矢印キー、上下左右の矢印キーになります。
例えば、A1セルにカーソルがあるとします。
そこでShiftキーを押しながら矢印キー下、これを1回押すわけです。
そうすると、選択範囲がA2のセルまで広がるんです。
さらにShiftキーは押したままで、もう1回矢印キー下を押します。
そうすると、選択範囲がA3のセルまで広がります。
今度はそのまま矢印キー右を押します。
すると、選択範囲が右のB列まで広がります。
これによって、結果的にはA1からB3セルまでの範囲が選択されてる状態になります。
つまり、Shiftキーを押しながらだと、矢印キーを押した分だけ、その方向に選択範囲が広がるという話になるんです。
ちなみに、戻る方向にキーを押すと、範囲が狭まりますので、行き過ぎちゃったなっていう時はそのような操作も可能です。
Shiftキーと矢印で表全体を選択する
では、このShiftキーと矢印でどうやって表全体を選択するかって話です。
表があまりにも多いと、矢印キーをいっぱい押さなきゃいけない、そんな風に思うかもしれないんですけども、これを一発でやる方法があるんです。
どのようにやるかと言いますと、607回の放送「エクセルのカーソルをビュンビュン移動する」でお伝えした、データ領域の端に移動のショートカットキーと組み合わせるわけなんです。
これに関しては607回の放送を聞いていただければと思います。
まずCtrl+キー+矢印もしくは⌘+矢印です。
これは、データ領域の端に移動のショートカットキーになります。
つまり、その方向にデータがある端までカーソルが瞬時に移動する、そういったショートカットキーになります。
これにShiftキーを組み合わせるわけです。
つまり、Ctrl+Shift+矢印キーもしくは⌘+キー+Shiftプラス矢印キー、これを使うことで、その方向にデータがある範囲までを一気に選択することができるということです。
例えば、A1セルにカーソルがあるとします。
ここでCtrlキーとShiftキーを両方押しながら、矢印キー下を押します。
そうすると、一番下の行、最終行まで一気に選択範囲が広がるわけです。
その状態のまま、矢印キー右を押します。
すると、選択範囲が一番最終列まで広がりますので、結果的に表全体が選択状態になるということなんです。
組み合わせるといろんなニーズに対応できる
こちらのショートカットキーの組み合わせもめちゃくちゃ便利なので、ぜひ覚えていただきたいなと思うんです。
というのも、表全体を選択するだけであれば、冒頭にお伝えしたCtrl+A、⌘+Aの方がキー操作一発ですし、いろんなソフトウェアでも同じような操作になりますので、いいところはあるんですけれども、ただ、表全体だけではなくて、表の一部を選択したいとか、行全体とか列全体とか、そういった、いろんなニーズに対応するのであれば、CtrlとShiftと矢印、もしくは⌘、Shift、矢印、この組み合わせを自在に扱えたほうが、いろんなパターンに対応できるっていう話になるわけです。
範囲選択ショートカットキーの練習方法
では、実際に練習して見ていただければと思います。
エクセルやスプレッドシートで適当な表を開いていただいて、その表のいずれかのデータのところにカーソルを当てて、Ctrl+A、⌘+Aで表全体を選択することができます。
こっちは本当に簡単ですね。
CtrlとShift矢印、この組み合わせで表全体を選択する場合は、まずは一番左上のセルなどにカーソルを置くのがいいですね。
この場合、Ctrlキーと矢印キー上左などを押すと、瞬時に一番左上のセルに移動すると思います。その状態で、今度はCtrl+Shiftを押しながら、右矢印、下矢印、これで表全体が選択状態になったはずです。
あとは表の適当なところにカーソルを置いて、Shiftキーと矢印キーだけで、どんな動きするのかみたいなのも何度か試してみていただければと思います。
最初はちょっと混乱するかもしれないんですけれども、何度もやっていくうちに、体が感覚で覚えていくようになると思います。
あとは、実際に実務でセルの範囲を選択しなきゃいけない時、マウスをなるべく使わずにキーボードのショートカット操作だけで目的の範囲を選択できるように頑張ってみていただければと思います。
何度かやることで、どんどん手慣れしていくと思いますので、ぜひトライしてみていただければと思います。
今日はセル範囲を選択したいときに便利なショートカットキーについてお伝えしました。
まとめ
ということで、今日はVoicy「スキルアップラジオ」の放送から「1日10分!ITマスター塾 #6: セル範囲の選択の超便利なショートカットキー2選」をお届けしました。
Excelとスプレッドシートのテクニックでしたけれども、セル範囲を選択したい時に便利なテクニックをお伝えしました。
前回との組み合わせでCtrlキー、そしてShiftキー、矢印キー、この組み合わせが自在に使えるようになると、カーソルの移動と範囲選択、これについては全く別次元の世界が見えるんじゃないかなという風に思います。
ぜひ堪能していただければ嬉しいなと思います。
そして全てを選択、Ctrl+A、⌘+Aも合わせてマスターいただければと思います。
タカハシのVoicyの放送はこちらからお聴きいただけます。
チャンネルのフォロー、コメント、SNSでのシェアなどなど、楽しみにお待ちしております。
では、また。