
みなさん、こんにちは! タカハシ(@ntakahashi0505)です。
日本一のポッドキャスター樋口聖典さんの講座で学んだ、コミュニティ化する音声配信の秘訣。
僕が体験した4ヶ月間の濃密な学びと、番組づくりの本質をレポート。
前回はflier book laboの講座「コミュニティ化するための音声配信実践講座」のDay2までをレポートしました。
今回はその後編、Day3からの学びをお届けします。
ということで、今回は「COTEN RADIO樋口さんに学ぶ!コミュニティ化する音声配信の極意【後編】〜大切なのは「友達」と「続けること」〜」です。
では、行ってみましょう!
Day3:面白さが爆発!「企画コーナー」の作り方
Day3も、まずは提出した課題のレビューから始まりました。今回の課題は「ゲストを呼んで、そのゲストに満足していただく放送」。
僕らのチームもゲストをお呼びしましたが、ありがたいことに僕自身も他のグループの放送にゲストとして呼んでいただいたんです。
ゲストを呼ぶ側、呼ばれる側の両方を体験できたのは、とても大きな学びでした。
それだけでなく、この課題を通じて樋口Camp全体での相互交流が生まれ、メンバーのみんなをさらに知り、さらに仲良くなるきっかけになったと感じています。
お笑い出身の樋口さん直伝!企画のコツ
レビューを終え、Day3のメインテーマは「企画コーナーを考える」です。
面白い番組を作る上で、「企画」はアクセントとして非常に重要ですよね。対決ものにしたり、クイズ形式にしたり。企画があることで番組に変化が生まれ、リスナーにとっても分かりやすく、面白いものになります。
今回は、その企画の考え方や面白くするコツを教えていただきました。なんといっても講師の樋口さんはお笑い出身。そのノウハウは、まさに珠玉の内容でした。
僕らのチームが作った企画「ノリアキを暴け!タイムリーヒット質問対決!」
僕らのチームは「自分をさらけ出すラジオ」という番組名で、これまではコーチングをベースに番組作りを進めてきました。なので、正直なところ「ここにどうやって企画を入れよう…?」というのが最初の感想でした。
でも、3人のメンバーで集まっていざ話を始めてみたら、どうでしょう。思いのほかアイデアがどんどん湧き出てきて、話がまとまっていくんです。
そして完成したのは、僕ららしくて、すごく斬新で面白い企画でした。
その名も「ノリアキを暴け!タイムリーヒット質問対決!」。
これまで僕がMCを務めてきたこともあり、僕自身があまり自分をさらけ出せていなかったんですね。そこで、他のメンバー2人が僕に交代で質問を投げかけ、「普段聞かれていないような質問」ができた方が高得点、という対決企画です。
さらに、野球の先攻・後攻というフレームを取り入れたり、「カキーン!」というSEを入れたりと、遊び心も満載の企画になりました。
チームで作る楽しさと、一人配信の葛藤
Voicyを3年ほど続けていますが、こんな風に企画ものをやるのは初めての体験でした。
みんなで話しながらアイデアが形になっていく過程は、本当に気持ちが良くて。複数人で番組作りをする醍醐味を、心から感じることができました。
一緒に取り組んでくださったメンバーのお二人に感謝…!
「みんなとPodcastをやったら、絶対に面白いだろうな」。
そんな風に強く思いました。いつも一人で収録しているので、チームで作り上げる楽しさは格別でしたね。
ただ、今やっているVoicyとの兼ね合いを考えると、両立できるだろうか…と、少し悩ましくなってしまうのも正直なところです。
Day4:音声配信で本当に大切にすべき2つのこと
そんなこんなでDay3の課題を提出し、いよいよ最終日のDay4を迎えました。
いつものように課題のレビューからスタートです。
他のグループの放送も聴かせてもらったのですが、これまでの2回の放送の流れを踏まえつつ、そこに「企画」という新しい要素が加わったことで、どのグループもすごく面白く、興味深い内容になっていました。
アイデアも豊富ですし、みなさん話術も巧みで、本当にすごかったです。
さて、最終日の樋口さんのお話のテーマは「Podcast活動を本格的に行うために」。樋口さんが音声配信をする上で、とても大事にされていることを共有してくださいました。
まずは「番組企画書」で自分の軸を固める
僕の心に特に刺さったのが、「番組企画書を作ろう」というお話でした。
僕もVoicyのテーマはある程度決めていますが、企画書と呼べるレベルまできちんとは作り込んでいなかったな、と。
- どんなことを伝えたいのか?
- どんなことを提供したいのか?
- どんな影響を与えたいのか?
- リスナーに何をしてもらいたいのか?
