弊社が担当するWebサイトリニューアル案件、その作り直しの理由とは?

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みなさん、こんにちは!
タカハシ(@ntakahashi0505)です。

弊社が担当するWebサイト制作の案件は、その7割がリニューアル案件です。

小さな企業様が多いので、Web制作費といってもそんなに安くはないのですが、作り直したいとおっしゃる。

なぜリニューアルを望んでいらっしゃるのでしょうか?

その裏には非常に腹立たしい事実がありまして、今日はそれについてガツっと書いておきたいと思います。

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なぜWebサイトのリニューアルをしたいのか

なぜ、弊社にお問い合わせ頂いたお客様がリニューアルを望んでおられるか、お話を聴くと多くのお客様が

  • 自社で更新ができない
  • 制作会社に依頼するといちいちお金がかかる
  • 制作会社に依頼するといちいち時間がかかる

といった理由を挙げられます。

既存のWebサイトの中身を拝見すると

  • HTMLベタのページ
  • WordPressで作っているにも関わらずお客様に付与している権限が少ない
  • テキストが一切なく画像をJavaScriptで表示させるだけのサイト

などなど…

こういったサイトはそもそもお客様自身で更新をすることを前提にしていないのは明らかですし、更新を業者任せにするリスクとデメリットについての情報提供がされていないようです。

集客をするのであれば記事更新は必須

企業にとってのWebサイトの役割の大きなものとしては「集客」がまず挙げられると思います。

当然お客様も期待をされています。

しかし、サイトを作って公開したからといってたくさん集客できるわけではありません。むしろ運用をしなければ、全くアクセスは増えません。

お金をかけずにWebで集客をしたいのであれば、いわゆるコンテンツマーケティングということになりますが、それにはとにかく手間がかかりそれを長いこと継続をしなくてはいけません。そして、その効果は半年や1年といったスパンで見る必要があります。

そうなれば、お客様自身で記事を大量投下できるようなWebサイトの作りにすべきですし、そのための技術提供も必要です。

何よりも、その時間と手間をかけてもらう覚悟が必要です。

コンテンツマーケティングには覚悟が必要、しかし決して辛いものではない
ブログによるコンテンツマーケティング、必要かつ忘れがちなものとして「覚悟」があります。今回の記事では、ブログによるコンテンツマーケティングに必要な覚悟についてお伝えできればと思います。

また、お金をかかえれば楽ができるだろう、などと思ったら大間違いです。

広告でWebサイトに人を集めるという方法もありますが、これも広告手法、媒体、クリエイティブ、ランディングページなどなど、費用対効果を成立させるためには、ノウハウと運用が必要です。

広告を前提にするのであれば、そもそも効果測定ができるサイトにする必要がありますし、出稿媒体やクリエイティブによってランディングページを出しわけをするなど、それに応じたWebサイトの作りや運用体制が必要になります。

Webサイトは放置で良いわけはない

いやいや、うちはそんなにWebサイトに毎日記事を投下するほどマンパワーがないし、そもそも集客はWeb以外でうまくできているから、とりあえずパンフレットや名刺のWeb版としての役割としてWebサイトがあればいいよ、という企業様もいらっしゃると思います。

最初の制作費だけ払ってしまえば、あとはコストがかからないので効率が良いよね、なんて思われるかもしれません。

ですが、それも大間違いです。

というのも、自社の事業やサービスに全く変化がないなんてことは、ほとんどあり得ないからです。

新しいサービスが追加になったり、価格や内容が変更になったり、そういったことは頻繁に起こり得ます。

その変化に応じてWebサイトを更新しなかったらどうなりますか?

Webサイトに掲載されている情報は古くなり、場合によっては嘘になってしまったり、誤解を与えるものになってしまいます。

そうなれば、せっかくお金をかけて作ったWebサイトが、ビジネスにプラスになるどころか、むしろリスクに成り得ます。

ですから

  • お客様に最低限の更新の仕方について技術提供をする
  • 制作会社が担当をする場合にはコストと時間がかかることを認識してもらう

のどちらかが担保できた上で着手すべきです。

しかも、今はWordPressなど、ブログのノリで簡単にサイトの更新や修正ができるツールがありますから、やはり前者をベースに進めるべきと思います。

オープンに技術提供をする理由

Webサイトに限らず、ITを生業にしている業者の中には、お客様がずっと無知のままで自社に頼らざるを得ない状態が「おいしいお付き合いのカタチ」と思っている業者がいるのかも知れません。

でもよく考えてみて下さい。

Webサイトの一か所を修正するのに一週間かかって税込み10,000円。プラスして、そのための見積確認、発注、請求支払の事務処理でかかるお客様の手間を考えたときに、その費用と手間を回収することはできるでしょうか?

普通に考えると回収ができませんから、できる限りWebサイトにかける予算や手間を抑えると考えられます。

そうではなくて、お客様にはできる限りオープンに技術提供をするのが良いです。

技術提供をしてしまったら、その後仕事をもらえませんか?

いえいえ、そんなことはありません。

弊社の場合は、Webサイトの更新や運用の技術提供で「良い想い」をして下さったのであれば、もっと「良い想い」をして頂けるサービスを提供できるようにすれば良いだけです。

Webサイトをさらに大きくするための別の提案もあるでしょうし、Webサイトのアクセスレポートを集計するツールの開発や技術提供もできます。効率良く記事更新をするためのツールの提供もあるかも知れません。

Webというくくりだけでも、カイゼンできるポイントは無限大に考えられますから、次から次へとカイゼンしていけば良いです。

そうすることで、お客様の稼ぎも増えてスキルも上がり、弊社の稼ぎも増えてスキルも上がるという良いスパイラルに入ります。

ですから弊社では、お客様への技術情報の出し惜しみはしませんし、ブログでもガンガン書いていきます。

まとめ

腹立たしさでイライラしていたのですが、ちょっとスッキリしました。

これまで書いたことは、Webサイトに限らずIT全般について言えることだと思っています。

日本のたくさんの事業者が自力でWebやITを乗りこなして、より良い活用を求めたときに業者が良い伴走をして…そんな状態がやってきたら、市場として活気や潤いが増していく気がしてなりません。

できる限り多くのお客様が良い業者と出会えるように、仕事をしていきますし、発信もし続けていきたいと思います。

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