みなさん、こんにちは! タカハシ(@ntakahashi0505)です。
先日11/16に開催されました「学習コミュニティフォーラム2024」。さまざまな学習コミュニティが集まり、学びや知見を共有し、つながりを生む、あったかい場となりました!
今回はレポート第3弾。盛り上がったグループディスカッションの様子をレポートします。
ということで、今回は「話し合うのがとにかく楽しかったグループディスカッション~学習コミュニティフォーラム2024レポート③」についてお伝えします。
では、行ってみましょう!
学習コミュニティフォームとは
先に、学習コミュニティフォーラムとは何かおさらいしておきましょう。
学習コミュニティフォーラムは、各学習コミュニティでの経験や知見を共有し、他のコミュニティとつながり交流し、一回り大きい「新しいコミュニティ」を生み出すことを目指す取り組みです。
その目玉のイベントが先日11/16に開催された「学習コミュニティフォーラム2024」。
さまざまなコミュニティから、それぞれのバックグラウンドを持つ参加者たちが交流し、気づきをシェアし合う、そのためのプログラムとして用意されたのがグループディスカッションです。
グループディスカッションでは何がどう話し合われたか
グループディスカッションの進め方は以下のようなものです。
まず、リアル参加であればテーブルごと、オンライン参加であればブレイクアウトルームを用いて4〜5人のグループに分かれます。
僕が、お題をお渡しするので、それについて5分間語り合っていただきます。
リアル参加のみなさんはスケッチブックに、オンライン参加のみなさんはGoogleスライドに話し合ったことを、じゃんじゃん書き留めていってもらいます。
話し合いの後に、いくつかのグループの代表者に、どんな話し合いがあったか発表をしてもらうというものです。
お題は全部で4つありましたので、それぞれのようすを見ていきましょう。
「コミュニティに参加してはじめてわかった意外な魅力」
最初のお題は、「コミュニティに参加してはじめてわかった意外な魅力」です。
以下のような意見が出ました。
- 心地良いコミュニケーションができるということにつながるもの
- 話し相手・気軽に話せる、発言できる
- 反応をもらえる
- 変な人がいない、Takerがいない
- 価値観・アイデンティティによい影響をもたらしたというもの
- 多様性、多様な視点、視野が広がる
- 居心地がいい、安心感、あたたかい、逃げ場
- 参加できている感覚
- 単純に楽しい
前回の「コミュニティ愛を語るLT大会」でも気づきがあったとおり、最初はそれぞれのコミュニティではスキルとか、話し相手とか、そういったものを求めて参加するのですが、参加しているうちに、それとは異なるさまざまな「良さ」を享受することになります。
それらの良さは、サードプレイスだからこそ得られるもの、より内面的に得られるものという点ではみなさん一致しているようですね。
たくさんのみなさんが発言することで、多様な魅力を、多彩な言葉で、言語化できた機会になりました。
「はじめてコミュニティ参加するときのハードルとそれを越える決め手」
続いてのお題は、「はじめてコミュニティに参加するときのハードルとそれを越える決め手」です。
- はじめて参加するときのハードル
- 直接的リソース: お金・時間など
- 心理的ハードル: 中身が見えない・どんな人がいるかわからない・入ったら抜けられないのでは?・すでに出来上がっているところに入っていけるのかなど
- 家族の反対: 嫁ブロックなど
- 決め手
- エネルギーの強さ: 危機感・覚悟・熱意
- 信頼できる人から紹介: 知り合いからのお誘い・Voicy・セミナー・ブログ・オフライン
面白い意見として、ガンガン参加できる特性の人とそうでない人がありました。たしかに、それはあるなと感じます。しかし、その違いは、状況なのか、性格なのか。
ひとつあるのは、「心の余裕」「余地」みたいなものはあると思っています。しかし、サードプレイスはそういったものに効果が高いので、そういう人ほど参加してほしいのですが、むしろハードルを高く感じてしまうというジレンマがあるように思います。
そういったみなさんのそばのすぐに見えるところに、多様なコミュニティがあると良いのだろうなと思いました。
「仕事・プライベートとコミュニティ活動の折り合いのつけ方」
