「学び直し」に疲れたあなたへ。自分の“本気スイッチ”を見つけてONにする方法

「学び直し」に疲れたあなたへ。自分の“本気スイッチ”を見つけてONにする方法

みなさん、こんにちは! タカハシ(@ntakahashi0505)です。

学び直し」や「リスキリング」という言葉に、少し疲れを感じていませんか?

この記事では、なぜ多くの人がこれらの言葉に抵抗を感じるのかを解き明かし、自分の「本気スイッチ」を見つけて自然と学びに向かうための3つの具体的な方法をご紹介します。

ということで、今回は「「学び直し」に疲れたあなたへ。自分の“本気スイッチ”を見つけてONにする方法」です。

では、行ってみましょう!

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なぜ「学び直し」という言葉に心がザワつくのか

学び直しが響かない理由

学び直し」、ここ数年でよく聞くようになった言葉ですよね。

人生100年時代という文脈や、最近ではAIの急速な進化もあって、より一層その重要性が叫ばれているように感じます。

僕自身も2023年に「デジタルリスキリング入門」という本を書かせていただきました。

しかし、皆さんも薄々感じているのではないでしょうか。

この「学び直し」や「リスキリング」という言葉、どうも多くの人に響いていない、むしろネガティブな感情や心理的な抵抗感を生んで、かえって心を固く閉ざさせてしまっているのではないか、と。

確かに、よくよく考えてみると、これらの言葉にはネガティブな感情が生まれやすい要素がいくつか潜んでいる気がします。

  • ダメ出し感:「このままじゃ通用しませんよ」「変わらないと時代に置いていかれますよ」と言われているような、少し上から目線な感じがしませんか。
  • やらされ感:「学ばなければならない」と強制されているような感覚。これは、僕たちが学生時代から経験してきたことなので、ちょっと敏感になってしまうのかもしれませんね。
  • 今さら感:ある程度の年齢やポジションになると、「今さら新しいことを頑張らなくても…」という気持ちが湧いてくることもあります。
  • 不安感:これまでやってこなかったことに挑戦するのは、誰だって「うまくいかなかったらどうしよう」と不安になるものです。

こうした「ダメ出し感」「やらされ感」「今さら感」「不安感」が、「学び直し」という言葉そのものに染み付いてしまっているのかもしれません。

すでに学んでいる人たちは、何が違うのか?

でも、現実に「学び直し」や「リスキリング」をどんどん実践している人たちもいます。彼らは一体どうして、そんなふうに前向きに取り組めているのでしょうか。

その答えは、実はとてもシンプルです。

彼らは、誰かに「学び直しなさい」とか「リスキリングが必要ですよ」なんて言われるずっと前から、もうすでにやっているのです。

先日、開催されました「ノンプロキャンプ」というイベントでの出来事です。

「時間がないは卒業!小さなスキルからはじめる人生逆転ロードマップ」というテーマのセッションで登壇させていただきました。

そこで、僕も含めて、フナさん、はたさんの登壇者3人の共通認識として挙がったのが「本気でさえあれば、時間は関係ない」ということでした。

「時間がない」は本気度が足りないサインかもしれない

学び続ける人の特徴

「時間がない」って、色々なことの言い訳に使える、とても便利な言葉ですよね。

でも、今の時代、本当に使える時間がゼロという人は、よほどのことがない限りいないのではないでしょうか。

例えば、1日に5分や10分なら、工夫次第で誰でも捻出できるはずです。

では、なぜやらないのか、やれないのか。

それは突き詰めると「本気度が足りていないから」ではないか、という話になりました。本気でないから、言い訳をして「やらない」という選択をしているだけなのかもしれません。

この「本気」というキーワードは、今回の「学び直し」にもそのまま当てはまります。

誰かが何かに「本気」になっている時、目標達成のために知らないことがあれば必死で調べますし、必要なスキルがあれば身につけようとしますよね。つまり、本気で何かに取り組むプロセスそのものが、結果的に「学び直し」や「リスキリング」になっている、ということなんです。

