
みなさん、こんにちは! タカハシ(@ntakahashi0505)です。
先日6/16に「糸島市100人カイギ Vol.8」が開催されました。

今回もすてきなゲストのみなさんのお話を通して、すてきなつながりの場となりました。
本記事で振り返っていきたいと思います。
ということで、今回は「糸島市100人カイギ Vol.8: 少しずつ未来が変わっているかも」です。
では、行ってみましょう!
糸島市100人カイギとは?
「糸島市100人カイギ」とは、糸島市で活躍するさまざまな分野の方々がゲストとして登壇し、ご自身の活動や想いを語ってくださるイベントです。
集まった人々が交流することで、地域のゆるやかなコミュニティをつくることを目指します。
5人のみなさんに登壇いただくイベントを20回。全部で100人登壇したところで、解散というルールになっています。
今回は、その8回目ということになります。
登壇者みなさんの想い
今回のイベントでは、本当に個性豊かな5名の方がそれぞれの活動や想いを語ってくれました。
ご紹介していきましょう。
厨勝義さん(石鹸工房KURIYA 代表)
もともと翻訳業をされていた厨さんは、東日本大震災のボランティアをきっかけに宮城に移住されたそうです。
そこで地元に関わる仕事がしたいと考え、たどり着いたのが石鹸作りだったとのこと。宮城県名産の海藻をつかった石鹸づくりをされていました。
その後、結婚を機に、地元である福岡へ戻られ、石鹸事業を続けていらっしゃいます。
厨さんのお話は「石鹸のススメ」。石鹸の奥深さだけでなく、時折笑いも交じる楽しいものでした。
なんでも、厨さん宅のお風呂の写真を見せていただきましたが、そこには石鹸が一個あるだけ。それで、身体だけでなく髪も、そしてお風呂自体も石鹸で洗えばOK、と。エコにもなるし、断捨離にもなりますね。
ところで「石鹸」って何からできているかご存知ですか?
僕もよくわからなくて、とても興味深く聴いていたのですが、本来は油(オリーブ、パーム、ヤシなど)と水酸化ナトリウム(木の灰からとれるアク)というシンプルなものでできているんです。
しかし、市販のものは大量生産のために色々な物質が入っており、某シャンプーの原材料表示を見せてもらった時には驚きました。
食べるものには気を遣うのに、身体を洗うものにももっと気を遣うべきではという厨さんの言葉には、たしかに…と納得です。
自然で肌にやさしい石鹸、「石鹸工房KURIYA」でチェックしてみてくださいね。