次のお題、「仕事・プライベートとコミュニティ活動の折り合いのつけ方」についても多くの意見が出ました。
大きく分けて、きちんと折り合いをつける派と、折り合いがなくなるよう境界をなくしていく派とに分かれていて興味深かったです。
- きちんと折り合いをつける
- 時間を割り当てている、バランスをとる
- 家族に協力を得る
- いつでも参加できるコンテンツを活用する(アーカイブ動画、ドリル等の課題など)
- 折り合いをつけない、境界がない、境界をなくしていく
- 仕事とプライベートが融合、混ざり合っている
- 家族と一緒に参加する
- 楽しいからやっている・折り合いはつけない
- 義務化しないようにする
全員ができるわけではないのでしょうが、仕事、学び、家族、遊び、そういったものをくっきりはっきり分けるようりも、その境界をなくしていくと「仕事と学びはおんなじようなものだし、みんなで楽しい」みたいな状態は、豊かで望ましい姿なように思いましたね。コミュニティらしいなと感じます。
「居心地がいいなぁと感じる瞬間」
最後のお題は、「居心地がいいなぁと感じる瞬間」です。さまざまなコメントが寄せられました。
- 強みを言語化してくれる、認めてくれる、褒めてくれる、「あなたの強みを教えてくれる」
- 気軽に話せる、ふざけた話もできる、心理的安全性がある
- 参加のハードルが低い(耳だけ参加でもOK、お化粧しなくていい)
- 上下関係、利害関係ない、ガードなしでコミュニケーションできる
- 街で声をかけられる(地域コミュニティならではですね)
よほどみなさん普段の生活で認めてもらったり、褒めてもらったりしてないのでしょうか…汗
また、上下関係についての意見も多かったですね。これは、普段肩書がある方も、そうでない方も両方がそう感じているようでした。
さらに、「評価」についても面白い議論がありました。
おとのわダイアローグでは、一切お互いを評価しないのですが、シリョサク!ラボやノンプロ研では他のメンバーやそのアウトプットを評価する機会があります。
自己肯定感という観点では他者からの評価はないに越したことはないのでしょうが、一方で評価があったとしても、お互いへのリスペクトやあたたかい場づくりは可能であるということに気づかされました。
グループディスカッションパートの統括と次回への課題
全体として、グループディスカッションは非常に盛り上がり、「楽しかった」という声が多く聞かれました。僕から見てても、本当にみなさん楽しそうでした。
しかし一方で、「もっと新たな気づきが欲しかった」という意見もありました。
実は、僕もそれを少し感じていて、出てきた意見の多くは「たしかにそうだよね」と共感できるものであった一方で、深く掘っていったら「こんなものも見つけたぞ…!」というような発見がもっとほしかったように思います。
お題の設定なのか、何なのか…
とくに僕は糸島から馳せ参じてますからの、みなさんと対面できるタイミングでは、スペシャルな体験を求めがち。
次回に向けて考えていきたいと思います。
別の意見として、オンラインのみなさんは「もっと臨場感が欲しかった」と感じているようです。会場のようすを肌で感じていらっしゃったと思うので、どうしてもそのように感じますよね。ここも検討ポイントです。
アンケートで得られた感想と今後のアクション
アンケートを見返すと、以下のような意見をいただいていました。
- 雰囲気がとてもよかった
- 楽しかった
- 新しい出会いがあった、つながりがあった
- 他のコミュニティにも参加してみたい・興味が湧いた
- 他にもステキなコミュニティがあることを知られた
- コミュニティの良さが言語化できた
- 入口は違うけど、深いところで共通している
- 打席に立とうと思った
- 他のコミュニティに参加してみたい・越境してみたい
- コミュニティをつくってみたい
ポジティブな感想そして、次のアクション。ぜひ、みなさん実行していただきたいですし、後押ししていきたいですね。
この火をともしながら、次につなげていきたいと思いました。みなさん、引き続きご協力よろしくお願いいたします!
まとめ
以上、「話し合うのがとにかく楽しかったグループディスカッション~学習コミュニティフォーラム2024レポート③」についてお伝えしました。
引き続き、みなさんがいきいきと学び・働くためのヒントをお届けしていきます。次回をお楽しみに!
この話を耳から聴きたい方はこちらからどうぞ!