みなさん、おはようございます!タカハシ(@ntakahashi0505)です。
こちらの記事は、タカハシが音声メディアVoicyの「スキルアップラジオ」にて放送した内容から、ピックアップしてお届けします!
今回のテーマは、耳から学ぶ大人のための情報Ⅰ #2 メディアです。
なお、以下で実際にお聴きいただくこともできます!
では、よろしくお願いいたします!
情報とデータの違い
前回、第1回目は「情報」とは?という話をさせていただきました。
ちょっとおさらいしますと、情報とは、データに意味や価値を利用したものをいいます。一方で、データというのは意味や価値がまだないものです。
事実や事柄を文字や記号で表したもの。これをデータというのでした。
様々なメディアについて
今日は、それと密接な関係のある言葉、メディアについて考えていきたいと思います。
メディアというと、リスナーのあなたは何を思い出されるでしょうか。たとえば、テレビとか新聞とか。これらマスメディアなんて言ったりしますね。
もしくは、インターネット上のニュースサイト。これはウェブメディアになります。
それから、XとかFacebookとか、そういったSNSです。これらはソーシャルメディアなどと言われます。
今皆さんが聞いていらっしゃるVoicyとか、Podcast。これらは音声メディアになりますね。
あと、これらとちょっと違う使い方として、記録メディアというのもあります。ブルーレイディスクとかUSBメモリーとか、そういったものは記録メディアなどと言います。
このように、我々はいろんなものをメディアと呼んでいて、なんとなくその言葉を使っているんですが、実際にはどんな意味があるのかということです。
メディアという言葉の意味
メディアという言葉なんですが、英語を直訳すると媒体になります。
その媒体とは何かと言いますと、あるものから別のものへ伝えるための仲立ちとなるもの、これを媒体というんです。
では、メディアといった時に何を伝えるかというと、これが情報ということになるわけです。つまり、情報を伝えるための仲立ちとなるもの。それをメディアと言います。
では、その仲立ちとなるもの、どんなものが含まれるかということなんですが、それは本当にいろんなものが含まれるんです。
メディアの分類
よくメディアという言葉で想起される、テレビとかラジオ、新聞、電話、ウェブサイトなど、情報を伝える手段として使われるメディア。これを情報メディアというんです。
一般的にメディアというと、これらを指して使われることが多いと思います。
それだけではなくて、それら情報メディア上で使われる表現の手段。たとえば文字・画像・音声・動画などはあるんですが、これらも情報を伝えるために使われていますのでメディアと言えるんです。
そういったこれら表現に使われる手段。これを表現メディアと言います。
さらに、情報を伝えるためには、電話線とか電波とかインターネット回線とか、そういった物理的な伝達手段も必要になります。これらも情報を伝えるために形となりますので、メディアというんです。これらを物理メディアといったり、伝達メディアと言います。
たとえば、書籍というメディアを考えます。これは情報を伝える手段なので、情報メディアの仲間です。
ただ、書籍の表現手段としては文字が中心ですが、たとえば図とか表とかイラストとか、そういった表現メディアが使われているということなんです。
さらに、伝達手段としては紙とインク、これらが使われており、それらが伝達メディアということになります。
別の例として、皆さんが今聞いている音声メディア、Voicyがあります。これは情報メディアになります。
表現メディアは音声ですよね。そして、伝達メディアが電波だったりとかスマホ本体だったりします。
このように、メディアという言葉は一切合切情報を伝えるために必要なもの含まれています。多くの場合は情報メディアを指すんですが、メディアという言葉。情報を伝えるために用いられるもの全てが含まれますので、表現メディアや伝達メディアなども含まれる、このような理解をしておいていただければと思います。
さて、情報を伝えるメディアなんですが、いくつかの分類があるというのはお話した通りです。
メディアには特性と得手不得手がある
そして、メディア1つ1つについて特性があり、得手不得手があるんです。
ですから、我々が何か情報を伝えてやった時に、どのメディアを使うのが適切かというのを知るためには、各メディアがどんな特性を持っていて、何が得意で何が得意でないか、それを知る必要があるということなんです。
たとえば、ここでは喫煙禁止ですということを伝えたいとします。文字で、かつ漢字を含む日本語で書いてあったら、日本人は当然わかりますよね。
中国人ももしかしたらわかるかもしれません。ただ、日本語がわからない他の国の方々には伝わらない。そういった手段になってしまいます。