あなたの「本気スイッチ」はどこにある?自分と向き合う3つの方法

では、どうすれば「本気」になれるのでしょうか

このセッションの座長を担当されたはたさんは、後日、「自分がやっている仕事は、別の会社でも価値があるだろうか?」「このスキルは、市場でも評価されるだろうか?」と、市場という物差しで自分を評価してみることをご自身のnoteで提案されていました。

これは素晴らしいアプローチだと思います。

このように自分自身に問いかけ、「自分と向き合う」ことで、「このままでいいのか?」「自分はどうなりたいのか、逆になりたくないのか」を自己認識し、行動のエネルギーに変えていく。これが「本気になる」ためのプロセスなんですね。

この「自分と向き合う」という行為には、大きく3つのパターンがあると考えています。

方法1:環境の変化をきっかけにする(強制的に向き合う)

本気スイッチの押し方1

一つ目は、強制的に自分と向き合わざるを得ない状況に身を置くことです。

例えば、部署異動や転職、上司の交代。あるいは、コロナ禍のような社会全体の大きな変化もそうですね。ライフイベントで言えば、お子さんが生まれたことなどがきっかけになる人もいます。

僕自身も、過去にブラック企業に入ってしまった経験が大きな転機になりました。

ただ、こうした変化は偶然やってくるものが多く、自ら起こそうとすると少しリスクが高いかもしれません。そこで、他の2つのパターンもご紹介します。

方法2:向き合う「習慣」を作る(セルフコーチング)

本気スイッチの押し方2

二つ目は、日々の生活の中に自分と向き合う習慣を取り入れることです。

代表的なのは、日記やブログ、SNSでの発信です。自分の考えをアウトプットし、言語化するプロセスそのものが、自分と向き合う絶好の機会になります。

「毎日書くのはハードルが高い…」と感じる方は、まずは三行日記や、X(旧Twitter)のような短い文章から始めてみるのがおすすめです。

また、僕が以前からおすすめしている「時間の棚卸し」も有効です。

自分が1日をどう使ったか記録して振り返り、「明日はここを少し改善しよう」と考えてみる。これも立派な自分と向き合う行為です。

無理のない範囲で毎日少しずつ続けることで、着実に効果が現れてくるはずです。

方法3:他者の力を借りる(イベントやコミュニティの活用)

本気スイッチの押し方3

三つ目は、自分一人で抱え込まず、他者の力を借りる方法です。

例えば、自分の内面を書き出したり、他の参加者と対話したりするイベントやワークショップに参加してみるのも良いでしょう。

自分では気づかなかった自分の新たな一面に、ハッとさせられる経験があるかもしれません。

また、「ノンプロ研」のようなコミュニ-ティに参加したり、サードプレイスを見つけたりするのも一つの手です。

学び続ける人たちの中に身を置くと、自然と刺激を受けますし、人との対話の中から新しい気づきが生まれることも少なくありません。

まとめ

「学び直し」や「リスキリング」という言葉に、もう振り回される必要はありません。大切なのは、言葉そのものではなく、あなた自身が「本気」になれるスイッチを見つけ、それをONにすることです。

今回ご紹介した3つの方法、

  1. 環境の変化をきっかけにする
  2. 向き合う「習慣」を作る
  3. 他者の力を借りる

の中に、きっとあなたに合うヒントがあるはずです。何かピンとくるものがあれば、ぜひ今日から試してみてください。あなたの「本気」が、自然とあなたを学びへと導いてくれるはずです。

以上、「「学び直し」に疲れたあなたへ。自分の“本気スイッチ”を見つけてONにする方法」についてお伝えしました。

引き続き、みなさんがいきいきと学び・働くためのヒントをお届けしていきます。次回をお楽しみに!

この話を耳から聴きたい方はこちらからどうぞ!

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