石田直輝さん(九州大学 理学部化学科3年(休学中))
石田さんの発表タイトルは「感動を創造する」。「感動」を起こすに「欲求」が重要とのことで、そのテーマを追求されているそう。
元来、チャレンジが大好きで、これまで高校、大学ともに受験はE判定だったにもかかわらず挑戦、見事合格。
大学に入ってからも、九州大学でのインターン、学生団体の立ち上げ、NPO活動など、様々なことにチャレンジされたそうです。
しかし、あまりにも色々なことをやりすぎて、一時期はうつ気味になってしまったとか。「自分は何が得たいのか?」という問いに悩まれてしまいます。
そこで、自分の想いをSNSや動画で発信するという活動をはじめます。そして、そこに専念するために休学を決意。
現在は発信つながりで「福岡学生祭すいと~よ」の広報部長も務められています。
9月7日に福岡市役所西側ふれあい広場で開催されるという、大学生が福岡をプロデュースするお祭り。
石田さんの今の「欲」は「映像を作りたい」、そして10年後には「芸能人になりたい」という大きな夢を語ってくれました。彼のこれからの活躍が本当に楽しみです。
原拓也さん(一般的な会社員)
原さんは福岡出身で、新卒で仙台に配属された会社でのブラックな働き方から、リモートワークに憧れて独学でプログラミングを学んだという経緯をお話しくださいました。
なんと、僕が以前仙台で唯一開催した、2019年のノンプロ研仙台イベントでお会いしていたんですね~。その後、一時期ノンプロ研に入会されていました。
先日の100人カイギを通して、奇跡的な再会を果たし、そのときは僕も驚きを隠せませんでした。
1ヶ月前に糸島に移住されたばかりという原さん。今はめでたくフルリモートで情シスのお仕事をされているそうです。情シスのお仕事は、アカウント設定や問い合わせ対応、キッティング、ネットワーク設定、セキュリティ対策など、たいへんそうですけど、糸島でのフルリモート、幸せそうなようすが漂ってきました。
今は、産直市場で売っているお魚を捌けるようになるという新しい目標もできたそうで、糸島での生活を楽しまれている様子が伝わってきました。
スギノシホミさん(抹茶にこん 点茶人)
休憩を明けてスギノさんの出番。司会のわおんさんの「どうぞ!」の合図と共に、ステージ上に敷かれた畳の上で、お抹茶を点てるパフォーマンスを披露してくださいました。
スギノさんはもちろんのこと、会場の皆さんもスギノさんの一挙手一投足に完全集中。
エアコンの音がこんなにも聞こえるかというくらい、誰もピクリとも音を立てずに見守っていました。
できあがったお抹茶は、司会のわおんさんへ。
その5分という時間を通して、スギノさんが伝えたかったのは、忙しい日々の中にイライラやモヤモヤで心が揺らぐ時に、それをリセットする「間」を設けてほしいという想いでした。
「茶道」と聞くと特別なものという印象があるかもしれませんが、今回のように5分でもいいし、畳一畳とお盆一つくらいのスペースがあれば十分だというお話。気軽に取り組んでいただきたいとのこと。
後ほどお話を伺ったところ、あんなにたくさんの方に見られている中でお茶を淹れるのは初めてで、少し緊張したとのこと。そりゃそうですよね!
そんな貴重な体験をさせていただき、本当に感謝しかありません。
みついまゆみさん(一般社団法人イドベタ代表)
みついさんは、ひょんなきっかけからテレビ番組のディレクターになられたそうです。みんなでつくる、テレビの仕事。本当にたくさんのことを学ばれたそう。
これまで100本もの環境番組を手がけてきたとのことですが、ある時、これだけ番組を作ってきたのに環境問題が全く改善されていないということに気づかれたそうです。
そこから「リアルで伝える」という活動をしようということで、「イドベタ」という一般社団法人を立ち上げられました。
「イドベタ」という名前には、「I do better × We do better = eco-friendly」という想いが込められています。
そして、前原商店街にオープンした「めぐるラボいとしま」を拠点に、サーキュラーエコノミー、特に海洋プラスチックごみを製品として生まれ変わらせたり、イベントで活用したりという取り組みをされています。
「ゴーストギア」と呼ばれる、海を漂う漁網ゴミが、グリーンカーテンやサンタクロースの衣装に生まれ変わったり。廃棄された漁業用「ブイ」をスピーカーに生まれ変わったり。
現在、1.5億トンもの海洋プラスチックが海に漂っているそう。それによって、毎年10万頭もの海洋哺乳類の命が奪われているとのこと。
深刻な環境問題、そしてそこに情熱を注いでいる方がいるということを知られる貴重な機会となりました。
何か新しい出来事はありましたか?
会がはじまる前、準備を終えて一息ついているとき、わおんさんから「これまで8回やってきて、何か新しい出来事が起きたりはありますか?」と声をかけられました。
その時は、たくさん起きているような気もするけれど、あれ?具体的にはどんなことがあったっけ…と、すぐに言葉が出てこなかったんです。準備で気が急いていたのもあったかも知れません。
でも、落ち着いて振り返ってみると、色々と思い出しました。
僕自身、知り合いがすごく増えました。登壇者の方々を紹介してくださることもありますし、何かの話題について話しているときに「その話ならあの方と話をすると面白いですよ」と教えることができるようにもなりました。
あまり、気づいていないけれども、この場とそのつながりを通して、お互いに小さな影響は間違いなく与えているわけですね。
これからも、このゆるやかなコミュニティが、たくさんの新しい出会いと可能性を生み出していくことを楽しみにしています。
まとめ
以上、「糸島市100人カイギ Vol.8: 少しずつ未来が変わっているかも」についてお伝えしました。
次回はコチラです!糸島のみなさん、ぜひご参加くださいね。

引き続き、みなさんがいきいきと学び・働くためのヒントをお届けしていきます。次回をお楽しみに!
この話を耳から聴きたい方はこちらからどうぞ!