一方で、喫煙禁止のマークありますよね。タバコのイラストに赤い円、そして車線が入っているやつです。これならば言葉が分からずとも、多くの国の人々に伝わる方法と言えますよね。
なので、色々な国の人たちに伝えたいのであれば、文字ではなくてイラストで伝えた方がこの場合は良いという話になります。
仕事でどのメディアを使うのかというのは重要
我々ビジネスパーソンにとっても、仕事でどのメディアを使うのかというのは同じく重要な話になります。
たとえば、ある技術的なことを伝えるマニュアル。これを用意したいとします。
音声という方法を使うと、あまりうまくないというのは理解できますよね。音声よりは文字を使った方が伝わりやすいわけです。
かつ、場合によっては画像入りの方が分かりやすいということもあるかもしれません。
時に伝える内容によっては動きがあった方が分かりやすいということもありますので、もしかしたら動画マニュアルの方がいいかもしれません。
一方で、励ましのメッセージを伝えたい時には、文字よりも音声の方がいいですよね。なぜなら、感情を載せることができるからです。
さらに、動画であれば、表情とかジェスチャーこれも伝えることができますよね。このように、今伝えたい情報はどのメディアで伝えるのがいいのか。これはよくよく考える必要があるということです。
メディアによって情報の欠落や追加が起きる
さらにメディアの特性として重要なのは、情報の欠落や追加が起きるということなんです。
メディアによる情報の欠落
たとえば、今、美しい夕日の情景を見ているとします。それを誰かに伝えたい時に、どんな方法を使うかということなんです。
おそらく、最もありのまま伝えることができるのは映像になりますよね。
でも、もし映像を取る機会を持っていなかったとしたら、文字で伝えないといけないかもしれません。
文字で表現すること。もちろんできるんですが、全てを表現することは不可能です。
文字に落とした時点で、書き手が意識できていないこととか、もしくは意図的に表現しなかったこと、これは表現されないです。
しかし一方で、その情報の欠落をあえて楽しむ方法があります。それがたとえば詩とか俳句になるわけです。
短い文字数でいかに豊かな表現ができるか、そしてそれが伝わるのか。それをむしろ楽しむ。そういった文化なのかなと思います。
メディアによる情報の追加
一方で、情報が追加される時もあります。たとえば、小説をドラマ化するみたいな時です。
文章に書かれていない情報、これを追加しないとドラマにはできないわけです。
たとえば、大道具、小道具用意しますよね。これは文章として書いてないことも、おそらくこうであろうと用意したものがカメラで撮られることになります。
さらに、キャスティングやその俳優さんたちの演技もそうですよね。
俳優さんたちは、小説の中はもちろん、台本にも書かれてない、そんな仕草や表情をすることもあるわけです。さらに、音楽なども追加されます。
ここで思い出すのは、映画BLUE GIANTです。
ジャズが聞こえてくると称される名作ジャズ漫画BLUE GIANT。これに音楽演奏をつけたという、とても画期的な取り組みでした。
良くない影響をなるべく受けないように
このように、どのメディアで伝えるかによって、情報の欠落や追加が起きます。
これは、情報を受け取る方からすると良いことになることもたくさんあるのですが、一方で良くないことに繋がることもあります。
したがって、我々は情報を受け取るときにその良くない影響をなるべく受けないようにする。そういった注意が必要になるわけです。
どのようにすれば良いのかということで言うと、先ほどお伝えした通り、メディアには様々な種類がありまして、それぞれ特性があるんです。
なので、その特性をよく知るということは大切です。
特に、昨今で言うと、IT技術の発達によって新しいタイプのメディアが次々と誕生しています。
インターネットはもちろんなんですが、ソーシャルメディアやスマホ。そして最近で言うと生成AI。これによって、これまで表現できなかったことが表現できるようになったりとか、新しいメディアが生まれたりとか、そういったことが目まぐるしく起きているわけです。
ですから、我々としては、新しいメディア。特に世の中に影響力を持ち始めたものについては、その特性をちゃんと追いかけて理解する必要があるということは言えるんじゃないかなと思います。
今日は、耳から学ぶ大人のための情報Ⅰ #2 メディアについてお伝えしました。ご参考いただければと思います。
まとめ
ということで、今日はVoicy「スキルアップラジオ」の放送から「耳から学ぶ大人のための情報Ⅰ #2 メディア」をお届けしました。
タカハシのVoicyの放送はこちらからお聴きいただけます。
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では、また。