こういったことを「言語化」しておく。
これさえしっかりしていれば、発信の軸がブレずに済むというわけです。このスキルアップラジオも3年目になりますが、現在地を整理するという意味でも、ぜひ企画書を作ってみたいと思いました。
そして、樋口さんから「絶対に意識すべきこと」として、2つのポイントを教えていただきました。
①Podcastは「友達」作りのツール
まず一つ目は、「Podcastは友達作りのツールなんだ」ということです。
これはつまり、「リスナーのことを金づるだと思ってはいけない」ということなんですね。たしかに、自分のことを利用しようとする人と、友達になりたいとは思いませんよね。
この講座で樋口さんが一貫しておっしゃっていたことですが、リスナーのことは「友達」だと考える。
このスタンスが、コミュニティ化していく上で何よりも大切なんだと、改めて感じました。
②頑張りすぎない。「続ける」ための秘訣
そして、もう一つ大事なこと。それは「続ける」ということです。
そして、続けるために大事なのは「頑張りすぎない」こと。クオリティを上げすぎず、「ロークオリティでOK」と考える。そして何より、自分自身が「楽しむ」こと。
あまりにも労力をかけすぎてしまうと、費用対効果を考えてしまって、続けるのがしんどくなってきます。そうではなく、頑張りすぎずに楽しみながら続けていれば、結果は後からついてくるんだ、というお話でした。
実は僕も、Voicyを始めて2年くらい経った頃、この罠にどっぷりハマってしまった時期があったんです。それまで順調に伸びていた再生数が、ある時からピタッと止まってしまって…。そこから抜け出すのは、本当にしんどくて、かなり時間がかかりました。
今は当時ほどのしんどさは感じていませんが、「もっと楽に、ロークオリティでもいいんだ」というスタンスは、再度自分の中にインストールし直したいなと思いました。
感動のフィナーレと「音声配信の力」
Day4の最後には、本当に素敵な時間が待っていました。
樋口さんの声がけで、みんなで共通のスプレッドシートに「この講座で学んだこと」や「ポジティブな感想」を書きまくろう!という時間が設けられたんです。
その場にいた30人ほどの参加者が、一斉にスプレッドシートの空いているセルを埋めていく。
「楽しかった」「樋口さん最高!」「友達ができた」…。画面がみるみるうちにポジティブな言葉で埋め尽くされていく光景は、圧巻でした。
これはとてもいい取り組みですね。いろんなイベントで使えそうだなって思いました。
そして、この講座の最後には、AIが作成したという「樋口Campのテーマソング」が流れました。
これは、講座の最初にみんながチャットに投稿した内容をAIに読み込ませて、チューターさんが作ってくれたものだそうです。すごいサプライズで、ちょっと感動してしまいました。
発信を続けることの意味
この光景を受けて、樋口さんが最後のメッセージをくださいました。
「発信さえ続けていれば、世界に影響を及ぼしている」
僕もずっと発信を続けてきた人間なので、この言葉には深く共感しました。
これまで10年以上テキストでそして音声で配信し続けてきた僕がまさに思っていること、そのものでもあります。
音声でも、テキストでも、発信を続けることには必ず意味がある。もし、発信することに踏み出せないでいる人がいたら、この言葉を贈りたいです。
僕にとっての「友達」とは?
この講座を通して、樋口さんが何度も口にされていた「友達」という言葉。皆さんにとって、「友達」とはどんな存在でしょうか。
僕はノンプロ研というコミュニティを8年ほど運営してきて、そこで一緒に色々なことを乗り越えてきた仲間たちがいます。彼らは、きっと「友達」と呼んでいい存在なんだろうな、と思います。
では、このスキルアップラジオのリスナーの皆さんとはどうだろう?「友達」関係になれているだろうか?と考えると、まだまだやれることはたくさんありそうだな、と感じています。
まとめ
4ヶ月という期間でしたが、同じグループのメンバーはもちろん、他のグループのメンバーの個性も知ることができ、一緒に学んだ仲間としての親近感が湧いています。こんなキャンプは初めてでした。
これが、「友達」をつくる音声配信の力なんだな、と。
この4ヶ月で学んだことを、僕のコミュニティ運営や、このスキルアップラジオにもしっかりと注入して、より良い場づくりをしていきたいと思っています。
以上、「COTEN RADIO樋口さんに学ぶ!コミュニティ化する音声配信の極意【後編】〜大切なのは「友達」と「続けること」〜」についてお伝えしました。
引き続き、みなさんがいきいきと学び・働くためのヒントをお届けしていきます。次回をお楽しみに!
この話を耳から聴きたい方はこちらからどうぞ!